【最終報告】ご支援、応援してくださったみなさまへ
一般社団法人保護猫応援ファームから
ご支援、応援してくださったみなさまへ
みなさまのおかげで、当団体でお世話をしている猫ちゃん達は、なんとか昨年の寒い冬を乗り越え、無事にあたたかな春を迎えることができました。
また、2022年9月以降、皆様にクラウドファンディングでご支援を頂きました後は、多頭飼育崩壊現場よりレスキュー活動を実施したり、遺棄猫を保護をしたり、TNR現場から新たに現れた子猫の救出をしたりと、助けを必要とする沢山の尊い命と向き合って参りました。
これは、今回皆様のご支援があって実現できたことです。9月のクラウドファンディングが実現していなかったら、多頭飼育崩壊現場からのレスキューは、お断りをせざるを得ませんでした。
ここに改めまして、心より、御礼申し上げます。
みなさま、優しいお気持ちを頂きまして、本当に有難うございました。
Instagramで当団体の活動報告等をご覧頂いている方には、再びの報告となりますが、改めまして、以下にプロジェクト最終報告としてご連絡させて頂きます。
プロジェクト終了報告
プロジェクト名:殺処分ゼロ!保護猫活動を継続し譲渡の輪を広げたい!
①2022年9月末より、多頭飼育崩壊現場より16匹の猫ちゃんを保護しました。
こちらの現場では、屋内外自由環境にて45匹以上の猫ちゃんがおり、不妊去勢手術が行き届かない中、多くの報われない命が産まれてしまっている状態でした。当事者様との話し合い等を複数回実施し、不妊去勢手術の必要性や、手放すことへの説得等を重ね、16匹の子について当団体が引き取りました。猫エイズ・白血病の検査、風邪症状の治療、ワクチン接種等の医療費、餌代、猫砂代等にご支援金を利用させて頂きました。
(この現場のその他のすべての猫に対しては、全頭不妊去勢手術を実施し、適切な餌やりをしていることを確認済みでございます)
そして当団体でレスキューした16匹のうち、無事におうちを見つけ、14匹の子が当団体を卒業していきました。2023/3/31現在、2匹の子については、貰い手募集中となります。
【Before】
【After】
②岡山県内遺棄猫の保護
岡山空港近くの山道にて、捨てられていた子猫を保護しました。同様に初期アプローチのため、医療費等にご支援金を充当させて頂きました。こちらの2匹も、無事に家族を見つけまして、当団体を卒業し、現在は、家族のもとで幸せな毎日を送っております。
【Before】
【After】
③TNR組現場からの保護
近隣エリアから新たに姿を見せるようになった猫から産まれ、生き延びていた生後4か月の子猫2匹を保護しました。こちらも同様に、初期アプローチを終えまして、現在は貰い手募集中となります。いつも一緒にいた2匹のオス猫兄弟です。警戒心が強く、人馴れには少々時間がかかっておりますが、猫の学校と化した当団体のおうちの中で、多くの猫や私たち人間に毎日触れ合い、最近は愛らしい姿を見せてくれるようになりました。特に福豆くんについては、今では人にすっかり甘えられるようになりました。引き続き、一生のおうちが見つかるまで、当団体にて人馴れ訓練を行いながら、貰い手さんからの連絡を気長に待ちたいと思います。
※2匹の兄弟猫と、TNR組のかぐやちゃんから産まれた豆餅くんについて、去勢手術を実施しました。
【Before】
【After】
↑大福くん ↑福豆くん
【Before】 【After】
↑豆餅くんの子猫時代 ↑現在
(※豆餅くん家族を見つけて卒業しました)
④TNR組現場でのお世話について
当団体では、引き続きTNR実施現場にて、約20匹程の猫ちゃんについてお世話をしております。餌代、(外に設置しております)トイレ砂だけではなく、負傷した際の投薬代等についても費用が必要となり、それら全て自己資金にて充当しております。
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【ご支援頂きました支援金に関する収支報告】
- READYFOR支援総額 586,000
- READYFOR手数料 110,352
- 当団体入金額 475,648
①動物病院医療費
(不妊手術・ワクチン・ケガや病気の治療費など) 381,030
②餌・トイレ砂・ゲージ・ペットシーツ・キャリーなどの一部 94,618
※①+②=475,648円
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・不妊去勢手術代
・ノミダニ駆除
・ケガや病気の治療費、投薬代
・子猫用ミルク代
・毎日の餌、猫砂代
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最後に
多頭飼育崩壊現場で生きていた猫、山道に遺棄されていた猫、野良猫から産まれて生き延びていた猫、それぞれバックボーンが異なり、体も心も傷を負ってしまった、多くの猫ちゃんたち。私がその子たちをレスキューしていつも感じることは、「どの子も本当に同じ、ただの「猫」である」ということです。
人馴れにかかる時間は個体差様々ですが、月日が経てば、必ずどの子も、へそ出しスタイルで安心して眠るような、所謂「家猫」となんら変わらない、ただの「猫」になります。
飢餓に苦しみ、事故や怪我といつも隣り合わせで、常に警戒し、恐怖に怯えている、過酷な状況下の猫。保護する際は、多くのエネルギーを必要としますが、たちまち一度保護してしまえば、時間とともに、本当に可愛らしい「ただの猫」にどの子も様変わりしていきます。
本当は、「野良猫」なんか、存在していないということ。
もっと多くの人に届き、不幸な命が一刻も早くなくなるよう、幸せな動物たちが増えるよう、心から願ってやみません。
みなさまに、当団体の保護猫活動について、引き続き応援して頂けましたら幸甚でございます。今後とも、末永いお付き合いの程、何卒よろしくお願い申し上げます。
一般社団法人保護猫応援ファーム
代表理事 渡辺 梢
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◆当団体はInstagramをメインに活動報告を実施しております。