【異常気象】【死の病】炭疽菌~たんそきん~に侵された農家を助けて!

【異常気象】【死の病】炭疽菌~たんそきん~に侵された農家を助けて!

支援総額

721,000

目標金額 700,000円

支援者
44人
募集終了日
2021年10月22日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

自己紹介

はじめまして。

静岡県の賀茂郡東伊豆町熱川のイチゴ農家「いちごらんど中西」です。20年間、いちご狩り一筋に家族で頑張っている観光農園です。

いちごらんど中西の紹介

伊豆半島は関東近郊の観光地です。

豊かな海の幸と山の幸、源泉に恵まれ、寒暖差のない穏やかな気候が特徴です。

伊豆熱川駅は熱海から下田までをつなぐ伊豆急行、スーパービュー踊り子の停車駅でもあります。

 

海岸線の国道から急な坂を上ると山の斜面を切り開いて作った階段状のハウスが18棟見えてきます。

こちらが当園になります。

18棟、全てイチゴ栽培用のハウスです。

イチゴの品種は章姫と紅ほっぺ。

その日の生育状況によりご案内するハウスを変えています。

 

ペットや障害を持った方にも気軽にいちご狩りを楽しんでもらえるようにバリアフリー化なども進めています。

 

プロジェクトを立ち上げたきっかけ

異常気象

近年、伊豆半島では地球温暖化の影響により気候変動が激しく、台風直撃や長雨、ゲリラ豪雨が立て続けに発生しています。

異常気象は農作物も影響を与え、近年、伊豆特産のニューサマーオレンジをはじめ、特産物の収量が減少しております。

伊豆半島の農家として大変心苦しいです。

 

イチゴも例外ではありません。

細菌感染による農作物の被害が年々増大し、対策と処分に手間と時間がかかるようになりました。

 

イチゴの病気

イチゴ農家を悩ませる病気は大きく分けて三つあります。

 

  • うどん粉病
  • 灰色カビ病
  • 炭疽病~たんそびょう~

 

これらの病気はイチゴ農家をしていく上で避けては通れない植物の病気です。

人間とコロナウイルスのように、退治しては、変異を繰り返し、感染していく、植物の感染症です。

 

原因は細菌です。

細菌といっても、人間に害を及ぼす程の強い菌ではないので食べても問題はありません。

(勿体ないので、従業員は摘果したものを食べています。)

 

しかし、放置すると見た目が悪くなり、最終的に苗が弱り死んでしまうので、発見次第、摘果し、廃棄しています。

 

この三つの病気の内、最強の細菌が炭疽病です。

植物界の死の病です。

 

炭疽病とは?

炭疽病はカビが原因の病気で、野菜・草花・果樹・庭木などに発生します。主に葉に発生しますが、イチゴやウリ科植物、柿やトマトなどでは実にも発生することがあります。特に果実の場合は斑点の部分が腐り、茎や枝の場合は斑点が生じた部分から上部が枯れてしまうので、被害が大きくなります。

となりのカインズさん

 

 炭疽病にかかってしまった苗は根本ごと抜き、密閉された袋に入れて廃棄します。

炭疽菌に侵された苗は、実をつけることなく、死んでいきます。 

 

「お客様が来園される時に最適な収穫量を確保する」

 

これは観光農園を最低限の仕事です。

 

 細菌感染により苗が死んでしまうと、死んだ分の苗は別の農家から購入しなければなりません

新たに購入した苗は生育が遅く、冬休みや春休みの来客ピーク時にうまく実をつけることができず、伊豆特有の海風吹く湿気の多い環境に慣れず、ストレスで生育がストップしてしまうことがあります。

新しい苗を迎え入れる時は、なるべく苗が若いうちに、受け入れ、徐々に受入れ先の環境に慣れさせていくことが大切なのです。

 

災害に翻弄される観光農園

近年、伊豆半島は急速な温暖化により亜熱帯のような激しい気候変動が続いています。

令和元年度6月には、巨大台風が竜巻を生み出し、ハウスは倒壊し、壊滅的な打撃を受けました。

台風15号で倒壊したハウス

いちごらんど中西HP

昼夜休むことなく働き、何とか立て直したものの、 

翌年のイチゴ収穫最盛期の12月~5月にかけては、新型コロナウイルスにより、緊急事態戦宣言が発令。

観光客は激減し、必死に間に合わせたイチゴの大半は廃棄処分となりました。

廃棄されたイチゴ

そして、令和3年8月、伊豆半島は集中的な豪雨に見舞われました。

 

ニュースで報じられているように、当園から車で一時間の熱海では土砂災害により多くの死傷者を出しました。

(被災された方には心よりお悔やみ申し上げます。)

伊豆の自然災害

 

長雨とゲリラ豪雨は伊豆全域に渡り、多くの被害を生みました。

湿気を多く含んだ空気は、最も炭疽菌が好む気候です。

 

異変

毎日、1株づつ確認していた苗の調子がおかしいと気づいたのは令和3年8月25日。

炭疽病特有の斑点が苗にいくつか見つかり、周辺の苗を全て撤去処分しました。 

 

その翌日、今度は違う場所で炭疽菌が発生。その後、続々と炭疽菌が見つかり、処分を繰り返しました。

炭疽菌に侵されたいちご苗

 

 残った苗は当初2万株の半分の1万株。

廃棄された苗

 

 昨年の2月から半年間、暑い日も寒い日も欠かさず、手入れをしてきた苗は、たった1週間でいとも簡単に死んでしまったのです。 

廃棄予定のイチゴの苗

このままでは、今期は従来の半分以下の収量となります。

仮に、コロナが収束し通常の営業ができたとしても、売上は通常の半分にも満たないでしょう。

 

支援のお願い

どうにかこれ以上の被害を防ぎたい。

そのためには現在の苗でなく、無菌状態の健康な苗が必要です。

 

残っている苗については経過観察をしていき、並行して無菌状態の苗を育てていきたいと思っています。

前述のとおり、なるべく早く、大量の苗が必要です。

そこで、苗の購入資金の支援をお願いしたくRady forに登録させて頂きました。 

 

「借入や、政府の支援を利用しては?」

といった、ご意見もありますが、正直全く足りていません。 

ここ数年の物価上昇で、燃料代、肥料代、人件費高騰しており、経費は増える一方です。

また、政府のご支援には感謝しておりますが、申請から入金まで時間がかかり、入金を待っていると、環境にれさせていく時間がありません。

今回は収穫ギリギリのタイミングでのお願いになります。

 

購入予定の苗

無菌状態の健康苗は北海道の農家から最短で発送していただけるように依頼をしています。

 

当初、元々の栽培予定の2万株から炭疽病被害を受けた1万株を引いた1万株の購入を予定していました。

しかし、全国的な苗不足から7千分の確保がやっとでした。 

 

値段に関して、通常の園芸店では、イチゴの苗は150円~300円が相場だと思いますが、今回は大量購入することから、1本66円を予定しております。

7千本の苗購入で約462,000円(税込)。

 

これに北海道からの陸運費、Ready forの手数料を加味しまして、70万円のご支援をお願いしたいと思います。

お礼の品は、イチゴ関連商品、自家製の加工品、いちご狩りチケットを考えています。

 

最後に

急速な地球温暖化、コロナ禍は観光農園にとって致命的で、知っている多くの観光農園が廃業へと追い込まれました。

 

日本の農業は優遇されていると言われていますが、スーパーの野菜や果物を見てもらえばわかるように、かなりの農作物が外国産に取って代わられてしまっています。 

人手不足、温暖化、TPPの不透明な先行きで国産の農作物は減少しています。

そしてコロナ禍も観光業に暗い影を落とし続けています。

 

 私たちはこの先の見えない世の中で、お客様に喜んででいただけるよう、精一杯国産いちごを作り、生産を受け継いでいきたいと考えています。 

そのためにも、大変心苦しいのですが、今回の炭疽病被害の救済をお願いいたします。

今期の12月~5月は毎年楽しみにしてくださる沢山のお客様に最高のイチゴを届けたいと思います。

皆様、ご支援の程、どうぞ宜しくお願いいたします。

イチゴと虹

 

プロジェクト実行責任者:
中西 辰幸
プロジェクト実施完了日:
2021年11月1日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

新しい苺の苗7千本分を一本66円(税込)で仕入れます。合計462,000円。残額は、陸運費、レディーフォーの手数用に使用いたします。

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プロフィール

はじめまして。 静岡県賀茂郡東伊豆町熱川のイチゴ農家「いちごらんど中西」です。 20年間、いちご狩り一筋の観光農園です。 伊豆熱川駅は熱海から下田までをつなぐ伊豆急行、スーパービュー踊り子の停車駅でもあります。 海岸線の国道から急な坂を上ると山の斜面を切り開いて作った階段状のハウスが18棟見えてきます。こちらが当園になります。全てイチゴ栽培用のハウスです。 品種は章姫~あきひめ~と紅ほっぺ。その日の生育状況によりハウスを変えています。 ペットや障害を持った方にも気軽にいちご狩りを楽しんでもらえるようにバリアフリー化も促進しています。 近年、伊豆半島では地球温暖化の影響か、異常気象が頻繁に発生するようになりました。台風の異常な接近や、長雨、ゲリラ豪雨が立て続けに起こっています。 伊豆半島の農家として大変心苦しいです。 採れたてのイチゴの美味しさをこれからも皆様に味わって頂きたいです。

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リターン

1,000


イチゴのエコバッグまたはイチゴ関連雑貨+感謝のお手紙

イチゴのエコバッグまたはイチゴ関連雑貨+感謝のお手紙

・イチゴのエコバッグまたは、イチゴ関連の雑貨
・感謝のお手紙

イチゴのエコバッグまたは、イチゴ関連の雑貨につきましては色、種類共にランダムで送らせて頂きます。

申込数
12
在庫数
288
発送完了予定月
2021年12月

3,000


自家製生ジャム2個セット&感謝のお手紙

自家製生ジャム2個セット&感謝のお手紙

・自家製イチゴの生ジャム1個
・ベリーベリージャム1個
・感謝のお手紙

以上のセットになります。

自家製イチゴの生ジャムは、砂糖とイチゴのみ使用した無添加、無着色の天然派ジャムです。
自栽培イチゴをふんだんに使った贅沢なジャムとなっております。

ベリーベリージャムは自家栽培のブルーベリーを絶妙な配分でミックスした酸味と甘みのバランスを味わえる自家製ジャムです。

どちらも、いちごらんど中西の人気商品です。

申込数
33
在庫数
67
発送完了予定月
2021年12月

1,000


イチゴのエコバッグまたはイチゴ関連雑貨+感謝のお手紙

イチゴのエコバッグまたはイチゴ関連雑貨+感謝のお手紙

・イチゴのエコバッグまたは、イチゴ関連の雑貨
・感謝のお手紙

イチゴのエコバッグまたは、イチゴ関連の雑貨につきましては色、種類共にランダムで送らせて頂きます。

申込数
12
在庫数
288
発送完了予定月
2021年12月

3,000


自家製生ジャム2個セット&感謝のお手紙

自家製生ジャム2個セット&感謝のお手紙

・自家製イチゴの生ジャム1個
・ベリーベリージャム1個
・感謝のお手紙

以上のセットになります。

自家製イチゴの生ジャムは、砂糖とイチゴのみ使用した無添加、無着色の天然派ジャムです。
自栽培イチゴをふんだんに使った贅沢なジャムとなっております。

ベリーベリージャムは自家栽培のブルーベリーを絶妙な配分でミックスした酸味と甘みのバランスを味わえる自家製ジャムです。

どちらも、いちごらんど中西の人気商品です。

申込数
33
在庫数
67
発送完了予定月
2021年12月
1 ~ 1/ 6

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はじめまして。 静岡県賀茂郡東伊豆町熱川のイチゴ農家「いちごらんど中西」です。 20年間、いちご狩り一筋の観光農園です。 伊豆熱川駅は熱海から下田までをつなぐ伊豆急行、スーパービュー踊り子の停車駅でもあります。 海岸線の国道から急な坂を上ると山の斜面を切り開いて作った階段状のハウスが18棟見えてきます。こちらが当園になります。全てイチゴ栽培用のハウスです。 品種は章姫~あきひめ~と紅ほっぺ。その日の生育状況によりハウスを変えています。 ペットや障害を持った方にも気軽にいちご狩りを楽しんでもらえるようにバリアフリー化も促進しています。 近年、伊豆半島では地球温暖化の影響か、異常気象が頻繁に発生するようになりました。台風の異常な接近や、長雨、ゲリラ豪雨が立て続けに起こっています。 伊豆半島の農家として大変心苦しいです。 採れたてのイチゴの美味しさをこれからも皆様に味わって頂きたいです。

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