心からの感謝と共に 終了報告いたします。
『続図書の修理とらの巻』出版プロジェクト終了しました。
昨年3月より『続図書の修理とらの巻』発刊プランを立て、2019年5月8日よりクラウドファンディングをスタートしました。
手仕事を文章で詳細に説明することは大変難しく、写真、イラスト、説明を駆使して書き進めましたが、製作はとても難航しました。
発行予定も大幅に遅れ、関係者の皆さまにはご迷惑をおかけしましたが、暖かい励ましを多数いただき、発刊の運びとなりました。
クラウドファンディングにてご支援くださった皆様方の激励に支えられてプロジェクトを進めることができました。
大勢の方々の力強い応援に大きな勇気をいただきました。
ほんとうに有難うございました。
8月1日に刊行し、すでに2刷に入りました。正編を買ってくださった多くの皆さまが、この続編を待っていて下さったことはとても心強くまた大きな責任も感じています。
ご支援者の皆さま方にはそれぞれにお約束のリターンを送らせていただきました。
今回は特別企画として、「初めての方も製本できる完全キット」を制作しました。
糸や針も同封し、すぐ取り掛かれるようにしています。詳しいテキストもつけました。
もうお試しいただけたでしょうか?
手仕事としての製本は奥深いものではありますが、簡単にできる楽しい部分も沢山
あります。
是非、「本の構造がどのようになっているか」に興味を持っていただき、
どのようにすれば「本の寿命を長らえることができるのか?」を模索する私達の活動に
ご理解を頂けたらと願っています。
印刷された本の中身が綴じられる前の段階(未綴じ本)、はあまり皆さんの目に
触れる機会がありませんが、フランスでは現在でも書物がこのこのような状態で
販売されることもあります。本を買った愛書家が自分のお気に入りの装幀を製本士に依頼するのです。素敵な世界ですね。
<8月25日公開夏季講座の模様 於:奈良県立図書情報館>
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収支報告をさせていただきます。
readyfor支援金 947、261円
協賛金 120、000円 合計 1,067,261円
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出版経費(イラスト代含む) 合計1、791、600円
ご支援者様へのリターンおよび送料 (合計206912円)
発送人件費は加算していません。
1 182×40、 2 3230×21 3 182×12 4 3446×8
5 3446×11、 6 2300×11 7 182×7、 8 182×1
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差引合計 ▼ 93、1251円
現在95万円弱のマイナスになっており、初版が完売になりますと少し手元に資金が
戻る予定です。
皆さまのご支援のおかげでこのプロジェクトに着手できましたこと
心より感謝申し上げます。
今後は動画での情報も発信していきたいと考えています。
皆さま方には私たちの活動を、これからも、時々気にかけてくださることを
お願い申し上げます。
最後になりましたが、皆様方のご健康とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
またこの場をお借りしまして、私たちにこのステキな機会をあたえてくださり、
適切なアドバイスや暖かい応援をくださったreadyforの担当者様、スタッフの皆さん
に心よりお礼申し上げます。
特定非営利活動法人書物の歴史と保存修復に関する研究会
代表理事 松村 恒 板倉正子 講師・スタッフ一同