カンボジアの子供たちへのプレゼント…

先日、カンボジアの地方都市における、中学・高校生の朝の通学風景をお伝えしたところですが、今回は小学生の状況について、お話します。

下の写真は、自転車をプレゼントされ喜んでいるカンボジアの小学生です。

私達が活動している近くの小学校には、約120名の生徒が日々学んでいます。その内15名の小学生は、家までの距離が５km以上あり、そのうち３km以上は、道とは言い難いところを毎日歩いてきます。特に、雨季は、ほとんどの道路が泥濘化し、徒歩での移動は、大人でも一苦労です。ましてや小学生、特に低学年(日本の幼稚園児から2年生に相当)にとっては、私達の想像以上のものがあります。何人かの高学年の生徒は、私達に「学校に到着するまで1時間以上かかる！」と話してくれました。もちろん、彼らの話にどの程度信憑性があるのかはわかりませんが…実際に距離を測ったわけでもなく、担任の先生が子供達の家を訪問したこともないわけですから…

このような中、JMASでは、これらの子供たちに自転車をプレゼントする活動を行っています。今回は、現地で活動する日本人の方の善意により、通学距離5㎞以上の小学校１年生の女子生徒とその弟に自転車をプレゼントしました。写真は、自転車をプレゼントした当日の様子です。女子生徒と家族の笑顔がとても印象的でした。

JMASとして、引き続き現地の子供たちのために、このような活動を少しずつでも続けていこうと考えています。

住友紀允専門家