プロジェクト概要


 

 

 

 

寄付した先にあるものを実感したい。

 

ページをご覧いただきありがとうございます。パブリックリソース財団の岸本幸子です。同財団内に創設された「あい基金」は、2015年12月に日本初の女性のための草の根基金として誕生した、様々な地域課題の解決に向けて取り組む女性を応援する基金です。

 


いま日本では、多くの地域で、過疎化や高齢化など様々な課題を抱えています。私たちは女性が参画するまちづくりや地域づくりこそが、地域活性に繋がると考え、助成事業を実施してきました。

 

3年間の助成事業を通じて、女性の生業づくりといった小規模ビジネスのみでなく、直近では女性の就労支援のための活動、被災地移住者のための居場所づくりなど、地域活性の様々なニーズに応える事業が増えております。寄付をする側も、より地域の現場の課題感を肌で感じ、学んでいく必要性が増している状況です。

 

実際に、寄付者の方々からも「寄付がどのように役立っているのか、もっと現場を知りたい」、「寄付で支援する先を自分たちで決めたい」、「寄付者同士で交流したい」といったご意見をいただくようになりました。

 

そこで立ち上げたのが、「あい基金ギビング・サークル」です。

 

 

 

寄付者の ”学び × 成長” の場「あい基金 ギビング・サークル」

 

私たちあい基金が目指すのは、寄付者の皆様が、一緒にこの先の未来について考え、現地の活動家とともに、社会を主体的に変えていくことを実感できる場をつくること。

 

個人が自発的に集まったり、学校や教会、コミュニティなどを拠点に集まったりして少額の資金を出し合い、NPOや社会起業家を支援する活動である「ギビング・サークル」に注目しました。

 

米国では、女性主導によるギビング・サークル活動が盛んになっており、多くの女性によるサークルが組織されています。

 

ギビング・サークルの最大の特徴は、女性達が自分たちの意志でサポートする団体を決め、次世代の育成や女性のエンパワメントに積極的に取り組んでいることです。さらに、参加する女性自身も、その場を通じてネットワークの輪をひろげ、自分のキャリアステップに役立てています。

 

ギビング・サークルという場が、寄付者自身の人生を豊かにするとともに、寄付を通じて社会を変える実践の場になっているのです。


日本においても、寄付者の方から、「どこに寄付したらよいのかわからない」、「よい団体や活動の見分け方がわからない」、「寄付がどのように役立っているのかわからない」、といったご意見をいただくことが多々あります。

 

社会や環境、人権などソーシャルなことに関心が寄せられる時代、自分たちの寄付が確かに社会を変えているという手ごたえを感じられる、新しい社会貢献のあり方が求められていると感じます。

 

そこで「あい基金」は、“寄付する側も、社会課題を学び、現場で取り組む女性たちとともに、解決に向けて共に取り組んでいける場"として、ギビング・サークルを立ち上げました。

 

今回立ち上げた「あい基金ギビング・サークル」は、日本初の参加型学習を通じて成長する場となる寄付者サークルです。寄付者自らが、現地を訪れたり、実践者と交流することを通じて、社会課題と解決策を深く学びます。その学びを土台に、自らが寄付する先を選ぶプロセスに関わります。

 

ただ、寄付をするだけでなく、様々なバックグラウンドを持つ寄付者が集い、学び、議論し、成長を感じながら、女性がいきいきと活躍する地域社会づくりに、主体的に参加することができます。

 

これまで寄付をする側は、社会課題解決の実践者を応援するサポーター的な立場でしたが、サポーターにとどまらない関わり方の構築を進めていきたいと考えております。

 

日本ではまだ馴染みのない、ギビング・サークルというアプローチを、あい基金を通じて、広げていきたいです。

 

 

プログラムへの参加でできること

  • サークルに参加する寄付者が一緒に話し合い、自ら支援先を選ぶ
     
  • 一人で寄付するよりも、集まることでより大きな寄付のインパクトを生む
     
  • 多様なメンバーが集うプログラムを通じて、社会課題について学び、どのような解決策があり、どのNPOを支援すべきかについて、経験を深める
     
  • 実践者である女性リーダーとの交流を通じて、自ら社会に目を向け、成長していく
     
  • 地域で頑張る女性や地域の人たちとともに、地域を変えていくプロセスにかかわることができる
     
  • 同じ想いをもった寄付者同士の交流ができる

 

「あい基金 ギビング・サークル」の仕組み


「あい基金ギビング・サークル」には、3種類の参加方法があります。

 

1.I Partners (アイパートナーズ)
I Partnersの特徴は、今年度募集する助成金プログラムで、助成先の選考プロセスに関われることです。書類審査で通過した団体を現地訪問し、助成金を通じて何を実現したいのか、実際に現場で活動するリーダーや担当者に話を聞きます。


訪問結果をもとに、I Partnersのメンバー間で議論し、助成したい団体1団体を推薦し、審査委員による最終審査会に提示します。選考プロセスに参加することで、現地の課題をより深く学ぶことができ、またご自身の寄付が実際にどのように活かされるのか、実感することができます。

 

2.I Club Gold member (アイクラブゴールドメンバー)
I Club Gold memberは、メンバー限定のセミナー・交流会への参加(年1回)、助成先決定後に開催予定の授賞式・活動報告会(年1回)に参加することができます。


メンバー限定のセミナー・交流会では、「なぜ寄付するのか?」という問いを明確にするために、ゲーム等を通じて、ご自身が大切にしている価値観や信条を棚卸していきます。さらに、「どこに寄付を託そうか?」と考えた時に、適切な団体を選ぶためのポイントを学ぶことができるプログラムを提供いたします。

 

3.I Club member (アイクラブメンバー)
まずは「あい基金」を知って頂く第一歩の参加方法です。助成先決定後に開催予定の授賞式・活動報告会(年1回)に参加することができます。

 

 

 

寄付者が主体的に社会課題を解決する

アクターになれる場を実現したい!

 

今回のようにクラウドファンディングを通じて、草の根のギビング・サークルへの参画を呼びかける取り組みは、日本で初めての試みになります。


社会を主体に変える手段の1つが、ボランティアと同じように、“寄付” であるという認識が広がることを目指したいと思っています。

 

何となく寄付をするではなく、「寄付をしよう」と思うまでのプロセスで、寄付者自身の学びと成長に繋がる。そして、「寄付をする」というアクションが、社会を変えているんだという実感していただける場としてギビング・サークルを育てていきます。

 

多くの寄付者のみなさんの力が発揮され、現場の活動家の方と一緒に社会を主体的に変えていく世の中へ。

 

 

ご支援者様へのメッセージ

 

パブリックリソース財団 専務理事

岸本幸子(きしもとさちこ)

 

東北に出張で訪れた時のことです。その日は、東北のある町で打ち合わせがあり、終了した時間が夜になってしまいました。

 

19時ぐらいに食事に出かけようと一人で町にでかけると、中心街には長いシャッター通り続き、その奥にスナックがたくさん軒を連ねていました。まわりに飲食店はなく、女性一人で入るには勇気がいるなとあきらめ、町をさまよっていると、1軒だけ、素敵なビストロ風のお店を見つけました。しかし、そのお店は満席で入店できなかったのです。

 

その時にあらためて痛感しました。その土地で生活し、家族を育み、住み続けようと思うには、女性目線の住みたいと思える町づくり、地域づくりが大切だなと。

 

現実的に考えると、ちょっとオシャレなカフェやレストランがあって、お友達や家族と過ごしたいと思える場所があるというのは、その地域で長く暮らしていくには、とても大切なことではないかと思うのです。

 

それを実現するためには、女性が参画する町づくり、地域づくりがカギになると考えています。

 

特に、課題先進地である東日本大震災の被災地は、過疎化、高齢化が急速に進んでおり、地域活性のための対策はまったなしの状況です。そのような地域こそ、女性目線で、女性にとって魅力的なまちづくり、地域づくりを、女性たちの手で進めていくことが求められていると思います。

 

今、被災地では、様々な困難を乗り越え、イノベーティブで新しいアプローチによって、女性の生業づくりや、地域づくりに取り組む女性リーダーがたくさんいらっしゃいます。

 

「あい基金」は、立場の異なる女性たちが、それぞれの立場を超えて、共通の関心に対し、"寄付"を通じて、力を合わせて立ち向かう場になりたいと考えています。

 

寄付する側も、寄付を受け取り現場で活動する側も、ともに課題を共有し、地域づくり、地域活性化のために、取り組める、そんな基金を目指していきたいです。

 

【ご支援金の使用使途について】

今回みなさまからお寄せいただいたご支援金は、ギビング・サークルを通じて選定した、2019年度の第4回助成先となる事業への原資に充てさせていただきます。また、一部はギビング・サークル等の運営管理費にも活用させていただきます。

 

 

本プロジェクトの返礼品について
——「あい基金ギビング・サークル」にぜひご参加ください ——

 

今回のクラウドファンディングでのご支援を通じて、支援者様には当財団の取り組みに関わっていただくための様々な特典がございます。この度創設されたあい基金ギビング・サークルの応援サポーターのほか、ご支援の金額に応じて「I Club member」「I Club Gold member」「I Partners」のご案内しております。
 

「毎年継続して寄付をするのはちょっと…」という方でも、今回のクラウドファンディングでは、「少しだけ興味がある」「今回少額だけ出してみよう」「まずはギビング・サークルの雰囲気だけでも味わってみたい!」という方も、もちろん大歓迎ですので、ぜひ想いを寄せていただけますと幸いでございます。

 

 

 

2019年度の「あい基金ギビング・サークル」活動予定
 

1.セミナー・交流会(8月22日(木)19時~21時)
 <対象>

 I Gold member+ I Partners
 <セミナー内容>
 第1部:Giving Together/Focusingゲーム
 第2部:寄付先団体の見極め方

 

2.助成先選定オリエンテーション(10月15日(火)19時~21時)
 <対象>

 I Partners限定
 <セミナー内容>
  第1部:助成候補団体の書類の読み解き方
  第2部:現地訪問 インタビュー準備

 

3.I Partners限定 現地訪問 (11月9~10日(土・日)1泊2日)
  ・助成候補団体の訪問

 

4.I Partners限定 助成先選定会議(11月29日(金)19時~21時)

  ・現地訪問結果ならびに応募書類をベースに、助成先候補団体の選定につき議論する→後日開催される最終審査会にて議論の結果を共有

 

 

税制上の優遇措置について

 

あい基金は、パブリックリソース財団内に創設された基金です。今回皆様から頂戴したご寄付への領収証等の発行元は公益財団法人パブリックリソース財団となります。

 

【個人によるご寄附に対する税の控除について】

公益財団法人パブリックリソース財団は、2013年4月8日より内閣府から、税額控除の資格を有する公益財団として認定されました。これにより、皆さまからのご寄附は税法上の特例措置の対象となります。特例措置を受けるための手続きについては下記をご覧ください。

 

個人の皆さまからのご寄附は、特定寄附金とみなされ寄附金控除の対象となります。控除の方法としては二つあり、いずれかを選択できます。

 

■税額控除による方法
「その年に支出した公益財団法人等への寄附金の合計額-2千円」の40%相当額を、その年の所得税額から控除することができます。 対象となる寄附金額は、総所得金額等の40%が限度です。ただし所得税額の25%が控除限度額となります。

 

■所得控除による方法
「その年に支出した特定寄附金の合計額-2千円」が寄附者の年間所得から控除されます。 控除できる特定寄附金は、その年の総所得金額等の40%相当額が限度です。

 

意義

 計算例(5万円寄附)

税額控除方式
課税対象額に税率を掛けて算出した税額から差し引くことができるもの。税額から直接控除されますので、所得金額にかかわらず控除を受けられます。

(50,000円-2,000円)×40%=19,200円

所得控除方式 
所得金額から差し引くことができるもの。所得控除額が大きいほど課税対象額が少なくなり、その結果、税額も少なくなります。一般的に所得が大きいほど有利です。控除税額の上限は所得税額の25%です。

 (50,000円-2,000円)×10%=4,800円 
*所得500万円の場合

 
▼年収500万円の世帯における、実際の減税額モデル計算

 

 1万円の寄付

5万円の寄付 10万円の寄付

税額控除
(寄付金額-2,000円)×40% 

3,200円 19,200円 39,200円

所得控除
(寄付金額-2,000円)×10% 

800円

4,800円 9,800円

 

 
あなたが公益社団法人・公益財団法人・認定(仮認定)NPO法人などへ寄付をする場合、税金がいくら戻ってくるか計算してみましょう。

⇨ 計算表のダウンロードはこちら(エクセルファイル)

 

■個人住民税の税額控除について
公益性のある団体として自治体がパブリックリソース財団を認定している場合は、寄附が住民税控除の対象になる場合があります。「所得税の寄附金控除の対象となる寄附金のうち、都道府県又は市町村が条例により指定したもの」が、個人住民税の減額措置(税額控除=税額が軽減される)の対象となります。
* 全国一律ではありませんのでご注意ください。
* 控除の対象になるかどうかについては、お住まいの都道府県・市区町村に確認してください。


■特例措置を受けるための手続き
・所轄税務署へ確定申告を行ってください(年末調整等では控除できません)。
 *確定申告の時期:毎年2月16日~3月15日
・確定申告書提出の際に、当財団の発行した領収書を添付してください。

 


【法人によるご寄附に対する税の控除について】

公益財団法人パブリックリソース財団へのご寄附は、「特定公益増進法人」への寄附として、一般寄附金の損金算入限度額とは別に、別枠の損金算入限度額が設けられています。具体的には以下のような計算式によります。

 

特定公益増進法人に対する寄附金に係る損金算入限度額
(資本金等の額x0.375% + 所得の金額x6.25%)x1/2

一般の寄附金に係る損金算入限度額
(資本金等の額x0.25% + 所得の金額x2.5%)x1/4 
⇨ 寄付金計算書はこちら

 


つまり、最大で一般寄附金分と別枠分の寄附金が損金算入できることとなり、この分には法人税が課税されません。

■優遇措置を受けるための手続き

確定申告書に所要事項を記載の上、次の書類を添付して税務署に提出する必要があります。 

  • 1事業年度に支出した寄附金のリスト(寄附金の損金算入に関する明細書)
     
  • 寄附先の法人等が発行する所要事項の記載された受領書の写し

 

■ご注意事項

  1. 当財団への1年間のご寄附が一定の金額以上となった方については、法令の定めにより、当財団から税務当局に対して報告することが義務付けられています。
     
  2. 「領収書」の宛名は基本的にご寄附くださった際にお知らせいただいたお名前となります。
     
  3. 紛失等による領収書の再発行はご容赦ください。申告時まで大切に保管してください。


寄附金控除等の制度に関するお問い合わせは、お近くの税務署にお尋ねください。公益財団法人制度および公益財団法人へのご寄附に関する詳細は、国税庁のホームページでもご覧いただけます。


国税庁ホームページ http://www.nta.go.jp   http://www.taxanser.nta.go.jp

 

 

これまでにあい基金が実施してきた助成活動

 


「あい基金」ではこれまでも、個人や企業等から寄せられた寄付を原資に、課題先進地である東日本大震災等の被災地にフォーカスして助成を行ってきました。被災地で、女性の潜在的な力を発揮できる身近な取り組み、新しい視点をもったイノベーティブな取り組みを取り上げ、育み、応援し、広めることをミッションに掲げ、助成を実施してきております。

 

★第1回助成事業
 ・『WATALISきものアートプロジェクト』株式会社WATALIS
 ・『パン・菓子工房Oui (ウィ)プロジェクト』特定非営利活動法人ウィメンズアイ

★第2回助成事業
 ・『「パステル」の研究・開発事業』 株式会社インディゴ気仙沼

★第3回助成事業
 ・『❝カフェ彩葉❞(広田町を好きなれる空間をコンセプトとした古民家カフェの運営プロジェクト』 特定非営利活動法人SET

 

第1回助成事業『WATALISきものアートプロジェクト』

 

株式会社WATALIS

引地恵(ひきちめぐみ )さん

 

WATALISは2016年から2年間、公益財団法人パブリックリソース財団「あい基金」の助成を受け第一期助成対象団体として『きものアートプロジェクト』に取り組みました。全国のタンスに眠っている古い着物地を集め、それを亘理町(ワタリチョウ)というローカルな被災地で、作り方のトレーニングを受けた女性達が小物に再生しています。「着物地で巾着袋を手作りし、中にお米を入れてお返しする」という昭和の時代の地元の返礼文化を形にして商品にして発信していくことで、「女性の仕事づくり」と「地域の文化の発信・継承」を目指しています。着用する機会がなくなり、衣類としての役割を終えた着物地を廃棄される前に回収し、女性達の手によって商品にすることで価値を高めて再び世の中に出していくという「アップサイクル」の活動です。 

 


初年度は、あい基金の助成金を使い、まず学ぶ機会を設けました。WATALISには着物に仕立てられた状態で入ってくるので、素材表記はされていません。着物地という素材について深く学ぶ研修会を行い、古物商で着物を扱っているキャリアのある方のもとに何度も通い、実際に着物を見て、「素材」「年代」「製法」についてレクチャーを受け、WATALISの商品の価値や価格設定について説明ができるようになりました。 


さらに助成2年目は、アート作品でありながら実用的でもある、帽子やバッグなど沢山の生地をはぎあわせた商品を開発し、オーダーで作品をお作りするという、“世界に一つだけ”の付加価値の高い商品づくりに取り組みました。 

 

 

あい基金の助成金分を「物を売って利益で稼ぎ出そう」とすると、とてつもなく大変なことです。

 

“女性が未来を切り拓く”ために寄付された大切なお金を、WATALISを信頼して預けていただけたということに、あらためて重みを感じています。私たちにできる恩返しは、必ず継続して、成果を出し、地元の亘理町の女性の未来を切り開いていくことです。

 


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