児童60名に２個！１８０名に１個！これはトイレの数です

　本寄付活動では、4つの学校のトイレもしくは手洗い場、またはその両方を新設することを目指しており、プロジェクトページにトモーバンルウ小学校（マライ郡）の現状の写真を掲示しておりますが、８月に届いた現地のJMASの中野専門家からのリポートを以下に紹介します。

　　　　　　　　　　　　　　　　2018年5月、国道沿いの地雷を処理をしている時、小隊長が私に「次は、先に〇〇ブロックの処理をしたい。」と言って来ました。理由を聞くと「あの村の家にはトイレがない。皆、裏の雑木林で用を足します。雨が降ると中に入れない。」と言ってきました。現在、流石に国道沿いにこんな事はありません。しかし、国道から少し入ると状況は改善されていません。今回偵察したトモーバンクローム小学校は、児童60名に対してトイレは2個で男女の区分はありません。また、視察２校目のトモーバンルウ小学校は、児童180名に対して使用できるトイレは1個です。ちなみに、マライ郡のコマツ小学校2校は、男女別に仕切られた各2個のトイレがあります。地雷処理の次は、衛生設備の整備が重要になりそうです。（中野専門家より）