［弁護団からのメッセージ③］平松弁護士

先週よりプロジェクトページの本文に掲載することができなかった弁護団の皆様からのメッセージを更新しています。

本日は第3弾として、平松弁護士からのメッセージを掲載いたします。

菊池事件再審弁護団のページをご覧くださりありがとうございます。

私が弁護士を志したきっかけは、菊池事件再審請求の大きな布石となるハンセン病国賠訴訟を知ったことに始まります。誤った国策により、ハンセン病に対する過酷な差別偏見にさらされて生きてこられた元患者の皆さんが勇気を出して声を上げた姿に心を震わさずにいられませんでした。

国賠訴訟は勝訴しましたが、その後、元患者の家族の方々も、地域社会からの迫害を恐れるがあまり、家族にハンセン病の元患者がいることを、いなまお秘密にして生きていることを知りました。２０１６年のことです。私たちの社会はいまなお、ハンセン病に対する差別偏見にまみれているのです。

菊池事件においても、根強くはびこる差別偏見の中、ご遺族がどうして再審の声を上げることができるでしょうか。この事態を是正できるのは、私たち国民しかいません。

私たち菊池事件再審弁護団は、この事件を広く全国に広報・啓蒙する必要があると考えています。引き続き多くの方のご支援をよろしくお願いいたします。

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今後ともプロジェクトへの応援をお願いいたします。

弁護士　平松　まゆき