ほやと向き合い14年。本場宮城に新鮮なほやを食べれる食堂開設！

 

※農林水産省　平成23年漁業・養殖業生産統計　参照

 

 

 

こんにちは。ほや親父こと、木村 達男です。

 

石巻市、牡鹿半島の浜で育った私は、ほやの魅力に惚れこみ53歳で脱サラし、ほやの商品開発会社を起業。悪戦苦闘しながら14年、何とか会社を継続し、あかほやの塩辛がANAの機内食になるなど、ほやの商品アイテムは業界トップクラスになりました。

 

ですが、子供のころは、時間が経つにつれてえぐみが強くなるほやが、好きではありませんでした。

 

三陸では生食文化のため、県外の方への贈答品としても生で送ります。そのため、口にするときには、えぐみが強くなってしまっており、マイナスイメージにつながってしまいます。

 

鮮度の良い状態で加工品をつくれば、必ずその味を評価していただけると思い、ほやを使った商品開発に向き合い続けています。これまで開発した加工品を試食された方(延べ15万人くらい）の感想はすこぶる良好で、鮮度管理と食べやすい商品提供の大切さを痛感しています。

 

 

 

 

2〜3日経ち、鮮度が落ちたほやからは、金属とアンモニア臭が混じった臭いや味がします。これは、自己防衛本能による毒によるもので、身体に直接の影響はありませんが、古くなればなるほど強烈になります。

 

ですが、新鮮なほやは、さわやかな海の香りがして臭みはありません。

 

柔らかく歯切れが良い、こんにゃくと豆腐の中間くらいの食感で、甘味・塩味・酸味・苦味・旨味がそろった味は、お酒を美味しく変化させます。

 

その魅力からか、ほやは江戸時代の伊達家正月料理の献立の中においても「ほやの吸物」として明記されているほど歴史のある食材です。

※食材王国宮城　みやぎ伊達家と食文化より

https://www.foodkingdom-miyagi.jp/date/04.html

 

近現代においても、石巻を中心にした宮城県沿岸部では、雑煮などの汁物に干しほやからとったほやダシを利用するという食慣習があります。

 

海外でも、中国の一部や韓国、チリ、スペインなどで、食材として使用されています。

 

 

 

 

こうして、ほやの加工品を提供する中で、1つの思いが生まれました。

 

「新鮮なほやを使った、美味しい料理を食べて欲しい」

 

たくさんの加工品を開発してきたので、料理にも自信があります。

 

産地である宮城で、夏は新鮮な生ほや、その他の季節は冷凍の良いほやをつかったフルコースを提供する場所をつくります。

 

1日1組限定で最大10名様まで。ホームパーティーのようなくつろぎ空間を大切に、ほやを食べ、ほやをより深く知ってもらう場所にもできればと考えています。

 

オープンにあたって、200万円以上の費用が必要となり、皆様からのご支援は、その一部として使用させていただきます。

 

 

 

 

 

1名様あたりの料金：フルコース3,000円(8品）／4,000円(10品）／5,000円（12品）飲み物代別

住所：仙台市泉区住吉台東1丁目7番地の１６

営業時間：完全予約制11：30～21：00まで（正味3時間ですので18：00開始が最終）

駐車場：5台くらいの駐車スペース有

アクセス：

 

さらに、商品開発の拠点となる、ほや研究所も併設します。

 

 

ほやゼミ食堂でほやの素晴らしい味と可能性を感じていただき、熱烈なほやファン(伝道師）になっていただきたい。少しずつ、ほやのファンを増やしていきたいと考えています。

 

また、コアなほやファンを増やすだけではなく、ほやほや学会とも連携し、ほや伝道師育成しながら国内消費の拡大に貢献したい。

 

ほやの研究(食として）はまだまだ入り口の段階です。ほや研究所とほやゼミ食堂でほやの持つ不思議な魅力を伝え、可能性を広げ、ひいては微力ながら三陸の復興に貢献したいと思います。

また、韓国の禁輸措置（原発の風評を理由に現在も継続中。震災前は宮城のほやの60％が韓国に輸出されていた）により苦悩しているほや漁師のためにもこの事業の成功をさせ応援したいと思います。ご支援いただきますようよろしくお願いいたします。