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マンスリーサポーター総計
【国立劇場養成所だより】8月号《修了者インタビュー特別版》
明日を担う伝承者の養成を共に支える サポーターの皆様へ
日頃より国立劇場養成所をご支援いただき、ありがとうございます。
「国立劇場養成所だより」8月号は修了者インタビュー特別版!
7月号に引き続き、サポーター会員ではない方も含め、すべての皆様に記事をご覧いただけます。


・7月21日(月・祝)伝統芸能体験教室「やってみる 歌舞伎音楽 "竹本"」
令和7年8月7日(木)に開催する「第27回 音の会」と、8月14日(木)~17日(日)に開催する「第31回 稚魚の会・歌舞伎会合同公演」を皆様にもっと楽しんでいただくために、両公演の会場である浅草公会堂にて、伝統芸能体験教室「やってみる 歌舞伎音楽 "竹本"」を実施いたしました!
まずは、講師の鶴澤慎治(つるさわ・しんじ)さん、竹本樹太夫(たけもと・いつきだゆう)さんが、竹本の演奏を披露してくださいました。
演奏していただいたのは、『義経千本桜』より「道行初音旅(みちゆきはつねのたび)」。間近で聞く竹本の音色は、とても迫力がありました!
次は、鶴澤慎治さんが「歌舞伎音楽 "竹本"ってなんだろう?」をテーマに、日本の音楽や竹本の歴史を分かりやすく解説してくださいました。
解説の後は、いよいよ体験コーナーへ!
今回は、『伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)』火見櫓の場(ひのみやぐらのば)の語りと、その場面で演奏されるメリヤスの口三味線に挑戦しました。
講師の方々から、この作品のあらすじや恋人・吉三郎を思うお七の心情について教えていただき、お七の気持ちを想像しながら、大きな声で語りと口三味線を体験しました。
日常ではなかなか"やってみる"ことのない、歌舞伎音楽「竹本」に挑戦した参加者の皆さんからは、「竹本の歴史をたくさん知ることができて楽しかった」、「間近で演奏を聴けて、迫力がすごかった!」、「三味線の音階がピアノとは違うのが面白かった」など、たくさんのご感想をいただきました。
今回の伝統芸能体験教室をきっかけに、歌舞伎により興味を持っていただけましたら幸いです。
国立劇場養成所では、皆様が伝統芸能に親しむきっかけとなるようなイベント等を引き続き企画してまいります。今後もぜひご参加ください!

毎月、現役研修生たちを対象としたインタビューを掲載している本コーナー。
第20回目の今回は特別版!
8月14~17日の「稚魚の会・歌舞伎会合同公演」に出演される、第21期歌舞伎俳優研修修了者・市川新八(いちかわ・しんぱち)さん、第24期歌舞伎俳優研修修了者・中村蝶也(なかむら・ちょうや)さんに、研修生時代の思い出や公演への意気込みを伺いました!
今回は、お二人のインタビュー《後編》をお届けします!
↓インタビュー《前編》はこちらからお読みいただけます↓
https://readyfor.jp/projects/kokuritsu_yosei_support/announcements/382848
(以下、(新)=市川新八さん、(蝶)=中村蝶也さん)
Q1.養成所で2年間の研修を経て歌舞伎俳優になったお二人。
プロになってから、養成所での学びが活きたと感じる瞬間はどんな時ですか?
(新)とにもかくにも挨拶、行儀、礼儀作法かと思います。いつ何時でも大切なことと思います。
入門後も日々勉強であり、新しいことを身につけ続けなければならないので、養成所は「勉強の仕方を学ぶ場所」と強く認識しています。
言われた瞬間には理解できなくても、後々効いてくることもたくさんあります。どんな技術や知識がどんな芝居で活きるかわかりません。全て無駄ではないという意識でいることが大切かと思います。
(蝶)今でも、毎日勉強です。顔の化粧や衣裳の着方など、授業で習ったことが活きる場面は沢山ありましたし、先生方のお話に助けられたこともありました。
例えば、尾上松太郎さんは、研修の時に「舞台の上では何が起きても対応できるように想定して動きなさい」と、ご自身の体験談をお話してくださいました。
私が『ヤマトタケル』に出演していた際、中村米吉の早替わりで十数秒しかない場面で、紐を使わずに着れるよう仕掛けを施していました。ある日、早替わり中に衣裳の仕掛けが壊れてしまい、紐で結ばないと使えなくなってしまいました。
「どうしよう」と考えていた時に、松太郎さんの「黒衣の紐を代用した事があった」というお話を思い出し、自分の黒衣の紐を使って、なんとか衣裳を着られたことがありました。松太郎さんのお話のおかげで本当に助かりました。
それからは、黒紐を余分に用意したりと、より慎重に舞台に臨むようになりました。
Q2.合同公演の本番まで、いよいよあと2週間。合同公演に向けての意気込みを聞かせてください!
(新)10年前、養成所の研修修了発表会で「引窓」の濡髪のお役を勤めさせていただきました。当時は人数の関係でお役を前半・後半に分けておりましたので、今回初めて通しで勤める機会を得まして、大変有り難く、喜ばしく思っております。研修生時代にお世話になった皆様へのご恩返しの思いも込めて稽古に励みます。
昨年より合同公演の会場が浅草公会堂に移り、私は初参加となります。客席数も増え、たくさんのお客様に観に来てほしいという思いが、出演者一同より一層高まっております。この会を広く知っていただくため、また本年に留まらず今後も応援して貰えるように、新しい企画にも挑戦しながら盛り上げていきたいです!どうか皆様、応援してください!
『双蝶々曲輪日記』八幡の里引窓の場 濡髪長五郎役を勤めた市川新八さん
(蝶)4回目となる合同公演で南与兵衛という大役を勉強させていただけること、とても嬉しく思っています!
このお役は、播磨屋の旦那さん(中村吉右衛門丈)も何度もなさっており、師・中村歌六は「杉の子会」という勉強会でなさっているお役の一つでもあります。その演目を勉強出来ることをとても嬉しく思います。
播磨屋にとって大切な演目はまだまだありますので、その第一歩として今回の「引窓」をしっかりと勤めたいと思います。
播磨屋の役者として胸を張れるよう、多くのお役を勉強して日々邁進したいと思っております。
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お二人が出演の8月「稚魚の会・歌舞伎会合同公演」は現在予約受付中!
♢令和7年8月歌舞伎俳優既成者研修発表会 「稚魚の会・歌舞伎会合同公演」
日時:8月14日(木)~8月17日(日)午前11時開演(午後2時40分終演予定)
会場:浅草公会堂ホール(東京都台東区浅草1ー38ー6)
演目:「双蝶々曲輪日記」八幡の里引窓の場、「棒しばり」、「勢獅子」
※詳しい公演情報はこちらをご覧ください。
最後まで「国立劇場養成所だより」をご覧いただき、ありがとうございました。
今後とも、ご支援・ご声援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
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