大切な人のもしもの時に!行方不明者を探す民間捜索犬を育てたい!

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支援総額

2,621,000

目標金額 2,500,000円

支援者
203人
募集終了日
2023年10月25日

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プロジェクト本文

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はじめに

 

災害救助犬・地域の捜索犬を育成するNPO法人日本サーチドッグアソシエーション(NSA)です。

 

NSAの本部は神奈川県横浜市にありますが、会員は全国から募集してします。現在は、東京・神奈川・埼玉・千葉・山梨・新潟・徳島・広島で活動する会員と捜索犬たちがいます。会員数は48人で所属する捜索犬・訓練犬は28頭です。

 

発足4年目の団体ですが、主たるメンバーは2007年の新潟県中越沖地震以降、東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨災害、北海道胆振東部地震などの自然災害での救助犬出動や、それぞれの地域での行方不明者捜索に出動経験があり、警察犬嘱託を受けている犬たちもいます。

 

今年1月に令和4年度神奈川県消防広域応援訓練に参加しました
NSAは神奈川県と防災協定を結んでいます
土砂災害を想定した訓練での捜索

 

2023年5月5日に発災した石川県能登地震の際には、当日のうちにNSAメンバー4人と救助犬4頭が石川県に入りました。

 

認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンが運営する『空飛ぶ捜索医療団ARROWS』と現地の被災状況調査。幸い救助犬での捜索が必要な要請がなく、しかし現地は余震と雨が続く中でしたので現地待機をすることに。その待機時間では、避難所への物資搬入や段ボールベッドの設置、物資倉庫へ次々と送られてくる物資の整理など、捜索活動以外に必要とされる支援活動を3日間行いました。

 

石川県珠洲市にて
避難所にて段ボールベッドの組み立て作業支援

 

私たちは私たちの愛犬を訓練して、自然災害発生時に出動する災害救助犬や、地域の行方不明者を捜索する地域捜索犬、生存が期待できない状況でも捜索する遺体臭気捜索犬を育成し、現場に出動しています。

 

トレーリング訓練
HRD(遺体臭気)捜索訓練
NSAサーチドッグ認定試験の様子

 

自然災害発生時の捜索活動はもちろんですが、今日において全国的に需要が高まっているのは、地域の認知症高齢者から子どもたちの行方不明捜索です。全国で年間およそ8万人の行方不明捜索届けがある中で、日々捜索活動が行われています。また数日経ってからの発見により亡くなっていることも。認知症高齢者の行方不明者数は、2022年1万8709人で10年連続増加傾向にあります。

 

※出典:警察庁 令和4年における行方不明者の状況

 

※出典:nippon.com2022年の認知症行方不明者捜索届1万8709、10年連続で増加

※上記のグラフ画像は、警察庁・nippon.comより使用の許諾を得ています。

 

 

私たちは優れた嗅覚能力をもつ犬たちと地域の救える命に貢献したい。大切な人を探す家族のみなさんの役に立ちたいと活動します。また、欧米では警察などの公的機関と民間の捜索犬団体が協力し、行方不明者捜索に携わります。日本でもそうありたいと願います。

 

NSAの救助犬・捜索犬には、シェパード・ラブラドールレトリバー・ゴールデンレトリバー・ボーダーコリー・ビーグル・ブリタニースパニエル・甲斐犬・柴犬・ジャックラッセルテリア・MIX犬などが所属しています。普段は家庭犬として生活しています。

 

NSAに所属する犬種もさまざま、それぞれの特徴を活かした捜索訓練を行います。

 

今回、みなさまのご支援によりアメリカから捜索犬のエキスパートを招き、捜索犬セミナーを開催します。2019年を最後にコロナ禍の影響で開催は4年ぶりとなります。その間に訓練を続けてきた捜索犬たちのレベルを確認する認定試験も行います。

 

 

サーチドッグの活動紹介

 

NSAのサーチドッグ(捜索犬)には3つの捜索方法を訓練した犬たちがいます。

 

1.エアセントサーチドッグ

自然災害(地震・土砂災害)などで倒壊した建物に閉じ込められた人を、その瓦礫の隙間から浮遊する人の匂いを探します。災害救助犬と呼ばれている犬たちです。また、山の中などで行方不明になった人の風や谷から上がってくる匂い取り広範囲を探す、エリアサーチドッグ。

 

≪主なメンバーの出動履歴≫

・東日本大震災       ・神奈川県横須賀市捜索 

・熊本地震         ・京都市右京区愛宕山捜索

・北海道胆振東部地震    ・滋賀県マキノ町児童行方不明捜索

 

生体反応をする犬は、誰かわからないが隙間から漏れ出てくる人の匂いを見つけると吠えて知らせる。

 

 

2.トレーリングドッグ

地域の認知症高齢者や子どもたち、ハイキングや軽登山などで行方不明になった特定の人の臭跡を追う捜索犬。

 

 

≪主なメンバーの出動履歴≫

・広島県内認知症高齢者行方不明捜索3件

・愛媛県石鎚山軽登山行方不明者捜索

 

トレーリングでは、特定の人の原臭(その人の持ち物など)を嗅いで、その人を見つける。

 

 

3.HRD(遺体臭気)サーチドッグ

発災から長時間経過し生体臭気反応する捜索犬が活動後、行方知れずの人の手がかりをあきらめずに探します。訓練には化学的に作られた精度の高い疑似臭を使います。

 

≪主なメンバーの出動履歴≫

・熊本地震

・西日本豪雨災害

 

HRD
HRD(遺体臭気捜索訓練)ブロック複数を並べ、1つに遺体臭気の疑似臭を隠している。
捜索犬は見つけるとブロックに鼻を入れてフリーズしたり、ブロックの側で伏せるアラートを覚える。

 

 

プロジェクトメンバー紹介

 

 

|梅井貴正(うめいたかまさ)

NSA理事・運営責任者(COO)兼 事務局長

with sarada dog trainig instructor


救助犬・捜索犬訓練に携わり20年になります。新潟県中越沖地震から広島土石流・東日本大震災・西日本豪雨災害などの自然災害やスキーヤーや登山遭難者の捜索に長年あたってきました。これまで他団体で活動してきましたが、全国に多数ある救助犬団体との連携や協力関係を築き、日本の救助犬・捜索犬を向上させるために認定試験やセミナー開催など、学びの場を提供したいとNSAを立ち上げました。私たちの目的は、「探せる犬」ではなく「見つけられる犬」を育てることです。これまでの出動で味わった無力感を糧に、近いうちに起こるべく大災害と、増え続けている地域の行方不明者捜索に備え、現場活動できるハンドラーと犬を育てていきたいと思います。

 

どうか、私たちの活動を知っていただき、地域に取り入れていただき応援していただけることを願います。

 

 

 

|早田美恵(はやたみえ)

NSA正会員/看護師/動物看護士


NSA会員の訓練手伝いをしていくうちに、様々な犬種の特異性を活かして一生懸命訓練する犬とハンドラーを見て、私にも何か出来ないかと思い入会しました。人の看護師としてだけでなく、現場に出る犬達の健康管理・安全を守る為に「ペット上級看護師資格」を取り、ペットセーバー講習も受講。災害救助や要捜索に対応出来る訓練を積み、1人でも多くの人命救助やその手助けになるよう日々研鑽に努めていきたいと思います。

相棒のトナ(甲斐犬MIX)はパピー期の躾に失敗し、家族の中で飼うことが難しい状況に。保健所に…というところまで追い詰められたのがトレーニングを始めたキッカケです。家庭犬として、さらに訓練競技会に必要な内容を中心に、トナとの関係性を積み上げてきました。

NSAに入会し捜索の訓練をしていくうちに、臆病で怖がりでいつも不安な表情だったトナが、今では自信のある落ち着いた態度に変化。HRD(遺体臭気)捜索の適性試験にも合格しました。トナの頑張りが私にも自信を与えてくれています。

 

 

 

|青木麻奈(あおきまな)

NSA正会員/医師


医師として働いています。人を助けるとは?ある程度の年数を重ねてから脳裏から離れない疑問がそれでした。日本の清潔で機器も充実した病院の中だから、のんびりとそんなことを考えていたのかもしれません。もっと切実に助けを必要とする人が居るのではと思い、2009年より災害救助犬訓練を始めました。訓練を重ね犬はどんどん捜索ができるようになりましたが、実際の現場で何をどうすれば良いのかは漠然としていました。2011年の東日本大震災では、サポーターとして3月12日より活動しました。津波によって木造の建物が軒並み流された状況で、生体を探す訓練を受けた犬達が出来ることは少ないと感じました。必死に家族を探しながらそれでも救助犬と聞くと「わざわざありがとう」と声をかけてくれる人たちを目の当たりにして、彼らの家族をできる限り早く戻してあげられる方法はないのか?と活動後も折りに触れて思い出していていました。2012年に日本で初めてHRDセミナーを行うとの連絡が来て参加しました。以降毎年、HRDセミナー・Trailingセミナーに参加して、まだ日本においてメジャーではないこの捜索犬が、どちらも今後必要なものだと考え、自分の犬にも瓦礫でのAir ScentのみではなくHRDの訓練も始めるようになりました。NSAに加わったのは通常の生体捜索だけではなく、HRDやTrailing も重要視し訓練をするという話を聞いたため。救助犬活動を初めて15年近くが経ちますが、今もこうすることで人を救えるという解答のようなものはありませんが、大切な人を一刻も早く見つけ出したいという家族の気持ちに、できる限り早く対応できる技能をより多く身につけて応えることができるようになりたいと思います。

 

※NSAメンバーより名称・写真の掲載について承諾を得ています。

 

 

プロジェクト内容

 

災害救助犬は全国にたくさんいますが、地域の捜索犬や遺体臭気捜索犬はまだまだ日本には数少なく、訓練方法も認定試験も確立されていません。私たちは、2012年から2019年まで毎年アメリカから講師を招き、地域捜索犬の捜索技法であるトレーリングという技術と、日本ではなかなか訓練が難しい遺体臭気捜索犬も化学的に作られた擬似臭を使って学んできました。

 

HRD(遺体臭気)訓練では疑似臭を埋めてそれを犬が探します。

 

セミナーを受講した捜索犬たちの中からは、さまざまな捜索現場に出動する機会になったり、いくつかの県警察犬嘱託試験にトレーリングや遺体臭気の試験カテゴリーが採用されていることが、セミナー開催を続けてきた大きな成果とも言えます。

 

2020年以降コロナ禍にありアメリカから講師を招くことも、訓練会で集まることもできずにいましたが、ようやく今年講師が来日してのセミナー開催ができるようになりました。犬の代替わりなどもあり、参加者の期待と意欲は高いです。

 

トレーリングは特定の人の捜索なので、スタート時に探すべき人の物品を嗅いでその匂いを追います。

 

しかしながら、コロナ禍以前と比べての円安ドル高や燃料高騰による飛行機チケットが割高になり、セミナー開催費用が倍近くかかる状況です。これら全ての費用を参加者負担になると、高額なセミナーとなります。セミナーでは1日に多くの犬たちが訓練実技に参加できるわけではなく、丁寧に訓練するためにせいぜい10頭なのです。見学者も大勢になると犬の集中力がそがれてしまします。

 

今回のセミナーでは、ハンドラー(座学のみの受講者も含め)は30名・犬は10頭の開催です。救助犬・捜索犬たちはハンドラーの飼い犬であり、飼育費用・医療費・実働する際の交通費・認定試験費用・セミナー参加費などほぼ自前です。捜索実働に出る際は、仕事を休んで行くペアもいるボランティア活動なのです。

 

トレーリングは、地面や空気中に浮遊している匂いの両方を追います。

 

地域に貢献する犬たちの精度を高めるセミナー開催に、ぜひみなさんのご支援をお願いしたいと思います。またこのプロジェクトをきっかけに地域捜索犬を知っていただき、みなさんの大切な家族や知人のもしもの時に、犬たちに捜索依頼をしてください。

 

アメリカ講師による遺体臭気捜索犬と地域行方不明者捜索犬セミナー開催費用を応援してください。

 

<セミナー詳細>

開催日 :2023年11月11〜18日

開催場所:三重県四日市市にて開催

資金使途:

アメリカ講師来日渡航費2名分:50万円 
アメリカ講師料2名分×8日間:100万円 
通訳者費用2名×8日間:80万円 
講師+通訳宿泊費:20万

 

※自然災害や講師が来日できないなどのセミナー開催ができない事由があった場合、いただいた支援金はセミナーを延期して開催する費用にさせていただきます。

 

2019年滋賀県にて開催したセミナーの様子
※上記2枚は写真内の人から許諾を得ています。

 

今回もアメリカから捜索犬のエキスパート、キャシーさん・ヘザーさんが来日します。

 

 

プロジェクトの展望・ビジョン

 

地域の行方不明者捜索犬や遺体臭気捜索犬の活用は、警察や消防関係者もとても興味を持たれ期待もしています。今後の地域行方不明者捜索に、日本でも官民が協力できればいち早く発見につながると思います。

 

実際に、セミナー開催には警察関係者の方も見学に来られ、一部の地域では警察犬嘱託試験にもこのHRD捜索・トレーリングドッグが採用されています。今回のセミナーでも行政機関や福祉施設などにも声かけし参加してもらい、捜索犬の作業能力と有効性を知ってもらいます。

 

また今回のセミナー開催の最終日にはアメリカ講師の審査による認定試験も行われ、認定犬誕生となります。専門家による評価がなされることで捜索依頼者からの信頼や認知度もあがり、捜索要請が受けやすくなり民間団体の捜索犬の活動が活かされます。

 

ハンドラーと犬たちは全国からセミナーに参加します。全国で増えている行方不明者捜索の一助になればと期待します。

 

1人でも多くの行方不明者を探すために、あなたの大切な人のもしもの時に駆けつける犬たちの活動を応援してください!

 

 

セミナー講師紹介

 

日本でHRD(遺体臭気)捜索犬セミナーが始まったのは2012年からです。東日本大震災での捜索活動時、生体反応の無い捜索に無力さを感じ、それでもまだ多くの行方不明者捜索に力になりたいと犬たちと頑張りました。その経験からHRD捜索犬の必要性を感じ、アメリカでHRD捜索犬の第一人者であるアンディ・レブマン氏とマーシャ・コーニング氏を招き、HRDセミナーが開催されました。その後、地域の行方不明者捜索に有効なトレーリングドッグという捜索犬セミナーが2016~2019年に開催されました。

 

NSAではこのセミナー開催を引き継ぎ、HRD・トレーリングドッグ認定試験も開催します。今回来日する講師2人は、2016~2019年のセミナーに講師として参加。2020年からはコロナ禍で来日することはできませんでしたが、オンラインセミナーでもサポートしてくれました。

 

講師: キャシー・チオド・ホルバート

Kathy


私は1987年から探知犬の訓練をしてきました。法執行機関や捜索救助隊で訓練を行い、これまで麻薬、爆発物、追跡、HRD、パトロールなど、様々な犬の訓練を行いました。また、イラクとアフガニスタンでは遺体探知犬ハンドラーとして1年間勤務した経験があります。

 

私が運営する訓練施設は、28エーカー(113,312㎡)の敷地に22の屋内・屋外ラン、アジリティ・コース、トレーニング施設があります。私が最も好きなトレーニングはトレーリングドッグの訓練です。マウンテニア・エリア・レスキュー・グループ(https://www.wvmarg.org)にボランティア所属し活動しています。またLETSのインストラクターと認定員も務めています。(https://www.letsk9training.com/)。

 

私は自分のパートナーとして3頭のトレーリングドッグを訓練し、法執行機関向けには10頭以上の犬を訓練してきました。また他のハンドラーだけでなく、私自身の爆発物探知犬、麻薬探知犬、エアセント探知犬も訓練してきました。長年の経験の中で、私はよく訓練された犬の能力とその価値を身をもって見てきました。犬は1兆分の1単位で匂いを嗅ぎ分けることができます。それに匹敵する機械はありませんし、機械はさまざまな条件で使用できない場合もあります。しかし犬は華氏110度(摂氏43度)の砂漠の環境に順応し、グリッド捜索員が見落としていた小さな椎骨を見つけるのを、見たことがあります。また川の中で溺れた被害者がどこにいるのか、人間の捜索員には出発点すらわからないのですが、犬は捜索員にそれを教えてくれることもあります。行方不明者の捜索は、よく訓練された犬によってその状況は一転して、犬が匂いをたどって被害者にたどり着くことや、少なくとも進行方向を示すことができるのです。爆発物探知犬チームの活躍によって、多くの命が救われてきました。これからも探知犬によって未然に発見し救われていくと思います。探知犬の用途は数えきれないほどです。

 

しかし犬の鼻がいかに効率的であり、どのような目的の捜索であっても、その効果はチームの訓練によって決まります。経験豊富なインストラクターによる十分な基礎訓練がなければ、多くのチームは低迷しがちです。チームが派遣される環境でのシナリオに基づいた訓練は、成功に不可欠です。

 

成功するチームは、トレーニングに何千時間も費やしています。ボランティアの場合費用がかかるため、自己負担での訓練はさらに難しくなります。私は世界中でトレーニングを積んできましたが、とくに日本に来るのが好きでした。このような意欲的で献身的なチームを持っている日本はとても幸運です。

 

※名称掲載の許諾を得ています。掲載している画像はキャシーさんから許諾を得ています。

 

 

講師:ヘザー・ジョー・カッティング

 

 

Heather Jo Cutting

I started toraininng first search dogs in 1997. I have personally trained four dogs and most have been certified  in Area and human remains detection, and done extensive water and avalanche training. During the last 26 years, I have worked hundreds of searches for missing people in wilderness and urban areas, cadaver and human remains, and numerous water searches on rivers, streams and lakes as well as a disaster site.  As a member of a search and rescue unit in Washington State, she has had the chance to work with Andy Rebman and Marcia Koening, participated in numerous State SAR conferences and dog meets, and worked as instructors throughout the Pacific Northwest, Japan and New Zealand. I bring a wealth of experience, training tips, and real search perspective into my work with fellow search dog teams I started a search and rescue dog as a way to give back to her local community and help people after seeing a search dog when in High School. It takes hard work and dedication to certify a dog for Search and Rescue, but what you get out of it is priceless. 


 

私は、1997年から捜索犬の訓練を始めました。私のパートナーとして4頭の犬を訓練し、そのほとんどが地域捜索と遺体捜索の認定を受け、大規模な水難捜索と雪崩捜索の訓練を受けています。この26年間、私は荒野や都市部での行方不明者の捜索、遺体や人骨の捜索、川や小川、湖での数多くの水難捜索、そして災害現場で何百件も捜索してきました。ワシントン州の捜索救助隊の一員として、アンディ・レブマンやマーシャ・コーニングと仕事をする機会に恵まれ、数多く州のSAR会議やドッグミーティングに参加し、アメリカ西海岸北西部、日本、ニュージーランド各地でインストラクターを務めました。私は豊富な経験とトレーニングのヒント、そして実際の捜索の視点を、仲間の捜索犬チームとの仕事に生かしています。私は、高校生の時に捜索犬を見たことをきっかけに、地元コミュニティに恩返しし、人々を助ける方法として捜索救助犬を始めました。捜索救助犬の認定を受けるには大変な努力と献身が必要ですが、そこから得られるものはかけがえのないものです。

 

※名称掲載の許諾を得ています。掲載している画像はヘザーさんから許諾を得ています。

 

 

応援メッセージ

 

出原一宏さん(いではらかずひろさん)

・介護福祉士・消防団員福祉・防災サポートつむぎ代表

 

災害発生時に、自分と利用者の命を守る判断・行動を取る「闘う福祉職を育てる」というスローガンで福祉施設の防災力向上に取り組んでいる。

福祉施設では認知症状によって、利用者が施設から出て、いなくなってしまうことが度々あります。発見が遅れると命に関わる事態です。施設関係者は自分たちを責めます。預けているご家族の心痛も計り知れません。私も「もしも…」と最悪の事態を考えながら、捜索をしたことがありました。ホントに一瞬の隙でした。

通所を利用されている方は、ご自宅への送迎後ご家族が不在で帰るまでの間に、行方不明になることも多々あります。市から届く防災情報でも月に何度かの頻度で高齢者の行方不明に関する通知が来ます。こんなに行方不明件数があるんだ、と驚くと共に、どうか早く見つかりますようにといつも願っています。発見の通知がないと「どうなったのだろう?」と胸が痛くなる気持ちです。

また私は消防団員でもあり、夜間捜索の要請を受けたことがありました。冬場は一刻も早く発見しないと命に関わります。時間との勝負です。思いつく場所をくまなく探しましたが見当たりません。消防団は人数によるマンパワーはありますが、当事者の状況を聞き取りした上で、見当を付けての捜索しかできません。なので、足取りとは全く違う方向を捜索することもあります。

どの状況下でも、捜索犬がいたら状況は違っていたかも知れません。それは行方不明者捜索犬の訓練に参加して体験をし分かることが沢山ありました。それぞれの機関のもつ力と捜索犬の持つ力を合わせれば、発見に至る可能性はグンと上がります。そして、その判断や行動は、早ければ早い程いい。「1秒でも早く命を救う」その目的の為に、もっと捜索犬の可能性を行政や福祉施設関係者、またご家族に知って頂ければ、早く要請でき実際の現場でスムーズに活動できます。

どうかこのプロジェクトが成功し、行方不明捜索に捜索犬が投入されることが、スタンダードになりますように、あの時捜索犬を投入していれば…そんな後悔を誰もしないように。地域に捜索犬が増えるように、応援させて頂きます。

 

※名称掲載の許諾を得ています。掲載している画像は出原さんから許諾を得ています。

 

 

安藤 敏昭さん(あんどう としあきさん)

・千葉県内消防本部所属・特定非営利活動法人「日本災害救助活動支援隊」理事長

 

行方不明者捜索について行方不明者捜索は、警察や消防が行う重要な活動の一つです。捜索犬はその中で重要な役割を果たしています。捜索犬は優れた嗅覚とハンドラーとの訓練を活かして、要救助者の臭いを追跡し、要救助者の居場所を見つけるのに役立ちます。特に山岳地帯や森林、災害現場などでの捜索において、捜索犬は素早く範囲をカバーし、迷子や行方不明者を見つけるために活躍できます。

そしてご遺体の臭気を検知できる捜索犬は、災害現場でご遺体の発見に役立ちます。ご遺体から発せられる特有の臭気を嗅ぎ分けることで、災害救助での効率が向上します。我々消防の職務は生存者を早期に発見して救出することですが、ご遺体を早期に家族のもとに帰してあげることができるのは、ご遺体の臭気を嗅ぎ分けることができる捜索犬です。この捜索犬の能力により、迅速かつ正確な結果を得ることが可能となります。

捜索犬への期待捜索犬に対する期待は大きく、要救助者を発見する能力は、様々な災害現場での人命救助活動などで重要な役割を果たすと思います。捜索犬の活動に対する信頼は厚く、捜索犬は人命救助において欠かせない存在であり、捜索犬の活動は救助現場に大きな成果を与えると考えております。そのため、捜索犬には専門的な訓練や適切なケアが提供され、彼らの活動を支援することが重要です。

この活動をきっかけとして、捜索犬の新たな活躍を期待しプロジェクトの達成を願っております。

入していれば…そんな後悔を誰もしないように。地域に捜索犬が増えるように、応援させて頂きます。

 

※名称掲載の許諾を得ています。掲載している画像は安藤さんから許諾を得ています。

 

 

松川浩之さん(まつかわひろゆきさん)

・広陵ドッグスクール 代表・一般社団法人救犬ジャパン副理事

・奈良県警嘱託警察犬指導員・JKC公認訓練士

 

今年11月にTrailing ・HRD セミナー開催されることをとても嬉しく思っております。この数年、コロナで来日することができなかった講師の方々と直接会い、指導を受けることができるのは大変貴重で日本の捜索犬活動においてとても重要なことです。現状まだまだ日本の捜索犬は他の捜索犬先進国に遅れています。日本での捜索犬活動はボランティアによる活動が大半であり、資金調達が困難であることが一つの要因でもあります。私自身犬の訓練士として生計を立てる中、生活や家族との時間などを切り崩し活動をせざるを得ないのが現状です。その中でも日本の捜索犬のレベルを上げていき、信頼を得るに足る捜索犬を育成していくことは急務であり、今回のようなセミナーはとても貴重かつ必要なことです。HRD捜索犬とはご遺体を捜索する犬で、近年の日本に多い土砂災害であったり、山岳での遭難などで亡くなられた方を捜すのに確実に必要とされる犬です。

 

 

私はmantrailing の訓練を8年ほど続けており、確かな手応えを感じています。警察犬でも日本で主流でもある足跡追及犬に並んで採用される都道府県も増えてきました。個人的にmantrailingの指導をさせていただいた方々からも実際の現場で着々と成果がでているご報告を受けております。日本でも高齢化が進む中認知症の方の行方不明者事案が急増しており、間違いなく必要とされる捜索犬です。

 

私たちの捜索犬育成・捜索活動のためにも、ご支援ください。

 

※名称掲載の許諾を得ています。掲載している画像は松川さんから許諾を得ています。

 

 

プロジェクト実行責任者:
篠﨑 栄治(NPO法人日本サーチドッグアソシエーション)
プロジェクト実施完了日:
2023年11月19日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

アメリカ講師来日渡航費2名分50万円 アメリカ講師料2名分×8日間100万円 通訳者費用2名×8日間80万円 講師+通訳宿泊費20万

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プロフィール

NSA(日本サーチドッグアソシエーション)事務局の大西です。 ボーダーコリーたちを救助犬・捜索犬の訓練をしています。地域の行方不明者捜索で実際に認知症の方の捜索に出動しております。

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リターン

1,000+システム利用料


【1000円】救助犬・捜索犬写真付きご支援感謝のメール

【1000円】救助犬・捜索犬写真付きご支援感謝のメール

ご支援頂いたお礼のメッセージを救助犬・捜索犬の写真とともにメールにて送らせて頂きます。

支援者
20人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

3,000+システム利用料


救助犬・捜索犬写真付きご支援感謝のメール

救助犬・捜索犬写真付きご支援感謝のメール

ご支援いただいたお礼のメッセージと捜索犬セミナーのご報告を救助犬・捜索犬たちの写真ともにメールにて送らせていただきます。

支援者
67人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

5,000+システム利用料


救助犬・捜索犬の写真付きご支援感謝メール

救助犬・捜索犬の写真付きご支援感謝メール

ご支援いただいたお礼のメッセージと捜索犬セミナーのご報告を救助犬・捜索犬たちの写真ともにメールにて送らせていただきます。

支援者
42人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

10,000+システム利用料


『推し』救助犬・捜索犬の写真付きご支援感謝メール

『推し』救助犬・捜索犬の写真付きご支援感謝メール

ご支援いただいたお礼のメッセージと捜索犬セミナーのご報告を、救助犬・捜索犬たちの写真ともにメールにて送らせていただきます。『推し』救助犬・捜索犬の写真をお選びいただけます。
NSAの公式HP
http://k9nsa.com/introducing-the-search-dog/
こちらからあなたの『推し』救助犬・捜索犬・訓練犬をお選びください。

支援者
56人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

30,000+システム利用料


捜索犬の訓練にボランティア参加付きとご支援感謝のメール

捜索犬の訓練にボランティア参加付きとご支援感謝のメール

ご支援感謝メッセージとセミナー開催報告をメールにて送ります。
そして訓練会に見学・参加していただき、捜索犬に見つけてもらう体験ができます。
・訓練会
開催場所:基本的に神奈川県横浜市の広大な公園で行います。
開催日時:毎週土曜または日曜の午前中
1支援につき2人まで参加可能です。
参加希望の方には、日程などをメールにて対応させていただきます。
参加有効期間は、2024年12月末までとします。

支援者
4人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

30,000+システム利用料


『推し』救助犬・捜索犬の写真付きご支援感謝メールとセミナー報告レポート

『推し』救助犬・捜索犬の写真付きご支援感謝メールとセミナー報告レポート

ご支援お礼感謝メッセージと捜索犬たちの写真・セミナー報告レポートを送らせていただきます。

支援者
9人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

50,000+システム利用料


捜索犬訓練会を主催してください!と支援お礼感謝のメッセージとセミナー報告レポートをメールで送ります。

捜索犬訓練会を主催してください!と支援お礼感謝のメッセージとセミナー報告レポートをメールで送ります。

救助犬・捜索犬の訓練会を主催してください!ご近所仲間、犬仲間、自治会、PTA、学校、福祉施設、行政機関、消防・警察の方大歓迎です。最寄りの捜索犬(トレーリング・HRD)たちが伺います。
捜索犬についての説明と訓練を行います。捜索対象を参加されている数名にお願いをします。
開催場所や日時は、支援お礼感謝メッセージとセミナー開催報告をメールで送らせていただき、ご相談させてください。
開催日有効期間は、2024年12月末までとします。

支援者
1人
在庫数
9
発送完了予定月
2023年12月

50,000+システム利用料


『推し』救助犬・捜索犬の写真とセミナー報告レポートを送らせていただきます!

『推し』救助犬・捜索犬の写真とセミナー報告レポートを送らせていただきます!

ご支援感謝のメッセージを「推し!捜索犬」の写真とセミナー開催レポートをメールにて送ります。
「推し!捜索犬」の写真はこちらのHPよりお選びください。
http://k9nsa.com/introducing-the-search-dog/
※ご希望は後日メールにて確認をさせていただきます。

支援者
7人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

100,000+システム利用料


救助犬・捜索犬についてや活動についての講演会に伺います!

救助犬・捜索犬についてや活動についての講演会に伺います!

救助犬・捜索犬についてや団体の活動についての講演会に伺います。
地域や学校、福祉施設、企業、行政機関、消防学校、警察学校など、どのようなお集まりでも伺います。多くの方に救助犬・捜索犬について学んでいただく機会になればと思います。
ご支援のお礼感謝メッセージとセミナー開催報告をメールにて送らせていただきますので、その際に開催場所・日時のご相談をさせてください。救助犬・捜索犬も同行し訓練デモも可能です。
別途、交通費(実費)のご負担をお願いいたします。講演料は不要です。
開催日有効期間は、2024年12月末までとします。

支援者
3人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2023年12月

プロフィール

NSA(日本サーチドッグアソシエーション)事務局の大西です。 ボーダーコリーたちを救助犬・捜索犬の訓練をしています。地域の行方不明者捜索で実際に認知症の方の捜索に出動しております。

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