プロジェクト概要

潜伏キリシタンの歴史を後世に。久賀島に資料館を建設します!

 

はじめまして、上村敏雄と申します。1999年5月30日、市役所職員として働いていたころに、たまたま目にした「長崎浦上の信徒流配(流罪)事件」にまつわる新聞記事から、潜伏キリシタンのことを知りました。

 

その記事をきっかけに調べていくうちに、先祖が迫害を受けていたことを知り、そこで自分が潜伏キリシタンの末裔である、という事実を知ります。

 

そして今回、長崎県五島列島にある久賀島に、潜伏キリシタンの資料館を開設しようとプロジェクトを立ち上げました。久賀島は、明治元年9月に政府による厳しいキリシタン弾圧があった島で、老若男女約200名が収監されました。その地で、築50年の民家を資料館に改修して、当時のキリシタンたちの様子に触れられる資料を展示したいと思います。

 

物件の改修費用はまかなえたものの、資料を展示するためのケースが準備できておりません。どうか、皆さまのあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。

 

開館に向けて準備を進めております

 

久賀島でのキリシタン弾圧の歴史

 

1865年、長崎県の大浦に天主堂というカトリック教会が建てられました。これを機に、各地で潜伏していたキリシタンたちは、神父に会うために密かに教会を訪れました。そして、真の洗礼を授けてもらい、各地から集まった信徒たちはそれぞれの地に帰り、役人に対して自分たちはキリシタンである旨を表明しました。

 

そのため、明治政府はキリシタンを捕縛し、浦上四番崩れや五島崩れと呼ばれる、大規模な潜伏キリシタンの迫害事件が起こりました。その五島崩れ発祥の地が、久賀島です。

 

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潜伏キリシタン迫害事件が起きた久賀島

 

わずか6坪ほどの狭い牢に、約200名が押し込められたと言われています

 

明治元年9月、明治政府のキリシタンに対する厳しい弾圧により、久賀島の信徒が捉えらえ、厳しい拷問を受けました。約200名の信徒が、わずか六坪の家牢に収監され、身動きすることも困難で、人の身体にせり上げられて足さえ地に着かない者もいて、さながら人間の密集地獄だったと言われています。

 

このような過酷な環境の中、寒さと飢えから幼い子どもや老人から力尽きていき、結果的には42名の信徒が亡くなりました。このような悲惨な状況は、外国人神父によりヨーロッパにも伝わり、明治政府は外国領事をはじめとした各国からの抗議を受け、拷問を中止。やがて、禁教は解かれることとなりました。

 

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末裔として、ご先祖様の歴史を語り継いで行くために

 

重要文化財である旧五輪教会堂もある久賀島に、資料館の建設を!

 

久賀島には、国の重要文化財に指定されている旧五輪教会堂があります。この教会を含む、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産は、2018年に世界遺産の登録が予定されています。また、今年は久賀島にて潜伏キリシタンたちが収監・殉教してから150年を迎える節目の年でもあります。

 

そのタイミングで、当時の潜伏キリシタンの身に起こった事実を後世に伝えることは今を生きる末裔の役目だと思い、資料館建設に向けて動き出しました。

 

展示する資料は、全国各地にいる五島列島にゆかりのある方々や、キリシタンの方々にお声かけしたり、一部はブラジルやポルトガルから収集したりして、合計200点以上を集めました。

 

海を越えて収集してきた資料も

 

こうした資料の中には、普通の灯篭のように見えて、下部の周囲を彫りくぼめてマリア像が陽刻してあるもの、古伊万里と思われる皿に十字のしるしがあるもの等、収集する中で印象的だったものもあります。ぜひ、多くの方にご覧いただきたいと思っております。

 

これまで、久賀島内にある築50年の民家を資料館へ改修するために、多くのご寄附を賜りましたが、資料展示に必要なケースの購入費用が不足しており、今回プロジェクトを立ち上げた次第です。

 

【資料館詳細】
名称:久賀島潜伏キリシタン資料館
オープン予定日:2018年10月1日
住所:長崎県五島市久賀町542
アクセス:長崎港-福江港→フェリーで3時間10分、福江港-久賀島が20分

※改修する民家の所有者も、久賀島で迫害を受けた潜伏キリシタンの末裔の方で、今回ご協力いただきました。

 

資料館に改修予定の古民家

 

開館後には、定期的に展示物を入れ替えて、常に新しいものに触れていただけるようにいたします。また、より多くの方に資料館に訪れていただき、潜伏キリシタンの歴史を知ってもらえるよう、長崎国際コンペンション協会の行うツアーへの参入や、五島市観光協会への加盟などを検討しています。

 

1549年にザビエルの上陸とともに伝来したキリスト教。その歴史には、久賀島で起こったような長い迫害の事実も含まれています。そうした事実を後世に語り継いでいくために、今回のような潜伏キリシタンにまつわる資料館の存在は重要だと考えます。

 

どうか、皆さまのご支援・ご賛同をお願いいたします。

 

島内にある重要文化財 旧五輪教会堂と共に、潜伏キリシタンの歴史を後世に残していきます!

 


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