振袖を思わせる和風の皿(2007年3月撮影)

 

太平洋戦争中、ベトナム・サイゴン(現ホーチミン市)に住んでいたまりこさんの父親。

 

父親は軍人・軍属ではなく、商売人としてサイゴンにいました。2階建てのビルを借り、1階は雑貨や食料品の販売をし、2階でレストランを経営していたとされます。

 

父親の想い出の品や書類は、現在、アメリカに住んでいる母親の2番目の夫が「前の夫なぞ忘れてしまえ」とほとんど焼き捨てました。

 

しかし、「大日本」と裏に書かれた皿や振袖をデザインしたと思われる和風のティーポットなど少しだけ、今もまりこさんのお家に大切に保管されています。

 

まりこさんのお家の飾り棚。日本製と思われる品がいくつかある(2010年3月撮影)

 

「ふとした瞬間にこれらの品を見て、父親を想い、日本を想います」と話すまりこさん。

 

いつも彼女の心の中に日本があります。

 

 

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