（あと２日）ニセコエクスプレスと蒸気機関車「9643」

泣いても笑っても、あと2日。

残り日数のカウントも時間の表示となりました。

「時間が止まれば…」と思う気持ちも正直ありますが、昨日の拡散祭りでも本当に多くの方にご協力いただきました。最後の一瞬まで、出来ることを出来る限り、全力を尽くしてまいります。まずは一刻も早く70％突破へ。引き続きのご支援・拡散、どうかよろしくお願いいたします。

 

ーーーーー

 

さて、現在、ニセコ町には蒸気機関車「9643」が保存されています。

 

同車は、ニセコ町を走行していた車両、というわけではありません。

 

ですが、この車両の形式である「9600」形が大正期に北海道で初めて使われたのは、長万部と小樽の間の山線で、急勾配に強い車両として本州・樺太連絡の急行をけん引したほか、戦後は貨物列車とひいて山線を走るなど、ニセコ町にもゆかりのある形式なのです。

 

今、同車は旧新得機関区転車台横に保存されています。転車台単体で保存されているよりも、蒸気機関車が存在することで、それを回転させる転車台の役割をよく知っていただけることにつながるほか、山線の歴史、蒸気機関の発展と産業振興についても知っていただける、社会教育に資する実物資料となるのではないかと考えました。

 

現在は車体の完全修復を終え、上屋も建設中。汽笛も鳴らすことができる状態になっております。また、転車台そのものも手回しで動かすことができます。そうすることで、現役時代を知らない世代にはその役割を、知る方々には懐かしさを感じていただけるのではないか、と思っております。

 

「9643」に続きニセコエクスプレスも、現役時代を知らない世代にも触れていただけるように。