支援総額
目標金額 800,000円
- 支援者
- 100人
- 募集終了日
- 2016年11月16日
【講座内容紹介】第12回 新聞記者に学ぶ情報の集め方・広げ方
第12回 2/18(土)18:30~20:30
尾崎 智洋氏(The Japan Times記者)
第12回の外国人コミュニティリーダー育成講座ではThe Japan Times記者の尾崎智洋氏がゲストとして情報の集め方・広げ方についていろいろと語ってくれました。The Japan Timesで特に日本在住の外国人のことを積極的に取り上げている尾崎氏は、今まで様々な問題を徹底的に調べ、多数の記事を書いてきましたが、今回はその内容についてよりも、どのようにその情報をまとめて、分かりやすく伝えられるかというワークショップを開催しました。
実際にThe Japan Timesの新聞紙を持ってきて、記事の種類を説明していただきました。ある出来事の情報だけを伝える記事は「ストレイト記事」と呼ばれ、比較的短い記事を短時間で書くものですが、急いで編集されるため、内容にかかわらず文章の最後からカットされる場合が多いです。そのため一番重要な情報は必ず記事の最初のところに入れないといけません。情報量を逆ピラミッド型にして記事の中で組み合わせます。
特に最初の文章、「リード」という文は5W1H、いつ when、どこでwhere、誰がwho、何をwhat、なぜwhy、どうやってhow、という情報を伝えることが必要です。他の種類の記事だと「フィーチャー・特集」があります。特集の場合はより長い記事がかけます。一つのエピソードについて書くのではなく、いろいろなケースを調べ、いくつかの視点を取り入れて、何人かのコメントの引用を使いながら、ある事についてより深く分析するというプロセスです。この場合は文字数の余裕もあり、何週間もかけて調べ、書くことになりますので構造としてはピラミッド型になります。最初はある個人のコメントや個人のエピソードを紹介し、そこからだんだん話を広げたり、深めたりすることになります。そして第二の段落では「ナットグラフ」というものが必ず入ります。ナットグラフというのは全体の記事の情報のポイントをまとめて、最初のエピソードをより広い問題・事情の解説へとつなげる文章です。

受講者が書いた記事にコメントをする尾崎氏
尾崎氏はいくつかのフィーチャー記事の最初の部分を見せてくれ、受講者のみなさんがナットグラフの構造を確認しました。英語だと「The situation of ●● reflects the increasing problem of..」「○○さんの状況はこの問題の事例の一つ…」という言い方で個人の事情をより幅広い問題に繋げていきます。いくつかのナットグラフの例を見たあと、3つのグループに分かれ、一つのフィーチャー記事のナットグラフを一緒に作成することになりました。一つのグループは日本語、もう一つのグループは英語で記事を読み、カットされたナットグラフを相談しながら作成してみました。その記事の内容は日本語学校についての記事で、最近の日本語学校はきちんと教育の基準を守っておらず、ただの商業的な存在になっていて、強制労働や人身取引にまで繋がってしまうこともあるという記事です。ナットグラフでは記事の最初のところで紹介されたプリ氏の事情から、日本語学校のより広い問題へとつなげようとしました。それぞれのグループのアプローチは少し違いましたが、様々な意見を熱心に交換しながら短い文章をまとめることができました。グループの中で何が重要なポイントとなっているかかなり議論もあり、まとめるには大分時間がかかりましたが、最後の発表ではそれぞれの解釈やまとめ方が興味深かったです。今後、ここで学んだ書く技術を活かして、重要な情報や個人の経験を発信していきたいと思います。
リターン
3,000円

サンキューメール(写真つき)
●サンキューメール
「外国出身コミュニティリーダー育成講座」の様子がわかる写真付きサンキューメールをお送りします。
- 申込数
- 66
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年12月
10,000円

書籍『市民が提案するこれからの移民政策』無料進呈
●サンキューメール
●諸外国の移民政策がわかる書籍
『市民が提案するこれからの移民政策』(2015、現代人文社)を無料進呈します。
- 申込数
- 13
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年12月
3,000円

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