支援総額
目標金額 500,000円
- 支援者
- 55人
- 募集終了日
- 2015年6月3日
【ロメオパラディッソの公演が、福島のまちにもたらすもの】
はじめまして。
男だらけのロメオパラディッソの影で、数少ない女性のスタッフとして活動しています、都甲マリ子(とこうまりこ)と申します。
ロメオのメンバーにはマリリンと呼ばれています。
今回私は演出助手、という立ち位置で、舞台づくりのお手伝いをさせていただいています。
演出家の大信ペリカンさんの手となり足となり、
時には見守り、時には出しゃばりながら、今回の「ねむれ銀河」の公演を、最高のものにするべく奮闘しています。
私は今回、ロメオの公演のために3月から福島に移住してきました。
私は震災前までは東京で演劇をやっており、
その後4年間宮城県石巻市に住み、地域の人たちと一緒にミュージカルや演劇の公演を行ってきました。
そしてこの度福島にやってくることにしたのです。
――――
普段生活をしていると、地元の方がたから
「なぜわざわざ福島に来たの?」
と、よく声をかけていただきます。
なぜ福島に来たのか。
その答えは2つあります。
それは
「知らないことを知るため」
そして
「ロメオパラディッソの公演が福島にもたらすものを信じているから」
――――
東日本大震災で、同じように大きな被害を受けたお隣の宮城県に、4年間も住んでいたのに、私は「福島ってどんなまち?」「今はどうなってるの?」ということをほとんど知りませんでした。
石巻では今目の前にある、自分たちの復興に忙しくて、他の地域に目を向ける余裕がなかったのかもしれない。
あるいは、「フクシマ」というものを語る上でどうしても避けられない「原発」に関することについては、女川原発を抱える石巻地域で、話題にしずらかったからかもしれない。
でも、震災後時間が経つうちに、震災を機に東北に移り住んだものとしては、「福島のことをなんにも知らない」ということは許されないだろう、と思うようになりました。
誰に許されるでもなく、自分自身に。
そして、福島に来ることにしました。
昨年の2ndの公演を観に行った福島の劇団が、演出助手を募集しているという話を聞きつけて、参加することにしたのです。
「住もう」と思いました。
そして「作品をつくろう」と思いました。
私の数少ない表現手段を存分に発揮して、地元の人たちと一緒に作品をつくることができる。
こんな幸運なことはない、と思いました。
それによって、テレビから流れてくる情報でも、インターネットからもたらされる情報でもなく、生の、リアルな福島を私なりに知ることができる。
ロメオは私にとって「フクシマ」を知るための、大きなきっかけとなったのです。
そして、とうとう来月には公演の本番を迎えます。
公演には、福島県内だけではなく、全国からたくさんの方々に観ていただきたい、と思っております。
それだけの価値のあるものを作ります。
きっかけなんて、なんでもいいのです。
全国の皆さんが少しでも福島に関心を寄せていただいて、身近に感じていただいて、福島の、いや日本の、私たち自身の未来のあり方について、考えていく1つのきっかけとして、ロメオパラディッソの公演があったとしたら、制作者として、こんなに幸せなことはありません。
そして、作品を観ていただければ、皆さまの心に必ず何かを持ち帰っていただけることを確信しています。
ロメオの公演によって、それだけのものがもたらされることを信じています。そしてそれに値するものを作り上げていきたいと思っています。
最後に昨年の5月4日にロメオ2ndの公演を観に来たときの、私の個人的な日記を引用させていただきたいと思います。
―――――
【福島とロメオ・パラディッソ】(2014年5月6日のFacebook投稿より)
4日に、ロメオ・パラディッソの第二回公演「八犬伝」を観に、福島に行ってきました。
初福島。
ただのなんてことないひとつの地名なのに、やっぱりなんだか私にとっては、ある種の緊張感を生むワードのようです。
語弊を恐れずに言えば。
始めて降り立つ福島の街はこじんまりとした街で、このほわんとした街が全福島をしょって立ってる街の一つなんだなあ、と思うと、その負荷たるや…と想像してしまい「応援しないとな」と漠然と思ってしまったというか…いや、ああうーん、自分なにさま( ゚д゚)!
ロメオ・パラディッソは2013年に、「福島発・100年続くエンタテイメント」を掲げて旗揚げされた劇団です。
率直な感想として「これが福島にあって、とてもよかった」と思いました。
私には私の信念があって、石巻でコモンビートをやっていて、
その効果効能舞台の役割、を最大化できるようにしているけれども、この劇団はそれとはまた別の方法論で、地域の文化の一翼を担おうとしている。
その覚悟と努力が体現されていることそのものが、地域にとってとてもよいことだと思うし、
「舞台」とか「表現」とか「演劇」とかの可能性や社会的な役割について、とても希望の見える公演を観た、と思いました。
個人的に最近は「表現をマネタイズすることの意味」を考えています。
どんなによいものでも、お金がなければ世に出して行くことができない。
棚から落ちてくる幸運を待っているだけの芸術ではいけないんだな、と今一度思い直したりして。
てなわけで、自分の創作にもそろそろと取り掛かってはいるのですが、他人を見るように、自分のことを客観視するのは大変だよね
【以上、引用】
――――
ロメオのメンバーと親しくなる前の、制作の内情など全く知らない去年の私です。
1年後にロメオの一員として、こんな文章を書くことになるとは思いもしませんでした。
この度の公演も、皆さまの温かいご支援によって、成功に導いていただきますようよろしくお願いいたします。
演出助手 都甲マリ子(マリリン)
READYFOR終了まで残り8日。
引き続き、ご支援の程、宜しくお願い致します!
ロメオパラディッソ Facebookページ
https://www.facebook.com/lomeoparadiso
リターン
3,000円
・公演チケット
・オリジナルステッカー2種
・3rdキャスト集合写真
- 申込数
- 53
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
3000円の引換券に加えて
・オリジナルコースター
・オリジナルTシャツ1枚
・オリジナルタオル1枚
・オリジナルクリアファイル
・3rdキャストサイン入りポスター
- 申込数
- 34
- 在庫数
- 制限なし
3,000円
・公演チケット
・オリジナルステッカー2種
・3rdキャスト集合写真
- 申込数
- 53
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
3000円の引換券に加えて
・オリジナルコースター
・オリジナルTシャツ1枚
・オリジナルタオル1枚
・オリジナルクリアファイル
・3rdキャストサイン入りポスター
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