その４ 世界一長いベンチの５４分の１のベンチ編

もう７月も終わりを迎えようとしております。
鬱陶しい梅雨もようやく終わりを迎え、暑い夏の日が続くとは思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか？

この新着情報が皆様の元に届く頃にはいよいよ夏本番の８月に突入していると思います。

私たちはすこぶる元気です！

来たるオープン日に備え毎日メニューの試作に明け暮れております。

現地の方々に喜んで頂けるようなメニューになるように一品一品試行錯誤を重ねております。

皆様もくれぐれもお体にはお気をつけて素敵な夏の日をお過ごしください。

さて、私たちのお店は入り口からキッチンまで縦に長い物件です。

入ってすぐ右手には開放感のある大きな窓があり、外からも十分にお店の雰囲気が感じることができます。

この開放感を最大限に生かし、お店のコンセプトに沿った暖かくアットホームなお店にする為に客席は長いベンチシートにすることにしました。

言葉では上手く説明できないのですが、あえて椅子ではなくベンチシートにすることにより、お客様がゆったりと素敵な時間を大切な人と過ごして頂けるに違いないと思ったからです。

 

一体感というか、賑やかで楽しい雰囲気がこの開放感のある窓から外にも伝わるとも思いました。


私たちの出身地である石川県　羽咋郡志賀町　増穂浦海岸にある、全長460.9メートルのベンチの５４分の１のスケール笑　約９メートル弱のベンチシートです。

まずは骨組み作りからです。
テーブルとの高さや床からの高さ、背もたれの角度もしっかりと計算しました。

この骨組みをいくつか作り、お客様が手に触れる場所はしっかりとやすりがけをしました。

天板を乗せ、微調整をしていきます。

完成イメージが見えました。

次は床や全体とのバランスを考えオイルを塗っていきます。

どうでしょうか？

ちなみにクッションは私たちがこちらでお世話になっている方に作って頂けることになりました。


クッションは開店まで汚さないように大切に保管してあるので、後日またご報告させていただきます。

皆様にご支援いただいた大切なお気持ちが、少しずつ少しずつ形に変わってきました。

こみ上げる感謝の気持ちと共に、身が引き締まる思いです。

5月のベルリンは黄色い花が咲き乱れ、道路一面が黄色に染まります。
４月中旬から８月後半までは暖かい陽気に包まれてとても過ごしやすいです。

来年のこのシーズンはお客様に素敵な時間を私たちのお店で過ごしていただければと思っております。

次回
その５　タイルを貼るということ。