新型コロナのため定員25名！！！

西方音楽館木洩れ陽ホールを造るに際して、音響設計のスペシャリスト故永田穂さんと、話し合いを重ねました結果、コンサートで採算を取るには最低100席必要、しかし、ホールの維持費を考慮し、またわらべうたもできる空間がベスト、との結論に達し、70席を稼動椅子で確保出来るかなり小規模のホールに辿り着きました。ですので、そもそも初めから、赤字覚悟のコンサートホールでした（赤字は西方音楽館友の会会費で賄う、という考えです）。その後、チェンバロ、フォルテピアノ（ワルターモデル）、そして近年、より大きなフォルテピアノ（ハービッヒ製作オリジナル）が、ホール内に増え、現在は、ぎゅうぎゅうで何とか50席、コロナ禍のため現在はその半分に減らして25席、と客席数が全く採算の取れない想定外の数字となりました。ならば、コンサートを開催しなければ良い、音楽祭など休止すれば良い、のです。しかし、本当に、止めることが良いことなのだろうか？？？。正解は無いと思いますが、西方音楽館友の会では、敢えて止めない選択をしました。コンサートは、西方音楽館木洩れ陽ホールにとって、また音楽家にとって、地道な作業の後に見事に開花する「花」。音楽家にとっても、またこれまで聴きにいらしてくださった方々にとっても、コロナ禍であるときこそ、この「花」は、「命の花」。心が委縮し、活動が抑制されたコロナ禍にあって、生きている喜びを、心と体全身で感じ取ることのできる「命の花」と捉えました。満席25席、新型コロナが少し収まった時期には何とか30席、という状況で、コンサートの質を落とさず、選りすぐりの企画を続けています。どうぞ、ご支援をよろしくお願いいたします。