命の期限をつけられた犬たちが再び”活き”られるシェルターを作りたい

こんにちは！メロードッグレスキューです。

皆様のご協力のおかげで、セカンドゴールの達成も間近に迫ってきました。本当にありがとうございます。

 

早速、現在ご支援いただいている金額の中で、できることからすぐにでも始めたいと、ドッグランの工事のスケジュールを立てています。作業の様子は、こちらの新着情報やInstagramで随時皆様にお伝えしていく予定ですので、引き続き見守っていただけましたら幸いです。

 

 

本日は、はじめてMellowの保護犬のBefore/After動画を作ってみましたので、シェアさせていただきますね。とっても短い動画なのですが、少しでも犬たちの変化を感じていただけたら嬉しいです。

 

普段、トレーニングを行う様子を動画に残すことが難しい状況が多く、動画で記録を残すことがなかなかできませんでした。

人馴れしていない子たちと信頼関係を築くためには、安心感を与えて導いてあげられるよう、人間側が一挙一動に気を付けなければいけません。最初は私たちも犬たちも神経を研ぎ澄ましていて必死で、動画を撮ることは頭からすっぽ抜けてしまっていることが多かったのです。

 

そして、私たち自身に、「かわいそう」という暗いイメージも強い保護活動を行う上で、＂つらい場面はあまり見せたくない、怯えていた最初とは違う、犬たち本来の個性あふれるかわいさをたくさん見てほしい＂、という気持ちもありました。

 

しかし、活動でたくさんの方と出会ったり、お話をする中で、Beforeの状態を見ていただく事も大切だと感じることが多々ありました。今後、今回のプロジェクトの目標としても記載しているように、保護活動に伴う実際の現場や犬たちの様子も、出来る限り残していきたいと考えています。

 

 

さてさて、今回の主役は、ピットブルMixのフィアーナです。

 

フィアーナは、おそらく野犬ではないのですが、人馴れは一切しておらず、首輪やリードは付けることができても、石のように固まって動かなくなってしまう閉じこもりタイプでした。

それでも、じっとしているかと思いきや、ちょっとした物音や動きにものすごい速さで反応し、跳び退って逃げようとします。それなりに体格もあるため、そんなときの瞬発力はものすごく、リードも何本も噛み切り、最初のうちのお散歩練習はとても神経を使いました。

 

初めて公道に出た時には、施設前にある砂利道の数メートルすら進めず、失禁・脱糞を繰り返すばかり。近くを通った車や自転車の音で、心がぽっきり折れてしまい、シャットダウンしてしまうことも。

 

何時間も、何日もかけ、他の犬たちの力も借りながら、ようやくお散歩に出られたフィアーナは、少しずつマインドが変わっていきました。施設の周りを初めて自分の足で歩いて一周できた次の日、思い切り身体を預けて甘えてきてくれたのです。確実に、ひとつ、フィアーナの自信がついて、心の扉が開いた瞬間でした。

 

新しい人にはまだまだシャイな彼女ですが、ボランティアさんやお客様にも人馴れトレーニングにご協力いただき、今も一歩ずつ、成長中です！とっても短い動画ですが、成長のファーストステップをご覧いただけたら嬉しいです。

 

　フィアーナの動画はこちらをクリック！（Youtube）