近況のAAT活動とクラウドファンディング終了のご報告
皆様こんにちは。
北里大学メディカルセンター動物介在療法(AAT)チームです。
たくさんの方々にご支援を賜り、本プロジェクトは2019年12月21日にクラウドファンディングの期限を迎えさせていただきました。
皆様からのお力添えをいただき、当院での動物介在療法(AAT)を無事継続し、三代目北里メディカルドッグ「ヨー」も順調にトレーニングを積むことができております。
チーム一同、心より御礼申し上げます。
当院AATの取り組みは今後も続きますが、本クラウドファンディング・プロジェクトにつきましては所定の終了期日となりましたことをご報告をさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症の広まりを受けて、AATと三代目犬のトレーニングを2020年3月初旬より一時休止いたしました。感染管理室とAATチームとで検討を重ね、感染対策と実施条件の設定を行いながら6月下旬から三代目犬のトレーニングを、7月よりAATを徐々に再開いたしました。再開後も地域の感染状況を鑑みながらAATとトレーニングの実施と休止を繰り返しております。
二代目の「モカ」は今も元気に病院に顔を出していますが、年齢と健康状態を考えて2021年3月末で北里メディカルドッグの役割を卒業することが決まりました。立派な働きに、チーム一同より大きな感謝を伝えたいと思っております。
三代目の「ヨー」は順調に病院でのトレーニングを積んでおります。日本盲導犬協会で基本的なトレーニングを受けていたため、病院に来た当初から吠えない・咬まないことはもちろん、人が大好きで愛嬌と元気あふれるゴールデンレトリバー(2歳)でした。
病院に慣れ、不意なことがあっても慌てず、いつも上機嫌で安定した状態で患者さんに安心を提供できるようトレーニングを重ねています。最近は先輩犬の仕事ぶりを見学しながら、自分が活躍するイメージを膨らませています。日本盲導犬協会の方からのご指導もいただきながら、2021年春頃のAATデビューを計画しております。
【返礼品(リターン)につきまして】
2020年3月14日に開催を予定しておりました北里メディカルドッグとのふれあい体験イベントが、新型コロナウイルス感染症のために現在まで開催できずにおりますことを心よりお詫び申し上げます。本リターンのコースにご支援をいただいた皆様には、後日、追加のご連絡をさせて頂きたく存じます。誠に申し訳ございません。
【ご支援の使途につきまして】
延べ295名の皆様から総額4,244,000円のご支援をいただきました。こちらからREADYFORシステム利用手数料:793,628円とリターン準備費を引いた全額を、プロジェクトページに記載させていただいておりました通りの以下使途として、大切に使わせていただきます。どうもありがとうございます。
※資金使途 - メディカルドッグ後継犬を受け入れるための費用:飼料、健康管理(獣医診療、検査、予防接種、ノミ・ダニ予防)、保険費用、衛生管理(トリマー)、交通費、ハンドラー人件費、トレーニング費用、引退犬の飼育費用等。
【AATの今後】
皆様のお気持ちを力に、今後も三代目「ヨー」とともに当院でのAATを着実に進めて参ります。国内でAATが信頼を得て、臨床場面における治療手段の一つとして定着していくための確かな活動となるよう、一歩一歩、歩みを進めて参りたいと考えております。今後とも応援をいただけますよう重ねてお願い申し上げます。