台風19号被災のみそ蔵復活の第一歩に協力を！

千曲川と堤防の間にある河川敷は広大で、水捌けがよく、昔から市民や農家がりんごや野菜を育て、地域の農業を支えるフィールドでもある。被災後、堤防工事と並行して、行政が泥をかき出し整地を進めた。そして、４月にはロータリー（畑を耕す機械）で土を耕せる状態となった。

何度か土を起こし、６月には大豆の種まきを迎えた。強い日差しが照り付け、最高気温が30度を超えた真夏日。長野市立中学校の１年生70名といっしょに大豆をまいた。（関連記事「キセキの種まく中学生」https://nagacle.net/topics-3140/）

それから一週間。小川さんが畑に足を踏み入れると、鳥に食われることなく大豆の芽は、土をやぶり力強く顔を出していた。惨状の中から新しい命が生まれた瞬間だったー。ようやく光が見えた思いだった。

しかし、7月8日、今度は「経験したことがないような」と言われる7月の豪雨で、大豆畑が再び水に浸かってしまった。「どうなるんだろう」と心配したが、幸い大豆は元気だった。しかし雨続きのせいで背丈だけがヒョロヒョロと伸びたような状態だ。(vol.13へ続く）