【これまでの活動５】風化していく戦争の跡

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ぼくは2019年に激戦地となったパラオ諸島にあるペリリュー島に行ってきました。

ペリリュー島には、日米両軍の戦車や、日本軍の零戦、大砲などが残されています。

ぼくは、それらの戦跡を目にして「当時の状況を感じることができるのはいいことだ。沖縄の戦跡もできる限り当時のままで残っていってほしい」と思いました。

ただ先日、戦争体験者の講話を聞きに行った際、次のようなお話がありました。

「わたしが悲惨な体験をした場所は、いまは住宅街になっています。もう当時の面影は残っていません。でも、だからこそ、わたしは何十年ぶりにその場所に行くことができました。あの場所が、沖縄戦の当時のままだったら、わたしは絶対にあの場所へは行くことができない」

ぼくはその言葉を聞いてハッとしました。

「戦争の跡がいつまでも残ってほしい」というのは、戦争を体験していない立場だからこそ言えるのだと。

ぼくは今も「戦争の跡は、できる限りそのままで残ってほしい」と思っています。

だけど、その跡が残ることで、いまだに苦しむ人がいることも忘れてはいけないと自戒しました。

今日もご一読いただきありがとうございます。

あさってからいよいよ千葉に向かいます。