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\かけはしサポーター/難聴者の「学ぶ」「働く」を応援する社会づくり
難聴学級小6キャリア学習講座のその後
皆さん、こんにちは!
岩尾です。
今日は本当に嬉しい報告があります。
夏に、小学校の難聴学級6年生向けに、
難聴者向けのキャリア学習講座3コマをやってきました。
その子ももう卒業です。
難聴学級には、「自立」という時間があります。
特別支援学級にはこの時間があって、それぞれの特性に応じた生きる力を伸ばすための時間ですね。
この時間を使って、キャリア学習講座を3コマだけやらせてもらいました。
自立の時間は年間通してありまして、卒業を前に、先日、この自立活動のまとめの発表をしたそうです。
その資料を生徒さんが、僕にも伝えたいと言ってくれたようで、先生が送ってくれました。
26スライドにまとめてありました。
読むとですね、本当に、あのときやったことをしっかりと自分のものにしていました。
こんなに嬉しいことはないです!
もともと、この生徒さんは、大きなポテンシャルを持っているのに、不安感が見え隠れし、自信の無さから消極的な様子が見られていて、自分のことをあいまいにするところもあったようです。
これは、実は難聴児には非常によくあることです。
ただ、こういうことに自分で気づく子はそうそういません。
大人になって振り返ればそうだったという人が非常に多いように思います。
このあたりのことについては、noteに詳しく書いていますので、よかったらそちらをご覧ください。
https://note.com/kotoba_bridge/n/nf3c0bd543f5e
僕の講座を受けた後、しっかりと準備をして、職場体験に行きました。
体験先は、難聴者が働くお店です。
そこで、どう行動するか、実に素晴らしい小さな具体的行動を設定してるんです!
そして、それができたようです。
さらに、お店で働いているスタッフの人の振る舞いでいいなあと思ったところを、これまた具体的に押さえていました!
日常生活でも、コミュニケーションを取りやすくするために、
自分ができることと、お願いすること
この2つをしっかりと考えていました。
おそらく実行したはずです。
その結果、周りの先生からも、自分と正面から向き合い、相手とも逃げずに向き合っている姿勢を感じたり、堂々としていたり、自分から口に出して伝えることが多くなったと言われるようになったとのことです。
たった1日。
3コマだけです。
もちろん、先生のその後のフォローがあればこそです。
でも、それだけでも、変わるんです。
いや、変わるんじゃないです。
本来の自分に戻るだけです。
何もこういう学びがないと、難聴児本人は、自分の努力が足りないからだとか、やっても無駄だと諦めたりとか、そういうことも気づかず中学、高校になって大変なことになることもあります。
たった3コマですが、
難聴児にとっては、大きな大きな3コマになり得るんです。
もちろん、年間3回ぐらい関わってもいいと思いますが、1日でも、先生のフォローがあれば成果を出せることがわかりました。
そして、もう一つ。
交流クラスの友達にも講座をしましたが、一緒に受けているときの様子や、その後の感想を読んで、みんなが本当に理解してくれていると嬉しくなったようです。
これも大きいです。
もちろん、中にはそっとしといてほしいと思う子もいるかもしれませんが、難聴はそっとしておかれると、コミュニケーションはうまく回りません。
でも、知ってもらうと、ほとんどの子が嬉しかったり、良かったと思うはずです。
1人でも多くの難聴児、その子に関わる友達に伝えられればと思いますし、
何としてもこの事業を続けたいと、強く強く思いました。
まだまだ安定稼働には程遠いですが、みなさまの応援のおかげで、少しずつ前に進めています。
引き続き、どうぞよろしくお願いします!
いつもありがとうございます。
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