第28回目の『メッセージリレー』は、LYSTA代表 鈴木理絵さんの第4弾です!

 

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メッセージリレー #1『LYSTA代表 鈴木理絵 1』

メッセージリレー #6『LYSTA代表 鈴木理絵 2』

メッセージリレー #14『LYSTA代表 鈴木理絵 3』

 

 

 

鈴木:さて、前回は、東日本大震災が発生したとき、LYSTAとして活動することを決意したときのお話でした。

第4回は、福島第一原発事故の警戒区域で、私が初めて保護した犬のお話です。

 

猫と暮らした経験がない私は、当時の警戒区域にとりのこされていた犬を助けたいと思って活動を始めました。

 

警戒区域に立ち入りするには立ち入り許可証が必要で、最初は他の団体さんのボランティアとして同行させていただいていました。

放浪している犬は1度の立ち入りで10頭弱ほどを見かけましたが、犬を見かける回数はその後急激に少なくなっていきます。

 

放浪しているとりのこされた犬たちは、久しぶりにみる人間に走り去っていきます。

 

ここからでよう。

こんなところから、一緒にでよう。

そんな気持ちでごはんを差し出す準備をしますが、逃げてしまい見失ってしまいます。

 

そんな、人間を警戒する犬が多くなってしまった中で、餌を求めて逃げない犬がいました。

 

 

 

缶詰をむさぼり食べます。

 

 

ちょっと強面なそのわんこに、噛まれるかもしれないという恐怖を感じつつも、リードを輪っかにして首にひっかけて保護することができました。

リードを首にかけることができて車に乗せるまで、それはもう緊張でドキドキ、手が震えていました。

 

その犬が入るケージがその場になく、半年以上放浪し痩せたその子を膝に乗せて車に乗り込みました。

その子が初めてのLYSTAっ子となります。

 

その子はすぐに元の飼い主がみつかりました。

直ぐに自宅に戻れると思って、コロちゃんを外につないだままおいていってしまったそうです。

 

飼い主さんが次に自宅に立ち入りできたとき、コロちゃんは痩せていましたが、避難所に連れていけないということで繋留チェーンを外し、その場においてきてしまったということでした。

飼い主さんがその後数回立ち入りしたときには、コロちゃんの名前を呼んでも姿が見えなくなっていたそうです。

 

たまたま「とりのこされた犬」としてテレビのでコロちゃんの映像で流れたことがきっかけで、飼い主さんとコンタクトをとることができたのでした。

 

飼い主さんは直ぐに面会にきてくれて、福島から4~5時間かかる避難先から月に1度ほど面会にきてくれていました。

 

 

 

その後、避難先で住宅を購入され、飼い主さんとコロちゃんの長かった避難生活は一区切りがつきました。

 

災害はまたいつ起こるはわかりません。

東日本大震災後、環境省は、災害時にペットとの同行避難をすることを指針として示しました。

一緒に避難してきてもらえれば、各地の動物愛護団体が避難生活のサポート及び預かりを、きっと担ってくれます。

有事のときにはどうか、ペットを連れて避難してください。

 

 

 

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