プロジェクト概要

 

『全一』が残る建築

はじめまして、ページをご覧いただきありがとうございます。神奈川県三浦郡葉山町にある加地邸の保存活用を引き継いでいます、武井雅子です。

 

この加地邸(旧 加地利夫別邸)は、建築家の遠藤 新が設計した築91年の貴重な建築です。ライトの一番弟子の代表作といっても過言ではないプレーリースタイルを彷彿とさせます。改修も特にされず遠藤 新の建築哲学『全一』が残されているものの、もともと個人の民家のため、その価値を残す動きは有志に委ねられてきました。

 

この加地邸を今後、宿泊と撮影場所として利活用していくために、インフラの整備が必要となりました。(下水 等水道関係および屋根の修繕)

 

しかし、その整備には、概算で総工費9000万円近くかかります。今回のこの保存に当たってご協力をいただきたく、伝統建築への興味がある方、葉山が好きな方々、古いもの好きの方々、全国の価値あるもの好きの方々、そんなみなさんと一緒に加地邸を後世に残す伝統建築として作り上げていきたいと考えています。

 

どうぞみなさまのご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 

※遠藤 新...明治神宮や帝国ホテルの建築に携わった建築家。フランクロイドライドの元で学ぶ。

 

 

建築的価値-現存する遠藤新の哲学-

 

遠藤新

明治22年6月4日 福島県出身

東京帝国大学工科大学建築学科 卒業

 

「全一なる対象として建築を考える」

という生涯を通して貫いた建築哲学を持ち、都市計画や平面計画、国民と建築との距離など建築がなすべき役割を考え続けた。

<代表的設計>

東京・東久留米の自由学園の校舎群(1929年~)

甲子園ホテル(1930年)、

賛育会病院(1930年)、

梁瀬自動車本社ビル(1931年)

などの設計を行なっている。

アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトの弟子として知られており、帝国ホテルの建築に携わる。

 

個人の住宅も多く手掛けましたが、現存しているのは加地邸を含めて数軒のみ。

 

 

-加地邸に見られる遠藤新-

 

1, 大谷石での柱/壁面

建物全体に使われている大谷石は、築91年前とは思えない旧帝国ホテルを彷彿とさせる趣があります。

 

 

 

2, 全一という照明/家具までのデザイン 

当時にしては珍しいキャスター付きの椅子も残っています。しかもキャスターの材質は木!サンルームは家具だけでなく床も籐で貼られています。

 

 

 

3,フランク・ロイド・ライトを彷彿させるプレーリースタイル*

 

当時から見ればわずか50年〜60年前に終焉したばかりの江戸期のデザインも取り込まれつつ海外生活の長かった施主の拘りも感じられ、ライトのプレーリースタイルの作風と日本の伝統デザイン、日本の尺度のプロポーションで出来上がった加地別邸は遠藤新の住宅における代表作です。

*プレーリースタイル…建物の高さを抑えて、周囲の自然と一体となるような建築スタイル

 

 

 

4, ビリヤード室

その部屋は幾何学模様の中の円をモチーフにデザインされ、当時ビリヤードにはタバコというライフスタイルに機能も備えた換気システムをデザインの中に組み込んでいます。

 

 

 

継承に不可欠な整備

 

建築に限らず、価値ある古いものを残すには労力だけでなく想いがなければ、どこかで失われていきます。

 

ましてや神社・仏閣といった著名なものと違い、個人の民家が残す建築としての価値は伝わりづらく、地道に多くの方々へ理解いただくことが不可欠です。

 

加地邸は約90年の間、改修も特にせず、遠藤新の建築哲学『全一なる対象として建築を考える』という想いが残されたままです。しかし、改修がされていないがために、使用に当たっては、インフラ(水道)の整備と、屋根の修繕は、不可欠な状況になってしまっています。

 

 

≪修繕スケジュール予定≫

2019年

6月 クラウドファンディング終了

8月 修繕工事着工

10月

12月 配管設備工事完了:12月末(予定)

    屋根修繕工事完了:12月末(予定)

2020年

2月  工事完了

3月  一般公開(予定)

4月  宿泊施設化 営業開始(予定)

 

≪資金使途(概算)≫

屋根修繕工事:約300万円(足場を除く)

配管設備工事:約400万円

※その他クラウドファンディング手数料他リターン費用等 約100万円

 

※全ての改修には概算9000万円近くかかりますが、今回のご支援金は、12月完了予定の配管・屋根の修繕費用に充てさせていただきます。

 

工事では下水菅の掘削と敷き直し、屋根の飛んでしまった銅板を張り替え、同時に躯体部分の木を防水塗装します。

 

 

 

葉山のシンボルに

 

家は人が使わないと朽ちていくばかりだと考えています。たくさんの皆様に加地邸にお運び頂く事を目指して、安全面や機能を完全復活することを目指しています。来年春頃には宿泊出来る状態にまで整備を目指しています。


加地邸は、建材もこの建物仕様のクオリティで、壊したらもう二度と作れない建物です。今回の活動を通して、価値があっても様々な理由で淘汰されていくものでも、適切に修繕し、応援してくださったり、理解してくださる方々がもっと増えていき、価値の多様化が生まれたらと大きな夢を描いております。

 

たくさんの方々と共に、葉山のシンボルとして、日本の建築を物語る宝として、今後も継承していけるよう、頑張っていきますので、どうぞご協力のほどよろしくお願いします。

 

 

 

 

保存会 応援メンバー

●他にもいただいている、素敵な応援メッセージはこちらをクリック

 1, 遠藤 現 様(遠藤現建築創作所)※遠藤 新 氏お孫さん

 2, 井上 祐一 先生 建築家 / 建築史家 (遠藤新研究 第一人者)

 

 

●的場 敏行 様

(株)NENGO 代表取締役社長 

【加地邸への想い/応援メッセージ】

地球と仲良く暮らすことを教えてくれる加地邸は、存在し続けなくてはなりません。

加地邸は、地球は誰のものかと考えるきっかけを与えてくれます。

 


●堀 祐一 様

加地邸保存の会(葉山支部代表 / 葉山芸術祭実行委員)

【加地邸への想い/応援メッセージ】

葉山の住宅遺産である加地邸の継承を応援します。

 

 

●伊藤 隆治 様

和光大学 教授

【加地邸への想い/応援メッセージ】

後世へ残す大切な文化遺産です。我々も応援します。

 

 

●関根 貢 様

葉山ロータリー2018-19年度 会長

【加地邸への想い/応援メッセージ】

私も応援させて頂きます。

 

 

●三上 己紀 様 

葉山ロータリー2018-2019年度 幹事

【加地邸への想い/応援メッセージ】

私も加地邸は残すべき建築だと思います。

 

 

●木下 様 吉見 様

住宅遺産トラスト

【加地邸への想い/応援メッセージ】

この素晴らしい住宅遺産を継承する活動を応援します!

 

●和泉 直人 様

継承コーディネーター

【加地邸への想い/応援メッセージ】

是非、この凛とした空気感に身を置いてみてください。

 

 


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