プロジェクト概要

フィリピンの貧困地区・トンド。

 

アジア最大のスラムであるこの街に暮らす、

一人の少年が言いました。

 

「僕には夢ができた。プロの演奏家になりたいんだ」

 

 

しかし彼は、練習時間を

労働にあてなければならなくなって、

結局楽器を手放しました。

 

夢を追うことすら、許されない。

 

そんな社会を変えたい。音楽の力で。

 

ご支援いただいた皆さまへ。(6月13日追記)

 

皆さまのご支援のおかげで、6月12日に目標金額の185万円を達成することができました。残りわずか4日となりましたが、新たな支援目標額として250万円、ご支援者目標人数を250人、135%の達成を目指したいと考えております。

 

一週間前に、トンド室内合奏団の創始者であるジョバンニさんより連絡がありました。現在指導者を務めるガブリエル君や、創立当初から練習に励む子どもたちの住居が取り壊されつつある、という内容でした。

 

明日住む家がなくなるかもしれないという状況にある子どもたちが、今なお楽器の練習を続けています。


子どもたちがプロの演奏家や音楽の先生を夢見て、いつまでも練習を続けることができる環境づくりのために、あともうひと押し、ご支援、応援のほどよろしくお願いいたします。

 

>>達成の御礼とネクストゴール詳細については、こちらをご覧ください。

 

 

スラム街のオーケストラ。子どもたちがいま、願うこと。

 

はじめまして、NPO法人「ワールドシップ」代表の農澤明大です。

 

ワールドシップは、ワールドシップオーケストラ(World Ship Orchestra=以下、WSO)のプロジェクトを主催し、過去4年間で、のべ1100人の日本人演奏家と、アジアの途上国5ヶ国で、子どもたちに無料でオーケストラの生演奏を届けてきました。

 

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私自身はヴァイオリン奏者でもあります。

 

私たちが今回プロジェクトを立ち上げたのは、自分たちの活動資金を集めるためではなく、アジアでの演奏活動の中で出会った、とある弦楽オーケストラを応援していただきたい…という思いからです。

 

トンド室内合奏団(Tondo Chamber Orchestra=以下、TCO)。フィリピンのスラム街で活動する、子どもたちの弦楽オーケストラです。

 

私たちは、年に2回、現地に赴いた際にTCOと共演しています。その際に、彼らがいつも「憧れ」を口にするのが、管打楽器を含めたフルオーケストラ体制になること。

 

そこで今回、彼らがフルオーケストラとして活動することができるように、その最初のステップとなる「楽器の用意」をサポートしたく、クラウドファンディングを決意しました。

 

 

また、彼らの練習環境は劣悪で、備品も足りません。活動資金も不足しています。音楽を心から楽しみ、将来を夢見る子どもたちのために、このオケが存続し、より良い環境で毎日練習に取り組めるように。

 

どうかお力添えをいただけませんでしょうか。

 

■今回の資金の使い道

・楽器*、楽器のメンテナンスに必要なもの、消耗品の寄贈:約83万円
・練習会場賃料、楽器修理費、指導者人件費、日本人演奏家渡航費:約68万円

・クラウドファンディング手数料、リターン費用:約34万円

・余剰金は全額TCOへの寄付

*フルート・オーボエ・クラリネット・ファゴット・トランペット・トロンボーン・チューバ各1個

 

 

暑苦しく騒がしい部屋で、ボロボロの楽器を必死で鳴らす。

 

TCOはスラム街の無料の音楽教室として、2014年に設立されました。トンドの子どもたちが音楽を学べる唯一の場所です。

 

立ち上げたのは、イタリア人ヴァイオリニストのジョバンニ・ボビッセさん。貧困地区でオーケストラ教育を行う「エル・システマ*」という音楽教育システムをモデルにしていました。

 

*エル・システマ:

楽器を無料で貸与し、レッスン料も無料で、貧困な家庭の子どもでも通える音楽教育システム。

発祥は南米ベネズエラ。世界的に見ても治安の悪いこの国で、エル・システマの生徒たちは、明らかに学校の成績が良く、問題行動が少ないことがわかっている。

単なるオーケストラ活動を超えて"人としての成長"をも促すエル・システマは、社会が抱える問題の解決に貢献する運動として、世界中から注目されている。

 

 

「物質的には貧しくとも、豊かな心を持つ子どもたちに、音楽を通じて希望を持たせたい」。

 

ジョバンニさんはそんな想いで、私財を投げ売って団体を続けてきました。

 

エアコンがなく、道路に面して騒がしい劣悪な環境ながら、現在15人ほどのメンバーが、与えられたボロボロの楽器で毎日必死に練習を続けています。

 

真剣な練習の様子

 

トンドにいるほとんどの子どもたちは、夢を持てない。何かになりたい、という希望や夢を見る、ということすら知らないんだ。」

 

そう語るのは、TCOメンバーの生活指導を行うスタッフ、オギーさん。トンドの出身で、現在もこの地に暮らしながら、ワールドシップオーケストラの現地スタッフも担ってくれています。

 

 

「楽器に出会って、初めて夢ができた。」その芽を摘まない環境を。

 

しかし、TCOに出会って、音楽に未来の希望を見出す子どもたちもいます。冒頭の動画に登場する少年・ダニエル君は、かつてこう語っていました。

 

「WSOが来てくれて一緒に演奏をして、僕には夢ができた。僕はプロの演奏家になりたいんだ」

 

彼は非常に熱心に楽器の練習をしていましたが、結局TCOを辞めてしまいました。

 

明日食べていくのにも苦労をする家庭の子どもたちは、「音楽に没頭するくらいなら働いて一円でも多く稼げ」と親に言われ、音楽を続けることを断念してしまうこともしばしばです。

 

 

今でも忘れられないのが、彼がTCOを去った後、WSOがトンドを訪れた際に、練習場所へ遊びに来てくれたときのこと。

 

彼は最初は楽しそうにしていましたが、その後、下を向き、泣き出してしまいました。本当に楽器を続けたかったんだろうと思います。

 

日本でいえば、まだ小学生のダニエル君。せっかく夢を見つけたのに、楽器を続けられる環境を維持してあげないと意味がないと痛感した瞬間でした。

 

 

一方で、TCOを経て、音楽の道に進むことができた少年もいます。

 

現在、メンバーの演奏指導を主に担っているガブリエル君。(WSOのメンバーも、年に数回訪れた時に指導の時間を設けています)

 

彼は、TCO出身で初めて音楽大学に進学した、現役の音大生です。TCO時代から毎日必死に練習し、WSOが訪れた時にも技術や音色を全て盗んでやろうと目を血走らせながら、命がけで演奏をしていた姿が印象的でした。

 

 

トンドの子どもたちの多くは、その地域を出て貧困の連鎖から抜け出すということをイメージできません。義務教育を受けるべき年齢の子どもたちが、道路で花を売り、タバコを売り、その日食べていくお金を稼いでいるのです。

 

そんな中で、TCO出身者が実際にスラムを抜け出し音楽の道に進んでいる……というのは、他の子どもたちにとっても大きな希望となっているはずです。

 

今まで、トンドから音楽家になる人などいませんでした。

 

「0が1になった」ことの意義は非常に大きく、TCOの活動が継続され、広がってゆけば、将来トンド地区でオーケストラが当たり前のように聴ける日が来るかもしれません。

 

 

 

しかしTCOは、大きな危機を迎えています。

 

創設者のジョバンニさんが、私費が底をついて2017年にイタリアに帰国してしまったのです。

 

その後も、TCOは現地メンバーたちやWSOとの関係によって何とか存続しているものの、資金難のため、正直いつ潰れてしまってもおかしくない状態です。

 

しかし、TCOが無くなってしまったら、ここで夢のかけらを抱き始めた子どもたちを裏切ってしまうことになります。

 

 

そこで今回、私たち日本人にも資金面でできることがないかと、クラウドファンディングを立ち上げました。

 

当面の練習場所費用と活動資金がまかなえれば、彼らは活動を続けられます。

 

また、かねてから熱望されていた管楽器をひと通り揃えられれば、楽器選択の自由も、できる曲のレパートリーも広がります。今より多くの子どもたちを受け入れることもできるでしょう。

 

 


貧困地区から、世界に羽ばたくオーケストラへ。


今、世界一注目されている若きオーケストラは、ベネズエラのシモン・ボリバル・ユースオーケストラです。

 

クラシックとは縁遠そうなベネズエラという国で、貧困地区の子どもたちに無料で音楽教育を受けさせるエル・システマが導入されて四十余年、今や世界の名だたる指揮者が振り、世界ツアーをする有名オーケストラに成長しました。


エル・システマとまでは行きませんが、ワールドシップもその理念に共感し、アジア各地の団体を支援する活動をしています。

 

 

今回は、資金だけでなく、こうした活動をしているオーケストラが発展途上国にも生まれつつあるということを一人でも多くの方に知っていただきたいと思っています。

 

ベネズエラが40年の時を経てオーケストラで名を馳せるようになったように。


さあ、アジアに音楽の種を蒔きましょう!

 

■ワールドシップオーケストラについて

ーー音楽の技術、音楽に対する愛を誰のために使うのか?

 

NPO法人ワールドシップが主催する「ワールドシップオーケストラ」は、現在【海外演奏プロジェクト】【海外ユースオーケストラ成長サポート活動】という二本柱で活動をしています。

 

 

海外演奏プロジェクトは、日本で募ったオケ奏者と、約一週間アジアの国々に滞在し、子どもたちに無料のオーケストラによる教育的プログラムを聴かせる、というもので、これまでに5ヶ国で29回行ってきました。

 

また、海外ユースオケ成長サポートは、実際に現地で指導や共演をする他、楽器や消耗品を寄贈したり、寄付をするなどして、あらゆる面からサポートしています。今回のクラウドファンディングも、その成長サポートの一環と位置付けられるものです。

 

WSOは東京都に認可を受けた非営利活動法人で、奏者の8割は普通大学の学生です。

 

専門的に音楽を学んでいる者でなくても、日本のアマチュアのレベルは世界屈指です。メンバーもみな音楽への愛情は止まることを知らず、とことんクォリティを追求。初めてオケに触れるような途上国の子どもたちを、熱狂の渦へと誘っています。

 

WSOの活動に携わったメンバーは、しばしば言います。

 

ーー自分がこれまで「好きだから」という理由でやってきたことが、誰かにとっては「生きる意味」になりえるんだと気づいた。

 

音楽の技術、音楽に対する愛を誰のために、何のために使うのか。WSOの活動は、それを考えるきっかけにもなると思っています。

 

 

初めて日本公演にゲスト出演したオギー(TCOの世話役)が、熱い想いを語ってくれています!その後、フィリピンのラブソング『サナイ・ワラ・ナン・ワカス』の演奏も(2018年)

 

 

主なリターンについて

 

●お礼のメール

 

●TCOの子どもたちによるビデオメッセージ

 

●関西公演の演奏会チケット1枚(2019年11月)

※チケットは、紙をお送りするのではなく、当日お取り置きで対応させていただきます。

 

●ワールドシップオーケストラ、特製グッズ1つ

 

●ワールドシップオーケストラ、特製写真集1つ

:WSOの活動の様子がよくわかる写真集

 

●ワールドシップオーケストラ、特製Tシャツ1枚(サイズ:XS S M L XL)


●ワールドシップメンバーが演奏・指導・講演に伺います!

※メンバー1人が演奏、指導、講演に駆けつけます。カフェやホールでの演奏、オーケストラ、吹奏楽や個人の楽器レッスン、大学の授業などでの講演など、様々な場面に駆けつけます!


●ワールドシップオーケストラメンバーがアンサンブルで演奏に伺います!
 

●ワールドシップオーケストラがフルオーケストラであなたの街に伺います!


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