こんにちは、矢田@インドネシアです。

 

私事で恐縮ですが、本日、7月12日は私の40回目の誕生日なのであります...

箱根山の麓の町で生まれ育ち、野山を駆け回る子供時代を過ごし、今は夢叶ってインドネシアに暮らしています。

 

 

大学2年生だった19歳の春、どうしても熱帯林を自分の身体で体験し、そこに暮らす人々の生活に触れたくて、初めての海外旅行先としてボルネオ島(インドネシア領のカリマンタン)を目指したことが、私とインドネシアとの繋がりの始まりです。

 

インドネシア語はおろか、英語もろくに話せないくせに、無謀にも赤道直下の熱帯林を目指して旅立ったのはもう20年も前のこと。

いろいろな偶然が重なって、ボルネオ島の内陸部で先住民の方々の暮らす村に、2ヶ月ほどお世話になったのでした。

 

 

毎日、村の人たちに同行して狩りや漁労に同行し、ジャングルの中でビニールシート1枚の野営。森の中には山菜やらキノコやら食べるものがたくさんあり、イノシシやシカを槍で仕留め、投網で捕った新鮮な魚を頂くという、それまでの日本の生活からは考えられない日々を過ごしたのでした。

 

今年の新年は、思い出の村で迎えました。

森が豊かならば、食べるものは豊富に得ることができます。

 

 

このわずか2ヶ月の間で、森と共に生きる人たちの逞しさや心の温かさに触れ、自然と共にある暮らしに私は強く魅了されたのです。

電気の通う町までは舟に乗って36時間も移動する必要があるような、森に囲まれた村で過ごしたこの経験が、私の人生を決めてしまいました。

 

 

 

いつかインドネシアの農村で、森と共に生きる人たちのお役に立ちたい。

そう思い続けて今の職場に出合い、インドネシアでの環境保全プロジェクトを企画・実施するためのNGO現地駐在員として、2002年からこの国に暮らしています。

 

 

以来、ジャワ島の西部を中心に、この国の農民の皆さんに多くを教わりながら過ごしてきました。また、同時に、急速な近代化と共に、昔ながらの暮らしが激変していく様子も実感する日々を過ごしてきました。

自分が多くを教わった森の匠のおじさん達が、日々の生活に困って違法伐採などに手を染めざるを得ないような状況を目の当たりにし、それを見て見ないふりをしなくてはならないような、切ない経験も一度や二度ではありません。

 

「この人達に環境教育を!」なんて、上から目線で語ることなど考えたこともありません。村の人たちは、私なんかよりも森の大切さを良く知っています。そんな村人たちが、その財産でもある森を切り開いてでもしないと生きていけないという状況を何とかしたいのです。

 

 

 

そんな私の想いをカタチにする手段のひとつが、今回の生姜湯「Gulahe」の生産支援プロジェクトなのです。

 

 

幸いにも私は日本人です。村の人の努力だけでは繋がり得ないネットワークも持っています。これまでに日本政府や日系企業さんからも多くのご支援を頂いてきました。

そして、今まさに、この記事をご覧いただいている日本人の皆さんと村の人たちとを繋げるということも、村の人では難しく、かつ、私だから持ち得るネットワークのひとつです。

村の人の努力や困難を日本に伝え、日本の皆さんからの応援を村の人たちに届ける、ということも、私が実行可能な住民支援の選択肢のひとつです。

 

           売り物のヤシ砂糖を地元の市場に運ぶおじさん 

 

 

 

前々回の記事でも記しましたが、村の人たちが先祖伝来つくってきたヤシ砂糖を、生姜湯に加工して売ることは、4倍の付加価値を生むことになります。1kgあたり約100円で売られていた砂糖が、生姜湯Gulaheに加工して売ることで400円で販売することができます。

 

1kgあたり300円の収入増加です。

10㎏売れれば3000円です。

月々の収入が1万円に満たない村の人たちにとって、この価値は、私たち日本人が想像する以上に大きいはずです。

 

 

私個人が村の森を維持し、人達の生活を良くすることなんてできません。

けれども、村の人達に可能性をもたらすことならできる! と思っています。

そして、この記事をご覧の皆さんにも、その可能性の一端を握っていただきたいのです。

 

 

 

プロジェクトで支援頂くのは具体的な支援金額だけではありません。

遠く離れた、顔を見たこともない日本人の方が自分達を応援してくれている、という実感も、村の人達の元気の源に繋がると思っています。

 

そして、ご支援頂いた皆さんにお送りするGulaheが、遠く赤道を越えて日本の皆さんの手元に届くとき、このウェブサイトの写真を通じて知ることになった村の人達の喜びが、皆さんの心と繋がることを願って止みません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1枚目の写真以外は、みなさんGulaheの生産に関わっている村の人達です。

この人達と喜びを共有して頂けませんか?

 

 

新着情報一覧へ