『性暴力で苦しむ人にセラピー提供で社会復帰第一歩を』
この度は、私たちのプロジェクトにご支援をいただき、誠にありがとうございました。
今回、私たちのプロジェクトは、性暴力被害者に対してカウンセリングおよびセラピーを無料で提供することで、一人でも多くの被害者が支援につながることを目指し、クラウドファンディングに挑戦しました。
被害者は性暴力・虐待・DVという犯罪被害にあったにもかかわらず、治療や裁判には高額な自己負担を強いられています。PTSDにより失職していたり、貧困に陥っていたりすると、目に見えないこころの傷の治療に費用を払う金銭的余裕はありません。相談や治療につながっていない主な要因の一つには、経済的困窮の問題があるのです。その中で、皆様のご支援のおかげで、被害者の方々へ無料でカウンセリングおよびセラピーを実施できたことは、大きな意味のあったことだと思っています。「性暴力で苦しむ人が社会復帰への第一歩へ立てるように」そして、「一人でも二人でも必要な方に支援が届くように」、これからも私たちプロジェクトでは、自分たちができることは何か考え、精一杯活動していきます。引き続き、ご支援をお願い致します。
皆様からご支援いただきました支援金は、日本フォレンジックヒューマンケアセンターセラピールーム「たいむ」のカウンセリングおよびセラピー料金として、以下の通り使用させていただきました。
●カウンセリングおよびセラピー利用者数(2025年6月30日まで)16名
その内訳:カウンセリング2名、TF-CBT3名、PE4名、EMDR1名、心理教育2名、
ドゥーラ1名、マザーの会4名
●カウンセリングおよびセラピー料金の総額 1,769,900円
残金は、ひきつづきセラピールーム「たいむ」にて性暴力被害者へのカウンセリングおよびセラピー料金として使用させていただきます。
●ご支援いただきました支援者様にはご希望にあわせて、リターン対応として以下の絵本を発送させていただき、ご支援金に応じて個別相談の機会を設けました。現在までに支援者様166名の方々に以下の絵本を発送し、また2件の個別相談の機会を設けさせていただきました。
絵本「宿るいのち 逝くいのち」
・性被害後に妊娠に至った子どもたちが向き合わなければならない「いのちの選択」に対して真摯に向き合い、いのちが宿るということ、そして離れる(逝く)ということを分かりやすく示した絵本。今後、自分を大切に生きていくことや、被害を受けないための心の教育に、この絵本を活用していただければ幸いです。(2021年 一般社団法人 日本フォレンジックヒューマンケアセンター作成)
絵本「はなれるいのち」
・この絵本は、当事者本人が手に取ってひとりで読むことよりも、支援する大人が被害に遭って妊娠してしまった子どもと一緒に読むことを想定して作成しました。絵本を読みながら、子ども自身が何か気持ちを表現したり尋ねたりすることで、何かをつかみ、前に進んでいくきっかけになればと思っています。(2021年 一般社団法人 日本フォレンジックヒューマンケアセンター作成)





















