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11/30〜12/5にかけて沖縄島にてアマミヤマシギの調査を実施しました。

奄美群島だけではなく、冬季を中心に沖縄島でも確認されているアマミヤマシギですが、どのような生態かは分からない部分が多くあり、特に渡りについてはどんなルートを通っているのか、そもそも奄美群島と沖縄を渡っているのかなど現在もはっきりしたことは分かっていません。

そこで捕獲をしてGPSを装着し渡りについて調べることと、血液を採取して奄美群島の個体との比較を試みています。

沖縄島での捕獲調査は昨年も挑戦しましたが、目撃情報が少ないこともあり捕獲することができませんでした。

今年は昨年よりも調査日程を伸ばし、地元の方からの目撃情報も得て万全の体制で臨みました。日中は事前の目撃情報と環境とを照らし合わせて、アマミヤマシギが出現しそうな場所を視察し、糞などの痕跡が無いか確認して周りました。夜間は日中に視察した場所に行き捕獲に挑戦しました。あいにく悪天候が続き前半は思うような調査ができないことで焦りが募りましたが、最終日の夜にようやく天気が回復し、どうにか1羽の捕獲に成功しました。睡眠不足になりながらも調査員一同が頑張った成果です。

この個体がこれからどんな移動をするのか、GPSのデータが届くのが楽しみです。

GPSと足環を装着したアマミヤマシギ

アマミヤマシギに装着したGPSの動作確認

日中にアマミヤマシギの痕跡を探す様子

今回、捕獲したアマミヤマシギ以外にも複数確認されたため、来年1月にもう一度沖縄島にて同様の捕獲調査を実施する予定です。

調査の状況やGPSデータについてはまたご報告させていただきます。