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雑種の雌犬の不妊手術で1匹でも多くの殺処分される命を救いたい!
はじめまして、茨城県に住んでおります角新一です。茨城県は犬殺処分数で全国ワーストの常連です。そのため1匹でも多くの命を救おうと、保護・譲渡活動に力を入れてきましたが、茨城県の場合は幼齢の子犬の遺棄が突出して多く、問題の根本に着手すべきと考え、雌犬の不妊手術費用を助成する活動を始めました。
最初は自費で100万円を用意し、まず30匹の手術を目標にしました。活動をブログにつづり、半年たったころ、「30匹でやめるな。支援するので続けろ」との声をいただき、「一律3,000円。お一人様1回限り」というルールでご支援をいただくようになりました。現在、1年4ヶ月が経過したところで、お申し込み数が71匹、手術済み数が60匹を超えました。
ここまで自費やご協力いただいた皆様のお力で続けてきましたが、活動をもっと多くの方に知っていただき、犬の殺処分について考えていきたいと思います!皆様のご協力を、どうぞよろしくお願いいたします!
茨城県では、年間1000匹以上もの離乳前の子犬が捨てられています
下記の環境省の「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容状況」(平成26年)を見てください。 今回は犬についてお話しします。
茨城県と埼玉県・千葉県の、犬の収容数を比較してみます。「犬」の「殺処分数」は茨城県 1,728匹 、埼玉県 458匹 、千葉県 561匹 。茨城県が、他の2県の3倍から4倍も多いのがわかります。 なぜそのような大きな差が生まれるのでしょうか。
表の犬の引取り数の埼玉県、千葉県、茨城県に注目してください。
《飼い主から・成熟個体》 《飼い主から・幼齢の個体》 《所有者不明・成熟個体》
・埼玉県 184 ・埼玉県 0 ・埼玉県 1,137
・千葉県 284 ・千葉県 16 ・千葉県 1,556
・茨城県 173 ・茨城県 8 ・茨城県 1,252
ここまでは、埼玉県・千葉県と茨城県は大きな違いは確認できないんです。
だけど、明らかに違うのは次です。
《所有者不明・幼齢の個体》
・埼玉県 97
・千葉県 43
・茨城県 1,135
茨城県の所有者不明の幼齢(子犬)の引き取り数が、他の県と2桁も違うのです。
このデータから明らかなこと、それは茨城県が万年ワーストなのは、年間1,100匹以上もの離乳前の子犬が捨てられているからなのです。動物の遺棄は、成熟個体でも幼齢個体でも決してあってはならないことですが、幼齢個体の場合は何匹も、時には一度に10匹以上も捨てられることがあります。 茨城県がワーストから抜けられない原因の一つはここだと思っています。この現実をなんとしても改善しなければなりません。
飼えないなら増やさない。
不必要な殺処分を減らすためにも正しい決断をすることが大切です。
僕が預かりボランティアを中心に活動していた時は、里親さんとのご縁を繋げることができた犬は年間4匹程度でした。これはこれですばらしい活動でしたが、やはりこれだけでは、先ほど述べた遺棄されてしまう数に太刀打ちできません。しかし不妊手術なら、より大きな効果が得られるだろうと考えました。現実に、1年4ヶ月で60匹に手術をすることができましたが、この成果は「60」という数字にとどまりません。
60匹が仮に、6匹の出産を1回したとすると360匹の子犬が産まれたことになります。それが2回あれば720匹、3回あれば1080匹…。それだけではありません、放置していたら生まれてきたであろうその子たち自身の子の出産も、孫の出産も止めることができます。不必要な殺処分を減らすためにも、飼えないなら増やさない、という選択肢も大切なことだと思います。
最終的には茨城だけではない、
全国の殺処分の問題を変えていきたい!
不妊手術の対象は雑種の雌犬で茨城県鹿嶋市の近隣で鹿行地域と呼ばれるエリアに限定しています。茨城県は全国ワーストですが、実はこの鹿行地域は県内ワーストなのです。
鹿行地区に限定したのは、このように全国でもっとも犬の遺棄が多いエリアだからというのもありますが、エリアを限定することにより、この活動の効果を証明することを狙ったからです。この活動により、茨城県の殺処分数が改善するはずです。そのとき、「おや?鹿行地域ばかりが激減しているぞ」となれば、効果が証明できます。
そして、その証明ができれば、これを県政に引き継いでもらう。これが最終目的です。今はその証明に奔走している最中で、その証明のために、全国の皆さんからご支援を受けています。
ご支援を受けたご恩は、この証明を完成させ県の仕事としてこれが実行可能であることを示すことでお返しできます。 それができれば、同様の問題を抱える他県の皆さんにとっても、大きな希望となることと思います。
皆さんの力をお借りして処分を受ける必要がない子犬を数多く救いたいと思っております!どうぞご協力お願い致します!
支援金の使途内訳
不妊手術費用 1回 30,000円 × 10匹分
リターンについて
☆お一人3,000円の支援者が10人揃うと1匹分の手術費用が助成できます。
「みんなで、1匹を救っていただく」という思いから、3000円のリターンのみご用意いたしました!
ご支援いただいたお金で手術を受けた、わんちゃんの写真のお礼のポストカードを支援者様のお名前を入れてプレゼントさせていただきます。
プロフィール
雑種の雌犬の不妊手術費用を助成する「けいせつ基金」を運営しています。 本業は中学3年生対象の学習塾「螢雪学舎」で31年目になりました。
リターン
3,000円

わんちゃんの写真のお礼のポストカード
ご支援いただいたお金で手術を受けた、わんちゃんの写真のお礼のポストカードを支援者様のお名前を入れてプレゼントさせていただきます。
- 支援者
- 105人
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2017年3月
プロフィール
雑種の雌犬の不妊手術費用を助成する「けいせつ基金」を運営しています。 本業は中学3年生対象の学習塾「螢雪学舎」で31年目になりました。