プロジェクト概要

 2018年は相馬の方々にとって、特別な年です。

震災から7年、今年の夏。

やっと相馬市の原釜・尾浜海水浴場が海開きを迎えます。

 

福島県浜通り、ここに暮らす人にとって海は、「自分を育ててくれた大きな存在であり、一度は悲しい海になり、それでもやっぱり愛しい、海。」なんだそうです。

 

 

あの日、言えなかった「おめでとう」。

 

2011年の春、相馬市は卒業式の日の東日本大震災。

直後に迎えた入学式で「おめでとう」と大きな声ではなかなか言えなかった。

相馬に暮らす、とあるお父さんのお話を耳にしました。

 

私、シンガーソングライターのLOVEと申します。

 

そのお父さんの言葉をきっかけに、「がんばって」の代わりに、「おめでとう」の言葉を添え、相馬市の小学校の入学式/始業式に合わせて、主催する音楽イベントからささやかな文房具ギフトを贈り始めました。

 

最初の年に文房具を受け取ってくれた子ども達は今年中学生です

 

この6年間、のべ6,800人の小学生が「入学、進級おめでとう」の文房具を受け取ってくれました。そして、最初の年の子どもたちが、今年は無事中学校に入学。今日に至るまで、福島県相馬市の子どもたちや保護者の方々、先生方とのご縁が続いています。

 

地元の漁師さんも保護者のお一人で、まちづくり有志のメンバーでもあります

 

 

2012年から主催している、音楽イベント「LOVEの今日ここにいるという事」通称「今日ここライブ」は、私の故郷大阪と在住の東京にて毎春二都市開催。たくさんの方々のご協力を得て、チケット代の一部と会場での募金が相馬への文房具に変身しました。

 

6年目、2017年春の東京EX THEATER公演。毎年みんなで文房具に「おめでとう」を込めました

 

 

”今日ここライブ”は、2020年までこれから3年間、現地相馬市にて継続開催が決まっていて、ここから、相馬のまちづくりと並行して共に歩んでいきます。

 

そんな今日ここライブ相馬開催の1回目と、相馬の7年ぶりの海開きが重なった今年。おめでとうを贈るという今日ここライブのコンセプトに、「新しい青」の絵の具で海開きを祝おう、というアイデアが新たに生まれたのです。

 

 

相馬に希望の色でおめでとう。

震災後初の海開きに、「新しい青」を。

 

世界で200年ぶりに発見された「永遠に色褪せない、新しい青」

アメリカオレゴン州立大学の新素材開発研究所で、マス・サブラマニアン教授のチームが、目も覚める鮮やかな青に輝く新しい顔料を発見したのは2009年のこと。コバルトブルー以来、世界で200年ぶりに発見された新しい青の顔料なんだそうです。

 

インジウム、イットリウム、マンガンからできているこの顔料、原名YInMn Blue(インミンブルー)

 

 

私がそれを知ったのは2017年の春でしたが、その時「これだ!」という確信に近い、とてもいい予感がしたのです。YInMn Blue(インミンブルー)の特性は「100%紫外線をはじく」ということ。つまり、永遠に色褪せない、「永遠の希望になりうる青」だと言われています。

 

私はこの6年間、相馬を軸に、福島県を知りました。

広い県内、地域差はありますが、長くかかる復興、長くかかる課題、まだまだあります。

 

向き合い続けるには、相当の意思や気力がいるもの、と思っていましたが、少しだけ違いました。必要なのは、同じくらい、もしくはそれ以上に永く続く、色褪せない希望だったみたいです。

 

だって、この新しい青の話を相馬の方々にお話しした時、まだ見てもいないのに、彼らの目が輝いたのです。

 

「LOVEさん、その青で何ができるだろう」とすぐさま地元の有志の方々が海開きについて楽しそうに話し始めて、その場でだんだんそれは真剣なまちづくり案の議論になっていきました。

 

そんな姿を見て、「この新しい青で相馬の海開きを祝いたい。子どもたちに絵を描いてもらいたい。そしてこの青なら、相馬から福島全域にも日本全国にも、永い希望を発信できる」と、私は確信したのです。

 

 

新しい青が「SOMA BLUE」絵の具になるまで。

 

初めてこの顔料(粉状)を取り寄せてボトルを開けた時、あまりに鮮やかな「新しい青」を見て、私はとても、とても、感動しました。

 

せーのでボトルを開けた時、部屋にいた一同から拍手がおきました

 

そこで、とある老舗絵の具メーカーのご協力を得て、「新しい青」絵の具の試作品を作ってみたところ、とても美しく鮮やかな青い絵の具が出来上がりました。熱への耐性も82°まで確認できています。

 

私はそれを「SOMA BLUE」と名付けました。

おそらくですが、インミンブルーを使った絵の具などは日本ではまだ商品化されていないので、日本初の使用可能な絵の具になると思います。

 

2018年3月。テストで出来上がった「SOMA  BLUE」絵の具

 

「こどもたちに残したいまちづくり」を相馬の方々と共に具現化していく案はつきません。

 

私は、今年の海開きを祝いたい。海の家、看板、モニュメントなど、遊びに来る人たちに見える形で、海水浴場の新たな旗あげをSOMA BLUEで彩りたい。

 

相馬の方々は、この海開きを皮切りに、次は来年海岸沿いに作られる公園、その遊具や公園を彩りたい。タイルなどに子どもたちに絵を描いてもらって海沿いを彩りたい。という声もあります。

 

作る絵の具の量によってできることは増えていきます。

 

今日ここライブの相馬開催と同じ、これから3年をかけて、「SOMA BLUE」絵の具の青でできる相馬のまちづくり、私はそこにある思いを発信したいと思っています。それは、こどもたちだけじゃなく、全国の大人の方にこそ伝えたいメッセージです。

 

 

 

絵の具は作れる。

でも、ひとりひとりの想いが吹き込まれて、希望の色になる。

 

「音楽の力でどれだけ世界の色や空気が変わるか見てみたい」と常日頃から思っている私が、少しだけ音楽の枠を超えてでも作ってみたいと思った「SOMA BLUE」。

 

絵の具は作れることもわかりましたし、私が一方的に海開きを祝う事もできるでしょう。一社スポンサー、もしくは行政に出資をお願いしてもいいかもしれません。

 

でも、それでは私のイメージするSOMA BLUE絵の具は完成しないのです。

私は、劣化しない青い絵の具ではなく、「色褪せない希望」を伝えられる絵の具を、みなさんと作りたいのです。

 

3年後、日本は2020年東京オリンピックを迎え、世界から注目され問われる事も多いでしょう。復興と共に、長期的な課題と取り組む福島県にとって、そして日本全国にとっても、その時、世界に胸を張って「解決した」と答えられるとは限らない未知な課題だってあります。

 

その時までに、この美しい青を、一人でも多くの人に見て欲しい。

その手に持ってみて欲しい。

そして、相馬のことを覚えていて欲しい。

 

私たち、みんな一度は子どもでした。

その延長線上の、「今日」「ここ」にいるという事。

人知れず悔やむ事もあるけれど、「こんな自分でいたかった、こんな未来が見てみたかった」という、その気持ちは、希望だと思います。

 

私も僕も、と思ってくれる方々は、どこにいてもいいのです。相馬にいてもいいし、相馬からどれだけ遠く離れていてもいいのです。みんなで伝える「おめでとう」から始まる、未来を見てみたいです。

 

太平洋に面する福島県の海沿い、相馬市という、人口3万6千人の港まちの海開きへ。「子どもたちに残したいまちづくり」を行う人たちや、その背中と海を見て育つ子どもたちと一緒に、私たちみんなが未来の'青'写真を描ける、絵の具を。

 

原料のYInMnBlue(インミンブルー)は、実際、通常と比べて大変高価な顔料です。2020年までこれから3年間。この「SOMA BLUE」絵の具とともに、「色褪せない希望」を心に持ってくださる方と、一人でも多くご一緒できる事を願っています。

 

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||みなさまよりいただいたご支援は、顔料を購入費/「SOMA BLUE」絵の具を作成費に充てさせていただきます。

*作成期間:2018年6月末完成予定

*制作量:絵の具 約20リットル予定(目標額200万到達時)

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この青を持って、相馬を想う。特別なお礼。

 

ご協力へのお礼品として、応援コースはSOMA BLUEポストカードをお返しします。またギフトコースには陶器と、アクセサリーを制作しました。

 

ガラスアクセサリーは、ネックレス、ネックレスとピアスのセット、キーチェーンの三種類。「新しい青」YInMn Blue(インミンブルー)の顔料をそのまま込めています。さらさらと揺れる鮮やかな青がとても美しいアクセサリーです。

色褪せない青、「永遠の希望になりうる青」ですから、お祝いや贈り物としても最適なギフトにもなります。永遠の愛を誓うにも、ウェディングシーンにて大切にされている「something blue」としても、最適で特別な青になると思います。

 

 

 

 

 

また、ご協力いただいたのは、300年以上続く指定伝統工芸品である福島県の大堀相馬焼、震災後、新白河に新しい窯を開いた松永陶器店。他の青を混ぜる事なく「新しい青」の顔料で研究して「日本初の上絵薬」を作っていただきました。オリジナル特注の陶器になります。

 

 

これから3年間、あなた自身が下を向く事がある時にも、ぜひこの新しい青を見てご自分の力を想い出してくださいね!

 

 

チーム SOMA BLUE紹介

 

 シンガーソングライター LOVE  

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毎年、少しずつ変わってきた空気と変わらない海の青を、相馬で見てきました。この6年間の全てのご縁に感謝します。これから新たに「新しい青」と出逢えた私自身の喜びも皆様にお届けできたら幸いです。ご協力、よろしくお願いします!

 

 

 クリエーティブディレクター 並河進 

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相馬を訪れたとき、空の青と、海の青が、印象に残りました。

 

震災で、その青が傷ついたとしても、新しい青を、自分たちは、自分たちの力で描くことができるんだ。そう感じられる体験を、相馬の子どもたちに届けられたらと思います。応援、どうぞ、よろしくお願いします。

 

  相馬原釜漁港・漁師、菊地基文  

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7年前の震災で私たちはかけがえのないモノをたくさん失いました。まさに心はブルー一色でした。ですが、その一方で震災がなかったら出会うはずもなかったLOVEさんや様々な分野の方々との繋がりを持つことができました。これからこのまちの主役になる子どもたちのために、この“幸せになれる青”で相馬を染めていきたいと思いますので、共感していただければ応援のほどよろしくお願いいたします。

 

 

 大堀相馬焼 松永窯4代目、松永武士 

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200年ぶりの貴重な「青」と300年続く伝統工芸の奇跡的なコラボレーションが実現しました!

今は別の場所で製作してますが、浜通りを思い出せる「青」を使ってこれからもチャレンジしていきます!2020年の東京オリンピックを超えて100年先200年先も地域の誇りとなりますように!

 

 

 

 インミンブルー発見者のマス・サブラマニアン教授 (サポートメンバー) 

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インミンブルーに対するその'愛'を知り、大変嬉しく思います。それ以上に、想像を絶する原発事故を経験した福島の子ども達への思いにもです。また、私たちのインミンブルーの発見にインスパイアされたというその素晴らしい道のりの中で、このインミンブルーがお役目を持ったということにも感動しています。皆様の幸運を祈っています。

 

 

  


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