【イベント・レポート 12月12日(水)】

女性の社会進出? 悠々とジブンの道を歩む全ての女性たちのために
 


今回このイベントを開催した目的は、
ぼくたちがプロジェクトを通して実現したいフィリピンの農村女性たちの”社会進出”というビジョンを具体化するために、先進国、途上国といった垣根を越えて、女性たちが考える社会進出した状態や、そもそもの定義について、ゲストや参加者と一緒に学び、考えることでした。

2週間にも満たない告知期間にも関わらず、総勢70名弱の参加者が一気に集まったことからも、テーマへの関心の高さがうかがえました。(もちろんゲストの魅力が前提です!)

 


 

 

議論のテーマは多岐にわたり、どれも面白かったのだが、ここではフィリピンでのプロジェクトと関連させて、特に考えさせられた内容を、以下の3つのテーマに集約して共有したいと思います。

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1,固有性と多様性

2,選択肢の中で、考える。ということ

3,ぼくたちがこれからすべきこと

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1,固有性と多様性
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※固有性・・・あるものにもとから備わっている性質。そのものだけに特有な属性。
※多様性・・・多くの個性によって構成すること。形式や種類が多くあるさま。


-「私がもっていなくて、彼らがもっているものは何だろうか?と考えてみることが大事」

-「ダイバーシティは女性活用でも、外国人活用でもない。多様な属性、性別、年齢、国籍、価値観、発想。これらがすべてダイバーシティの要素である」


どんなにあがいても男性に出産はできないように、女性に備わっている性質というのは少なからず存在します。
しかし「女性固有の性質」ということで思考停止させ、例えば子育てや家事を完全分業制のごとく一方的に取り決めてしまうことも、固有性が差別や社会進出を遅らせている、とすべてを均一化、平等化させることも、間違っているし、不可能だと思います。

大切なのは、それぞれが自分自身の価値観や描いた道を歩むことができているかだと思います。そして、ダイバーシティは、性別などは外見である程度判断がつくかもしれないけれど、その人の価値観など根っこの部分は、その人と向き合わないことには絶対に見えてこないことです。

それが実現できない制約が存在するのであれば、変えていく努力をする必要があります。



2,選択肢の中で、考える。といこと
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アバンティの渡邊社長による、布ナプキン、布おむつが身体を守り、さらに親子の絆を深くするというお話がありました。

大量生産、大量消費を前提とした日用品に含まれる化学薬剤による身体への悪影響。
紙おむつをしておけば子育ての手間が大きく緩和される。一方で減る親子のコミュニケーション。
行き過ぎた便利さ故に、崩れた調和を取り戻そうという動きが、現在いたるところで見られています。

いつもは布おむつを使用するけど、今日は遠出をして長時間電車に乗るから紙おむつを使おう、などと、選択肢が持てる状態であることは贅沢なことである、と発展途上国で活動していると思うこともあるが、黙っていても現在”発展”と呼ばれる流れの中で自然と増えていく選択肢に対して、選ぶ側のリテラシーが重要になることは言うまでもありません。

異国の人間が村に生理用ナプキンを届けるなど、おせっかいだと思われる面もあるかもしれません。しかし、事実存在するいまの課題解決に寄与することだけでなく、日本が経済成長の果てに行き着いた課題を共有し、フィリピンの農村が同じ轍を踏まないようにすることが重要だと感じます。

※ぼくたちのプロジェクトで使用する素材は、天然素材で、化学薬剤は無使用です。
 


3,ぼくたちがこれからすべきこと
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①フィリピンでも今回同様、対話の場をもうけること

フィリピンの農村女性たちの価値観や発想をまずは知るためにも、
今回のような対話の場を複数回もうけることが重要だと感じました。

②生理用ナプキンから生まれるコミュニケーションを大事にすること

インドで製造マシンを発明したムルガナンサン氏が、コミュニティの中で生理用ナプキンが広まったことで、男性に対しても女性のことを理解するきっかけができた、と言うように、ただナプキンを普及するだけでなく、ナプキンから生まれるコミュニケーションを大事に、丁寧に実践していきます。

③日本でも継続的に考え続けること

少ない時間では話せなかった点も多々ありました。
さらに、フィリピンでの対話を受けて、日本で改めて考える、
といったキャッチボールも今後行なって行きたいと思います。


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最後に、
今回、突然の相談にも関わらず開催に尽力いただいた河口さん、
お忙しい中、急な打診にも関わらず調整いただいた、大村さん、パクさん、松島さん、渡邊さん、
素敵な会場をご調整いただいた成瀬くん、d-laboの皆さま、
ビンちゃんはじめ、女性たちが大多数の中、議論を盛り上げてくださった男性参加者の皆さま、
年末で誘いが多い中を集まってくださった素敵な女性参加者の皆さま、
本当にありがとうございました!!

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