1匹でも多くの命の幸せのために、保護活動を継続していきたい！

残り10日を切りました。

少しでもネクストゴールに近づくように

最後までよろしくお願いいたします。

 

今日のほごっこファイルは

私がお世話した中で一番小さかったひなちゃんです。

ひなちゃんは動物愛護センターから引き取った時

生後一週間未満で体重はわずか80gでした。

3匹兄妹だったのですが、1匹は動物愛護センターで

もう1匹は引き取った翌々日に亡くなりました。

引き取った4日後のひなちゃん

 

ひなちゃんを入れていたケースを

「生きていますように」と祈りながら覗く日々。

息をしてくれていること

鳴き声を上げてくれていること

動いてくれていることに

毎回感謝していました。

 

私の心配をよそにひなちゃんはスクスク育ってくれました。

とても生命力の強い子です。

ミルクもよく飲み

いいウンチを出して

毎日きっちりと体重が増えていきました。

血液検査が済むまで隔離されていたひなちゃん

いつまでも見ていられる可愛さです。

 

血液検査が済むまでは猫と一緒に遊べないので

ハリー先輩に遊んでもらっていました。

 

血液検査が済んで、隔離から解放されると

いっぱい遊んで

いっぱい甘えて

いっぱいいたずらして

天真爛漫に毎日楽しく過ごしていました。

 

ひなちゃんにはずいぶんと早い段階で

「ひなちゃんを家族にしたい」と

言ってくださる方がいらっしゃいましたが

日中お留守にされるお宅ですので

すぐにはお渡しできませんし

かといって1ヶ月以上先の予約は受け付けたくありません。

予約されても気が変わることもあるだろうし

事情が変わって飼えなくなることもあるでしょう。

そうなると「予約済み」になってしまった子の

幸せになるチャンスを逃してしまいます。

ですが、その里親希望の方は

「絶対に気が変わらない。何があっても飼う」

と強く強く希望されました。

「ひなちゃんを他の人に取られたくないっっ！！」と

それはそれは気合いの入ったお願いで

そこまで惚れ込まれて家族に入れてもらえるのは

とても幸せなことだと判断し（根負けし）

「予約済み」とさせていただきました。

 

そして生後4ヶ月になって

里親さんの元へと巣立ちました。

 

遠方のお宅で片道約1時間半ほどかかったのですが

ひなちゃんはキャリーの中でへそ天で寝たり

一人遊びしたりと、まるで遠足に行く子供のようでした。

里親さん宅に着いても

何年も前からそこに住んでますって顔して寛いで

喉をゴロゴロ鳴らして、里親さんに擦り寄って

ゴロンと寝転がって、甘えん坊ぶりが半端ありません。

里親さんもこの日を待ち焦がれていたように

ひなちゃんもここに来る日を待ち焦がれていたんだなって

感じました。

 

ひなちゃんは名前をひのりちゃんに改めて

とても可愛がられて幸せに暮らしています。

 

 

体重80ｇから1600ｇ

20倍に成長して卒業です。

 

ひなちゃんは生きられなかった兄妹の分まで

しっかりと幸せを掴んでいます。