「kodomoえほん」外国にルーツを持つこどもがみんなでつくる絵本

 

※多くのご支援ありがとうございました！仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合も、自己資金を元に実施はさせていただく予定ですが、皆様からの多くのご支援いただけますと幸いです！

 

 

〜 みんなで作る絵本 〜

 

外国にルーツを持つこどもたちが日本語で絵本に挑戦するプロジェクト！

 

　こんにちは！数あるプロジェクトの中からご覧いただき、誠にありがとうございます。

NPO法人 共に暮らす（ともくら） の代表をしておりますアジズ・アフメッドと申します。

 

　私はパキスタンという国で生まれ、日本語がまったく分からない状態で、9歳のときに家族と一緒に来日しました。日本に来てからなかなか友達ができず、図書室で絵本を読むのが大好きでした。そして、小学校、中学校、高校と７年間と図書委員で絵本との出会いがきっかけで本を読むのが好きになっていました。

 

　

　NPO法人 共に暮らす（ともくら）でいろんな活動をしていく中で、えほんのあいね。さんと出会いました。えほんのあいね。さんは「たくさんの絵本に出会える 居場所づくり」や「外国にルーツを持つこどもの学習支援」などの活動をされていました。そこで、今回の外国にルーツを持つこどもを対象に日本語で絵本を作ろう！というプロジェクトが生まれました。

 

 

絵本にたくさん触れて欲しい！

 

表現して欲しい！

 

このように思うようになった理由として、私の生い立ち"ルーツ"から紹介させていただきます

家族のために「ことばのお世話」をしていた小学校時代

　パキスタン出身の私は、9歳（小学校であれば3年生）のときに家族みんなで日本にやってきました。

しかし、引っ越した時点では家族の誰もが、日本語を書くことも話すこともできませんでした、、、

 

 

　日本に来て1年ほど経ち、10歳になった私は両親に代わって市役所・病院などの事務手続きを行ったり、通訳・代筆を任されたりするようになりました。幼い弟の学校関係の書類も、私がすべて担当。その他、外出時に両親の言語的なサポートをすることが私の日常になりました。

　しかし、私にとっても日本語は外国語です。また、そもそも外国である日本での暮らしは制度や文化のギャップが大きく、学校に自分の居場所を見つけることで精一杯でした。

　そして、「ことばのお世話」は、その上に重くのしかかってくるものでした。クラスのみんなが遊んでいる時に、家で仕事をしなければいけない。宿題や予習復習をする時間が取れない。でも、家族のためには、やるしかない。これが、私の小学校時代の思い出です。

 

それは「ことばのヤングケアラー」だった

　大人になったタイミングで、このような経験が私だけのものではなく、海外ルーツの家庭にとっては「よくあること」だと知りました。そして、それがヤングケアラー（※本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っているこどものこと（厚生労働省HPより））のひとつ、「ことばのヤングケアラー」という現象のひとつだということが分かってきました。

　言葉のわからない国での生活、そこに重なる家族のサポート。この問題は、海外ルーツの子どもたちにとって、子どもらしい成長・健全なキャリア形成を阻害する一因になっています。

　私自身が「ことばのヤングケアラー」だったこともあり、どうにかこの課題に立ち向かうことはできないかと考え、仲間たちとともにNPO法人 共に暮らす（ともくら）の設立に至りました。

 

特定非営利活動法人 共に暮らす、通称「ともくら」

私たちはことばのヤングケアラーが必要のない世界の実現を目指します！

 

 

↑↑↑ 前回活動の動画をご覧ください。↑↑↑

 

 

 

 

　2023年10月28日に群馬県前橋市で開催された「群馬県イノベーションアワード(GIA)2023」にて、485人の参加者の中から15人という狭き門を潜り抜け、ファイナリストに選出されました。写真はグリーンドーム前橋にてファイナリストとして発表を行った様子です！

 

 

 

 

　2023年12月23日（土）に外国にルーツを持つこども達を対象に、冬休みの宿題を支援する書道イベント「冬休みの宿題 書き初めに挑戦しよう！」を開催しました！

 

 

 

 

・2019年 小中学校の校長会にてヤングケアラーの経験を発表

・2020年 共愛学園前橋国際大学竹内愛准教授との共同研究

・2021年 多言語版動画「小学校の持ち物」30本以上

・2022年 NHK ことばのヤングケラー番組取材

・2022年 NHK Worldにて英語版の記事が掲載

・2023年 高校での教員研修会

・2023年 多文化共生イベントでパネリストで登壇

・2023年 群馬イノベーションアワード ファイナリスト

・2023年 外国にルーツを持つこどもを対象とした書道イベント

 

 

kodomo 絵本　〜 どんな流れなの！？ 〜

 

 

 

kodomo絵本　～みんなでつくる絵本～（全4回：講習3回、発表会1回）

 

1回　2月17日（土）10：00～11：30（90min）前橋中央公民館学習室505

2回　3月  9日（土）10：00～11：30（90min）前橋中央公民館アトリエ412

3回　3月16日（土）10：00～11：15（75min）前橋市創業センター

4回　4月20日（土）10：00～11：00（60min）群馬県庁 31F 『GINGHAM』

 

以下企画内容の詳細です。

 

 

 

 

 

 

・言語能力・表現能力を向上させる

 

・論理的な思考法を訓練する

 

・最後までやり遂げる達成感と自信を育てる

 

・年代・地域を超えた交流

 

・県庁での発表会は記憶として、製本した絵本はモノとして残る

 

 

 

なぜ"えほん"なのか

 

 

絵本は子どもたち一人一人に寄り添ってくれるもの

　こどもたちはそれぞれ色んな世界観や感性や夢を持っていて、無限大の可能性（これは子どもの特権）をもっています。

それを見える形で表して、絵や短い言葉で子どもたちの想像力や、世界観を広げるものが絵本。しっくりくる（好きだなぁと思う）絵本はそれぞれ違い、その絵本にいつ出会えるかもわからないけれど、子どもたちがとにかく、たくさんの絵本に出会える環境をつくりたいと考えています。 

 

絵本と教育の関連性

　絵本は登場人物の気持ちを考えたり、自分が絵本の世界に入り込んだりして、想像力を働かせたり、感情を豊かにすることができる。

つまり、それは思いやりをもつこと、視野を広げることに繋がる

 

　絵本を通じて多くの言葉、表現に触れることで自身の語彙力を高めることができます。　

「読むこと」「言葉に触れること」「発想力」「表現力」etc.　

 

自由な想像力を実際の探究学習に発展させて学びにつなげたい。 子どもたちの感性、多様性、想像力、表現力を育てるための一つのツールとして「絵本」 がこどもたちにもたらす学習経験は計り知れません！

 

 　本プロジェクトは、“外国にルーツを持つ子どもたち”が“日本語”を使って1つの“絵本”作りに挑戦するプロジェクトです。 本プロジェクトには、外国にルーツを持つ子どもたちに「楽しく日本語に慣れ親しんでほしい ！」「絵本を作るという貴重な経験を今後の自信につなげてほしい ！」などの想いが込められています。

　絵本には、色んな言葉の表現や言い回しや色とりどりの絵が使われており、自由に想像力をふくらませたり、自分を自由に表現することができるという良さがあり、そこから繰り広げられる世界観一つ一つが唯一無二なのです。自由に想像したり、表現したりすることの楽しさを感じながら、表現の仕方の一つのツールとして日本語を用いることで、外国にルーツを持つ子どもたちが自然と言語の壁を乗り越え、日本語に慣れ親しむことにつながると考えています。

　また、外国にルーツを持つ子どもたちが集まって1冊の絵本を作るという挑戦は、子どもたちにとってかなり貴重な経験となり、「ぼく（わたし）は絵本を作ったことがある ！」など、本プロジェクトで得た経験値や達成感、成功体験が子どもたちの今後の自信となり、今後の活躍につながっていくと信じています。 完成した絵本は、小さな作家たちに記念としてお渡しします。

　外国にルーツを持つ子どもたちと日本をつなぐ特別な思い出づくりの場となる、「kodomo絵本プロジェクト」により多くの方々に携わっていただけますように。 

 

 

 

 

・AZIZ AHMED（アジズ・アフメッド）

 

　私は日本語がまったく分からない状態で、9歳のときに家族と一緒に来日した経験を持っている。そして両親の通訳を10歳から行っていた。10歳で親の年金事務所への書類を代筆した経験を持っており、日本語を書くことの困難さだけでなく、制度を理解しなくてはならない困難もあった。今でも下の兄弟の授業参観や家庭訪問などの対応をしている。ともくらでは「ことばのヤングケアラ―」の負担軽減と、こどもの将来へ向けたキャリア形成に集中できる環境作りに力を入れていきたい。

 

 

・二上 愛音　(えほんのあいね。)

 

 

　共愛学園前橋国際大学2年の二上愛音です。私は、小さい時から絵本が大好きで、たくさん読み聞かせをしてもらって絵本に囲まれて育ちました。

このことがきっかけで今も絵本が好きで、子どもたちにたくさんの絵本に出会ってもらいたい！多くの人に絵本のよさを伝えたい！という想いからえほんのあいね。の活動を昨年の8月から始めました。　

　これまでの活動としては、9月に渋川市の子ども向けイベント、10月に横浜市の「星川ハロウィンイベント」、12月にオーガニックキャラバンin富岡、同じく12月に「GINGHAM クリスマスマルシェ」と様々なイベントに誘っていただき、絵本の読み聞かせブースを出店しました。今後は、渋川市で1月21日に絵本の読み聞かせ＆対話イベント、3月2日に前橋市富士見町で初主催大人の絵本イベントを予定しています。絵本は読む人一人ひとりに寄り添ってくれて、色んな世界観や感性や夢を無限大の可能性として広げてくれるとても素敵なものだと私は思っています‼こんな絵本のよさをこれからもどんどん広めていきたいです。

 

・ともくら メンバー

 

 

ともくらではたくさんのメンバーが企画・運営をサポートしています！

kodomo絵本プロジェクトもみんなで盛り上げていきますので、ご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします！

 

ともくら一同

 

　プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情（緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む）によりイベントが開催できなかった場合、イベントを延期します。