プロジェクト概要

プロジェクトの終了が報告されました

認知症予防のために、高齢者の力になれる施設をつくる。

 

皆さま、はじめまして。長野県飯田市の「湯元 久米川温泉」支配人の山口泰弘と申します。平成8年の開業以来、健康を気にする方々を対象に、さまざまな宿泊プランを提供をしてまいりました。特にマクロビオティックやファスティング(断食)などを体験していただけるプランに力を入れてきました。2019年で営業も23年目になります。

 

最近では、建物の老朽化で改装が必要になったため、これを機に「良質な温泉を活用し、今まで以上に健康をテーマに地域へ貢献できる施設を提供できないか」と3年ほど前から考えるようになりました。

 

そこで、8年前に祖母が認知症になったときのことを思い出したのです。その頃は、残念ながら認知症への知識もなく、徐々に進行する祖母の病状に対処方法がわからなかったことから、介護施設に頼ることになりました。また、当館常連様には、認知症の方や身体の不調で足が遠のいてしまった方もいらっしゃいました。そのような原体験から、高齢者がいつまでも元気で趣味や運動などに興味をもち、健康に暮らせるきっかけを提供できる施設をつくりたいと考えたのです。

 

当館自慢の露天風呂

 

このプラン実現に向け、飯田市の介護予防課や保険課とも話し合いの場を設けていただきました。残念ながら、介護予防というのは要支援になりそうな方を対象にしたものしかなく、早い段階での介護予防を目的とする施策はありませんでした。

 

しかし、気力も体力もなくなってからでは遅く、身体が元気なうちにこそ、趣味や生きがいを見つけることが大切なのではないかと思うのです。そこで、60歳以上の定年退職された方を対象に、新たな趣味や生きがいを見つけていただき、健康長寿を目指せるきっかけづくりに取り組んでいきます。

 

そして今回は、当館の施設改装費を募るため、クラウドファンディングに挑戦いたします。この挑戦が、将来的にこのような施設を全国にも広げるための一歩になることを願っています。そのためにも、一人でも多くの方々にご支援いただき、背中を押していただければうれしいです。ご支援ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 

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祖母との経験を未来に活かしたい

 

 

祖母が認知症に…!その後、待っていたのは大変な介護生活でした。

 

祖母が認知症になり、要介護になって約8年が経ちました。祖母の異変は買い物からでした。スーパーで同じものを何度も買ってくるようになったのです。さらには、財布を盗まれたと言い、温厚だった祖母が感情をおさえることができなくなっていきました。昼夜徘徊もするようになり、行方不明になったことも2,3度ありました。

 

その中で、在宅介護を行うために家をバリアフリーにしたり、介護用品を買ったり、これまで1,000万円以上の出費がありました。その経験から家族とも話し合った結果、在宅介護に限界を感じ、寂しくはなりますが施設へ入所することになりました。

 

飯田市にも要介護者が増えることで、施設に入所できず在宅看護を余儀なくされる方々も増えてくるのではないかと思います。そこで、私たちと同じような悲しくも寂しい経験をする人を一人でも減らすためにも、事前に認知症を予防することはできないだろうかと考えるようになりました。

 

介護施設での祖母(左)の様子

 

当館にお越しくださる高齢者の方や専門家にも話を聞いてみたところ、元気に生き生きしている人のほとんどが趣味や生きがいをもっている人ばかりでした。逆に認知症になりやすい方の特徴は、自宅でやることも考えることもなく、なんとなく過ごしている方に多いと聞きます。

 

例えば、ある常連様は小学校で校長先生をしていた経験を活かし、週に一度自治体、シルバークラブなどで講話を行っています。その講話を楽しく聞いてもらうためには、毎日読書をして話題を集めているそうです。健康的で生き生きした方は、やはり若い頃より培ってきた趣味を継続させている方が多いと知りました。

 

その話から、トレーニングジムやヨガスタジオをはじめ、お仕事の第一線をリタイアされた方々向けに、新たな生きがいを見つけられるきっかけを提供することができれば、地域の方々の認知症予防につながるのではないかと思い立ちました。さまざまなサークルなどを開いている健康増進施設は長野県にもあります。しかし、それは興味のある方や積極的に参加できる方が通う場だと思います。

 

当館では、地域の高齢者がいつでも通え、運動や趣味を気軽に実践し、共通項をもった仲間を見つけることで、毎日が楽しくなる近所の集会所のような場にしたいと考えています。あそこに行けば温泉を利用できて運動もできる。友達がいて、趣味が楽しめる。そんな環境を実現したいです。
 

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一人でも多くの方々に生きがいを持ってもらいたい

 

 

新たな生きがいが見つけられるきっかけを提供できる施設を目指す!

 

今回、皆さまにいただいたご支援は、まずトレーニングジムとヨガスタジオを設けるための改装費や機材購入費に充てさせていただきます。

 

当館ではご来館いただいた方々に、自慢の温泉をはじめ、体を鍛えられるトレーニングジムやヨガスタジオ、麻雀や将棋などができる空間を提供することで、共通の趣味をもった仲間や新たな生きがいを見つけるきっかけづくりをしてもらいたいです。

 

また、今まで培ってきたスキルを活かしていただくためにも、何らかの講師になっていただき、自身の力を最大限発揮できる機会もつくっていきたいと思います。

 

当館の温泉を気に入って通ってくれるヨガの久野先生と女将

 

◯コンセプト

「ウェル ビーイング(人生を楽しく健康に全うする!)」

 

◯場所

「久米川温泉」施設内(長野県飯田市久米 646-1)

 

◯設備紹介

トレーニングジム、ヨガスタジオ入浴施設、歩行湯、カラオケルーム、麻雀、囲碁、将棋、アニマルセラピー、各種サークル活動紹介(手芸、パッチワーク、音楽活動、体操教室など)、読書ルーム、ネットルーム、レストラン、etc

 

◯利用料金

1日利用:1,000円

月会費:10,800円

 

◯各施設オープン予定日

トレーニングジム・ヨガスタジオ:2019年5月中予定

カラオケスタジオや趣味の部屋:2019年9月中予定

講習会場:2019年11月中予定

 

◯公式HPはこちら(作成中)

 


 

高齢者になっても、誰もが幸せに暮らせるお手伝いをしたい。

 

飯田市では、要支援になりそうな方に対して、月一回介護施設に通っていただけるほどの補助金を出してくださる支援以外で目立ったものはあまりないと感じました。介護が必要になりそうな人だけを対象にするのは、本当に予防と言えるのでしょうか。

 

うちの祖母もそうでしたが、認知症になる前は家にいるときは家事の手伝いなどは進んで行うものの、外でのサークル活動などをすすめてみても、あまり参加しませんでした。年寄扱いされることに嫌悪感を抱く方や、より若い年齢層はなおさらです。


しかし、それくらいの年代から健康を意識した活動や趣味などに没頭し、日々やる気や生きがいをもつことができていれば、看護師や介護士が常駐していない施設でも安心してご利用いただけると思います。要支援・要介護にならないためには、やはり少しでも早い段階から積極的に対策をする必要があると考えています。

 

だからこそ、私は本気で介護予防・認知症予防の手助けができる施設を地域につくりたいと考えています。まだまだ、模索している段階ではありますが、常連様をはじめ、一人でも多くの方々の意見に耳を傾け、丁寧に準備しながら精進していきます。

 

介護施設での祖母(右下)の様子


医療費や介護保険の問題が話題になっている今だからこそ、健康に余生を過ごせるアドバイスができる施設が身近にあってもいいのではないでしょうか。少しでも元気のないお客様がいらっしゃったら、「お孫さんが20歳になるまで元気にいましょうよ!そして、お孫さんと一緒にお酒を飲むのを楽しみにしましょう!」とアドバイスすることで、生きる糧を生み出せる施設があってもいいのではないでしょうか。

 

それは何か特別な資格がなくてもできることです。それがこの施設では実現できると考えています。きっと、このような活動の積み重ねが「健康長寿の町 飯田市」への第一歩になると思います。将来的にはこのような施設が国からも認められ、利用してくださる方々の介護保険、病院代などの負担が少なくできることを願っています。

 

この挑戦を通して、新たな温泉旅館の在り方を見い出すことで、地域の人が集い、笑顔の絶えない場になり、新たな魅力がご提供できるのではないかと考えています。どうか、応援のほど、よろしくお願いいたします。

 

足が遠のいてしまった常連様がまた足を運ぶきっかけにもできるとうれしいです

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