プロジェクト概要

議論に特化した日中学生会議を

 

ページをご覧いただきありがとうございます。日中学生会議実行委員長の土屋勇魚です。

 

日中学生会議は、日中関係に関心のある日本人学生の有志によって、1986年に設立された、日本と中国の学生による国際的な学生団体です。

 

この会議は毎年8月に、中国と日本で交互に開催されており、3週間、31人の中国人学生と共に共同生活を送りながら、討論・交流を通じて日中両国の学生の相互理解を深めていきます。


私たちは、中国人学生との単なる「対話」や「情報交換」で議論を終えるのではなく、将来の日本や中国を担う我々学生として何が出来るか、政府の見解や日中間の政治的対立といったステレオタイプに嵌らない、学生にしか成し得ない「日中友好」とは何なのかを、議論を通して突き詰めていきたいと考えています。

 

現在、日本と中国との間にはさまざまな問題があります。しかし、この会議のように未来を担う学生同士による「本音でぶつかり合う議論」こそが、草の根からの将来の日中友好を築くことに繋がると考えています。

 

今回、日本で開催する第38回日中学生会議の開催費用をみなさまのご支援いただきたく、クラウドファンディングへの挑戦を決めました。

 

 

会議を通じて得た「成長」と「課題」

 

昨年の37期日中学生会議

37期日中学生会議は中国(北京・西安・南京・上海)にて開催されました。私はこの会議を通じて、ステレオタイプの「殻」を破り、自分の考えの基盤にあるものを知ることができたと感じています。

 

ステレオタイプの「殻」

私は、参加するまで、どちらかと言えば反中の立場でした。中国人観光客の日本での振る舞いや、中国国内での反日活動を見て、自分の中で知らず知らずのうちに中国への思い込みが出来上がっていたのです。

 

しかし、議論を重ねる中で、この会議で私が知っていた中国は、氷山のほんの一角であるということに気がつくことができ、自分の「殻」を破ることができたと感じました。

 

それから、本当の中国と向き合って、「将来の日本を担う私たちは何ができるのか」を考えることができた時間は貴重な体験となりました。

 

自分の考えの基盤にあるもの

また、北朝鮮問題、南沙諸島での中国軍の進出について、少人数のチームで議論した時、北朝鮮問題については、スムーズな議論が行われましたが、南沙諸島についての話題については一転、大きな対立を生みました。

 

そこで、なぜ対立を起こすのか?その根底を探ってみると、私達が受けてきた教育でや毎日視聴してきたマスメディアによる報道など、様々な要因によって無意識に左右されたものだということに気がついたのです。

 

そして、「自分の本当の意見とは何なのだろう」ということをもう一度考え直すきっかけとなりました。

 

 

その一方で、反省すべき点もありました。

 

大きなアイデンティティの「壁」

それは、日本人4人、中国人4人で分けられた分科会というグループで議論を行うと、多くのところで日本側と中国側で対立が起き、その後の議論が進まないという事態が発生してしまったのです。

 

特に、安全保障分科会と歴史分科会での対立は大きく、中国の南シナ海進出や従軍慰安婦の問題についての意見が日中間で大きく割れてしまい、結論が出せないまま会議が終了してしまうという、悔しい結果になってしまいました。

 

私たちは日本に帰国後、なぜこのような状況になったのか議論を振り返ってみると日中の間にはアイデンティティの「壁」があったことに気がつきました。

 

話す言葉や文化、教育、環境も違う。すると、その中では全く違うアイデンティティが育つのは当たり前のことです。

 

私たちはその「壁」の存在をきちんと意識して議論ができていなかったので、今回のような結果になったのだと感じました。

 

壁を越える努力を

もちもん、この「壁」は分厚く、そう簡単に越えることは難しいかもしれません。でも、「たとえ壁を超えられずとも、超える努力」こそが大切だと私たちは思いました。

 

そこで今回は、まず「壁」の存在を感じ、意識してもらうことで、その壁をどのように超えるのかを考えられる日中学生会議にしようと心に決めました。

 

 

よりブラッシュアップした第38期日中学生会議を

 

そこで今回は、昨年は行われなかった分科会の枠を超えた「フリーな議論」を行います。

 

分科会での論題だけを議論していると、どうしても視野が狭くなってしまいます。そこで、フリーな議論を行う機会を設けることで、議題以外での双方のことを理解する時間にしていきます。

 

そうすることで、意外な点から解決法が見つけることができたり、より踏み込んだ議論をすることにつながると考えています。

 

そして、この38期参加者全員で将来の日中関係を良好にする草の根交流を密にしたいと思っています。

 

<第38期日中学生会議 概要>

開催場所:日本(広島・奈良・東京の3都市)

日程:2019年8月中(17日間)

 

<実施内容>

5月:顔合わせ合宿(初めて日本側参加者が一堂に集まる合宿)

6月:中間合宿(分科会事前準備の共有や勉強会の発表)

8月:直前合宿(本会議に向けて決意表明)

   本会議(日本の3都市を周りながら熱い議論を交わし、日中友好を築く)

   直後合宿(本会議にて何を学んだかを全員で共有)

10月:報告会(日中学生会議で学んだことを発表)

 

<いただいたご支援の使い道>

 

今回、私たちがクラウドファンディングを通して100万円支援していただきたい理由は、中国側の負担軽減・更なる参加層の増加させたいという思いがあるからです。

 

まず大前提として、中国にはこのような国と国を跨ぐ学生団体に対して助成をして下さる財団がほぼありません。

 

そのため、費用が全て自己負担となってしまい、日本側の参加費は9万円であるところ、中国側の参加費は航空機券を合わせ約16万円と、日本側参加者と比べとても高い参加費が必要となっているのです。

 

このままでは、実行委員は地方や都市部に点在しているにも関わらず、中国側の参加できるのが経済的余裕がある学生に限られてしまい、日中学生会議の掲げる「日中友好へ、学生の挑戦。」が真の意味で達成できるのでしょうか。「緒 ~対話から紡ぐ、友好の“糸”~」と第38回日中学生会議の掲げる理念にある、友好の“糸”を紡ぐことができるでしょうか。

 

参加層の固定化は、議論の固定化と同意です。私たち日中学生会議は、日中両国の学生間の学術的議論を通して、学生にしか築けない日中友好を築こうとしている中で、中国の地方の学生層を取り入れず、沿岸都市部の学生のみと議論と交流をして、「これが中国の学生の考えであり、その間で築いた絆が日中友好である」と認識していては、私たちの事業は意味を成しえないと思うのです。

 

そこで私たち38期日中学生会議実行委員会は、この状況を打破するためにこのクラウドファンディングを開始しました。

 

皆さまからいただいたご支援は、手数料を除いた83万円を全て中国側参加費軽減のため、中国側が負担しております会議室代(50万円)と中国側食事補助(33万円)として大切に活用をさせていただきます。

 

 

日中関係とは何なのか。学生間の草の根交流によって日中間の「壁」を超えていきたい

 

私たちが目指しているのは、草の根交流を通した日中関係の改善です。

 

日中学生会議を開催したことで、明日、日中関係が改善されるものではありません。でも、将来を担う学生が、本音の議論を行うことによって信頼関係を築き、議論の中で感じる日中間の分厚い「壁」をどのように超えるか考えることは、その大きな一歩になると信じています。

 

私たちの挑戦に、みなさまの力を貸してください。応援・ご支援をお願いいたします。

 

メンバー紹介

 

■実行委員長 土屋勇魚/国際教養大学1年

知的好奇心というものは絶えないものです。日中学生会議は"議論超重視の学生会議"です。38期ではこれまでに無いくらいの分科会の時間を用意しています。また参加者を率いる分科会リーダーも強者揃い。私は分科会を持ちませんが、是非是非色々な人と熱い議論を交わしたいと考えています!宜しくお願いします!

 

 

■副実行委員長・総務 髙橋真洋/慶応義塾大学2年

37期では教育分科会リーダーとして参加しました。今回は総務として、日本・中国の学生が自由闊達な議論をできる場を提供します!
第38期では広島原爆の日を中国側参加者とともに過ごすということで、それは日中双方の学生にとってとても有意義な経験になると思います。議論と交流を120%楽しめるようがんばります。

 

 

 

■広報 北條久美/創価大学2年

私は広報担当と、分科会リーダーを務めさせていただくにあたり、実現したい日中学生会議は、以下の三つあります!
①実行委員そして参加者全員が一生涯にわたる友情を築く
②熱い議論で見えない壁を認識し、両国間、人間同士の差異を超える経験をつかむ
③各人の将来につながる活動へ、また日中友好の未来、そして世界平和へつながる大きな一歩にする
これらを実現するために頑張って参ります!

 

 

 

■広報・渉外 山下紗季/磯子高校3年

私は日中友好を常に思い描いている高校生です。私は上海の生まれ育ち、そして日本の小中高教育で育った人間です。どちらの考えも持っているので非常に日中関係に関心があり、小学生の時から架け橋になることが目標です。
日本と中国の学生が真剣に議論するこの日中学生会議で、私は今のことももちろんですが、十年、二十年後に起こるであろう問題を予測し、私たちが今から何をすべきかを考えたいと思っています。

 

 

 

 

■渉外 児嶋夏花/早稲田大学1年

今まで日常生活を送ってきて日中が友好になるためには私たち若者世代が行動を起こすしかないと密かに心に抱いていました。日本と中国の学生が3週間集まって両国の問題や将来について議論する日中学生会議という場はなかなかない良い機会だと思っています。初めての参加ですが、実行委員として精一杯皆さんを引っ張っていくことが出来るように頑張ります。そして最後は笑顔で終わることが出来るように運営していきます。

 

 

 

■財務 原田千尋/創価大学3年

私自身初めての参加ですが、縁する1人ひとりを大切に実行委員として明るく元気にがんばります!また、日本まで来てくれる中国の学生さんたちに様々な面から日本を伝えられるように、20日間安心して過ごしてもらえるように最高のおもてなしをしたいと思います。

 

 

 

■分科会リーダー 今井絵莉香/大阪大学2年

私にとってはこれが初めての日中学生会議への参加で、しかも実行委員を務めるということで、不安な部分も多いのですが、日中両国の学生が60人も集まって三週間にもわたって日中両国の諸問題を議論するという機会はこれを除いてないと思うので、とても期待しています。その一方で、こんなにも多くの学生たちをまとめ上げるということは非常に難しいことだと思うので、責任感をもって実行委員を務めたいと思っています。長い歴史を持つこの日中学生会議にかかわることができて本当に光栄に思います。また、38期日中学生会議を今まで開催された日中学生会議に負けないくらい素晴らしい会議にしたいと考えています。

 

 

 

■分科会リーダー 謝銘哲/近畿大学2年

私は15年間中国上海で生まれ育ち、日本とアメリカと三ヶ国で暮らしてきました。またこうして中国人として来日6年目で日本語や日本文化と深く関わることも決して誰にでも経験できることではないと自覚しています。だからこそ自分にしかできないことがきっとあると私は信じています。日中学生会議の場で周りの人々に積極的その経験から学んだことを伝え、より良い日中関係を築きたいと私は考えています。

 

 

■分科会リーダー 翁羽翔/上智大学

両親中国人日本生まれのレアキャラな自分ですが、日中学生会議をここまで支援してくれた方々、OBOGの方々に恩を返すと同時に、この学生会議を通して参加者みんなが期待した通りの三週間を過ごせるように頑張ります!絶対成功させます!!

 

 

最後に

 

今回、実行委員と言う立場に立ってみて、学生会議を引っ張っていくという華やかな一面だけではなく、団体を運営する上で不可欠な、様々な裏方の仕事や、委員内での連携などの一つひとつの準備の重要性と大変さを感じています。

 

それでも、このように高い志を持った尊敬できる他の実行委員たちに刺激を受けながら、学生だけで会議を作り上げるという充実感の方が大きいです。

 

実行委員一同は、将来の日中友好のために自分が率先してリーダーとなり活動をしていく基盤を作りたい、そして参加者には、この学生会議での議論や共同生活の中で、自身には日中友好のために実際に何ができるかを考え、またそれを実践してほしいと考えています。

 

そのためにも、この会議をより良いものにするために、これからも活動していきます。

 


最新の新着情報