江戸東京の膨大な未公開史料を救う。神田明神オンライン博物館、開館！

目標金額達成のお礼とネクストゴールのお知らせ

神田明神所蔵の歴史資料のデジタルアーカイブ化と「神田明神オンライン博物館」開館のためのクラウドファンディングは、7月10日に目標金額の300万円を達成し、プロジェクトが成立いたしました。ご支援・拡散にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます。

クラウドファンディング終了日の7月16日(金)23時まで、500万円のネクストゴールを設定して、引き続き支援を募らせていただきます。

大きな目標ではありますが、5円硬貨は「ご縁がありますように」と言われており、縁起の良い数字でもあることから「500万円」と設定させていただきます。

追加分は、博物館を充実させるための資料蒐集費や、より良いシステムの導入などに充てさせていただきます。

それによって、ご支援いただいた皆様や、より多くの方々に、歴史資料を広く活用していただきたいと考えています。

どうぞ、最後まで応援いただきますよう、よろしくお願いいたします。

2021年7月12日追記
宗教法人　神田神社

- 歴史資料デジタルアーカイブ化 -

「神田明神オンライン博物館」開館へ

神田明神は天平2年（730年）に創建され、縁結び、商売繫昌、厄除けの神様をお祀りする神社です。神田や日本橋など元祖下町の神様として江戸の雰囲気が味わえる場としても有名です。日本三大祭りの一つに数えられる神田祭は「江戸の華」として徳川将軍もご覧になった祭りでした。近年は江戸文化の雰囲気を伝えつつ、アニメとのコラボなども積極的におこなっています。

神田明神の境内には、神田明神や神田祭はじめ、江戸東京の文化を伝える歴史的な資料を所蔵し展示している「神田明神資料館」があります。しかし、神田明神資料館の敷地自体が約500㎡と手狭なため、すべての所蔵資料を展示できるわけではなく、一度も展示したことがない資料も多くあるのが現状です。

私たちが今回取り組むのは、これら浮世絵、絵巻物、古文書、古写真など数千点にのぼる資料をデジタルアーカイブ化し、貴重な資料の保存をするとともに、オンラインを通じてより多くの方々に資料を活用してもらう、というプロジェクトです。

神田明神の文化的財産ともいえる歴史資料を未来に継承していくため、どうぞ皆様からのご支援をよろしくお願いします。

                                          宗教法人　神田神社

・・・浮世絵・・・

喜多川歌麿や歌川広重らが描いた、だいこく様えびす様、平将門公、神田明神や神田祭、江戸東京名所や歌舞伎絵、美人画など幅広いジャンルの資料を多く所蔵しています。

・・・神田祭の絵巻・・・

3巻67メートルの『紙本着色 神田明神祭礼絵巻』はじめ『紙本着色 神田明神祭礼図巻』『紙本着色 神田明神祭礼行列画巻』『祭礼絵巻』『文政六年神田祭湯島一丁目旅籠町附祭絵巻』など、多くの絵巻を所蔵しています。

■目標金額：300万円

■プロジェクト内容：2023年4月1日までに宗教法人 神田神社が所蔵する絵画や浮世絵、文書などを閲覧できるオンライン資料館サイトの制作を終了すること

サンドロビッチ・ヤバ子 先生

『ケンガンアシュラ』原作

オンライン博物館が実現できたら、先頃行われた神田明神×ケンガンアシュラ「戦と拳願仕合」の展示物も公開していただく予定です。 展示を見れなかった方も、もう一度見たいという方も是非オンラインでお楽しみください。

だろめおん 先生

『ケンガンアシュラ』作画

オンライン博物館とは、さすが'ITお守り'もやってる神田明神ですね！今から楽しみです！

巻来功士先生

『ゴッドサイダー』原作

現代絵師達が尊敬する浮世絵師と時代を超えた奇跡のコラボ！百聞は一見にしかず！是非！

谷口亮先生

2020年東京オリンピック・パラリンピックの公式マスコットキャラクター作者

オンライン博物館で今回見に行けなかった全国の方に楽しんでいただけたら嬉しいです！

平松伸二先生

『ブラック・エンジェルズ』原作

オンラインでより多くの人に見てもらえるのは描き手としては大変ありがたい 見てもらってナンボじゃからね オイラ達の商売は 

福田宏先生

『ムシブギョー』原作

オンライン博物館開設！気軽に皆様に自分の作品を観ていただけるのはとても嬉しいです！コロナやお忙しくて会場に来れなかった方！是非是非お越し下さいね！

三浦みつる先生

『Theかぼちゃワイン』原作

過去と現代をつなぐこの魅力的な展示作品の数々を、是非ともひとりでも多くの方にご覧いただければと思います。

小西紀行先生

『妖怪ウォッチ』原作

 オンラインだと、作品をじっくり見たい時に見たいだけ見られるのでボクも楽しみです！コロナや遠方・ご都合悪く展覧会に行けなかった方々にも是非見ていただきたいです！

淺野健一

彫刻家　平将門公御神像製作者

先進的で革新的な取り組みをしている神田明神がデジタル博物館を作るということで、今からとても楽しみです。私の作品も掲載していただけるということで、とても光栄に思っております。

クラウドファンディングの成功を心から祈願しております。

木村了子

現代アーティスト

古典から現代まで、数多くの貴重な文化芸術・歴史資料などを所蔵する神田明神資料館には、なんと私の「将門公」を描いた水墨画も収蔵されています！この度、神田明神オンライン博物館を開設されるとのこと。自宅にいながらにしてお宝の数々を高解像度でじっくりご覧いただける、貴重なデジタル博物館となることでしょう。文化を保存し、更新し、後世に継承する為には、皆様にその存在を広く知っていただくほか、当然資金も必要となります。どうぞその一端を、今回のクラウドファンディングにて担っていただけましたら幸いです！

こうじょう雅之

武人画師

神田明神の宝「ご神宝」

中には、これまで我々が目にする事が出来なかった多くのご神宝があった中、神田明神オンライン博物館開設により、広く多くの方が、それを目にするご機会を作られる。

常に手法や形を進化させる、神田明神のその時代に寄り添い、時代を魅せる、今回の取り組みに、自身も心躍らされております。又、この取組みの中で、私の武神画作品も加えて頂く予定であり、こんなにも光栄な事はございません。神田明神オンライン博物館の開設を、広く多くの方々に知って頂き、そして自分自身も、敬意を持って周知活動が出来るように尽力したいと思います。

塩崎顕

画家

2019年に神田明神で行われた『平将門公展』という企画に私も「つわもの」という作品で参加させて頂きました。一般的に剛としてのイメージの強い平将門ですが、幼さや可愛らしい幼少期の姿を描くことにより、世の中の人たちの持つ将門像に、新しい側面や魅力を見出すことが出来ないかと考えました。

そこには、近年色々なアニメやキャラクターとのコラボも積極的に行い「開かれた神社」として異色の存在感を放つ神田明神で行われる展示だからこそ、既存の将門像のイメージには無いものを描かなくては『平将門公展』に相応しく無い。と想いがあったからです。

そんな神田明神がオンライン博物館を開設すると伺いました。

神田明神が所蔵する大量の資料をデジタルアーカイブとして広く公開することは、私達の知の遺産を後世に伝える手段としてとても有意義なものであり、その実現と運用が末永く保たれる事を期待してやみません。