【オンライン・ピアノコンサートを無料開催したい！】　伊福部昭、他…

▼第1目標金額達成のお礼とお願い

皆さまの暖かいご支援をいただき、5/7をもって第1目標金額である￥80,000を無事に達成することができました。

多くの方にご協力をいただき、感無量の思いです。

皆様のおかげで、心に曇りなくコンサートをお届けすることができます。

ぜひ、コンサート当日をご期待ください。

 

また、新たな目標金額として￥150,000のネクストゴールを設定させていただきました。

第1目標金額の￥80,000は、今回のコンサートを開催するためのギリギリの費用です。

ネクストゴールの金額までご支援をいただければ、ピアニストがコロナ禍に留意しつつ合わせ練習をできるよう、広い練習会場を借りるための費用とさせていただきます。

さらに、次回以降のコンサートをより充実させるための資金、楽譜購入費や、音楽の研究費としても大切に使わせていただきます。

また、日本の音楽文化を研究・再発見する「失われた音楽」プロジェクトを継続し、今後のコンサート企画でも優れた楽曲を取り上げられるようにします。

次なるゴールに向けて踏み出す私たちを、どうか引き続き応援いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

私たち名大作曲同好会は、名古屋大学の学生を中心に音楽の価値を探求する団体です。

2017年の発足以来、3回のコンサートや楽曲のオンライン配信、CDアルバムの制作を含む様々な活動を行ってきました。

特別顧問としてプロの作曲家も在籍しており、日本のマイナー作曲家の稀少曲を発掘する「失われた音楽」企画をはじめ、文化的に価値のある活動を日々考えています。

現在11名の会員が所属しており、作曲家を目指す者や演奏家として活動する者、学生や社会人、多種多様なメンバーに恵まれています。

「名作同」こと名大作曲同好会について、詳しくはこちらの公式サイトをご覧ください。

名作同公式HP 

 

 

 

▼コロナ禍における苦しみ

2020年、新型コロナウイルスが猛威を振るい始めた頃、私たちはピアノコンサートの計画を立てていました。

当時はまだ、このウイルスが世界中に蔓延し未曽有の事態を引き起こすことなど、知る由もありませんでした。

ウイルスが収まったらコンサートを開こう、安心してコンサートを開ける日を待とう……しかしどれだけ待っても、新型コロナウイルスが収まることはありませんでした。

大志を抱いて迎えた2020年はひっそりと終わりを告げ、感染拡大の第3波が叫ばれる中、私たちは新たな年を迎えました。

 

しかし、苦しみを覚えていたのは私たちだけではありません。

コロナウイルスの風評は、演劇や音楽、映画といった文化に対して真っ先に影を落としました。

飲食店が街から消え、「不要不急の」という言葉が繰り返されました。

これまで当たり前のようにあった娯楽が消え失せ、多くの人々が閉塞感を味わったことでしょう。

また、舞台や音楽で生計を立てている人々は、仕事の激減にも悩まされました。

名作同も、新型コロナウイルスの影響で予定していた芸術助成金が取れず、企画を練り直さなくてはなりませんでした。

 

 

▼オンライン・コンサートを無料開催する

しかし、それでも世の中は着実に変わっていました。

野球では無観客試合が導入され、多くのピアニストが動画投稿サイトに活動の場を移しました。

オンラインでチケットを販売するという方法が確立され、コンサートすら自宅で見ることができるようになりました。

文化を死なせないため、世の中に娯楽を提供したいとみんなが思っていたのでしょう。

 

長らくピアノコンサートの企画を足踏みしていた私たちは、この波に乗りたいと強く思いました。

オンライン・コンサートであれば、観客の皆さまに安全性を担保したうえで、私たちの音楽を存分に楽しんでいただけます。

しかし、オンラインで有料のコンサートを開催するのは簡単なことではありません。

どうやってチケットを販売するのか、どんな媒体でコンサートを中継するのか、観客の皆さまにとって分かりづらいコンサートになってしまわないか……等々、新しい手法であるがゆえの不安が生じます。

開催にかかる費用も増し、チケットは割高となり、見てくれる人が少なくなってしまえば意味がありません。

 

色々考えた結果、コンサートを無料開催する、という結論に至りました。

コロナ禍の苦しみの中、多くの人に私たちの発信する音楽を届けたい、と思った末の決断です。

無論、コンサートの開催には決して安くない金額がかかりますが、それでも皆さまに私たちの音楽を届け、今の世の中をほんの少しでも明るくできるなら、私たち名作同にとっての必要経費だと割り切っています。

 

▼名作同4thピアノコンサート「四季を巡る」

さて、私たち名作同は、音楽を文化・芸術として愛することを信条としています。

今回のコンサート企画は、"四季を巡る" とあるように、日本国内・国外の作曲家の「四季観」を対比させた内容となっています。

コンサートの最後には、会員たちによる新曲の初演もあり、過去の作曲家たちの四季観を受けて現代を生きる私たちがどんな結論を出すのか、楽しんでいただける構造です。

 

また、優れた日本人作曲家の貴重な作品にも着目し、伊福部昭や中田喜直の珍しい楽曲を演奏します。

さらに、「失われた音楽」企画と連動して淸一二の「月下の秋」を演奏します。

これらは他ではまず聞けない、かなり興味深いプログラムでしょう。

ぜひ存分にお楽しみください。

 

 

▼詳細

2021年6月26日（土） 17:00～

YouTube「名大作曲同好会」チャンネルにて放送予定

 

【プログラム】

 

〈前半ステージ〉

１．Igor Stravinsky：「春の祭典」ピアノ4手版 より「序奏」「春のきざし」

２．長尾淳：「春の風景」より「1. 春の夜の夢」

３．Robert Muczynski：「A Summer Journal」より「1. Mourning」「2. Park Scene」「3.Midday」「6. Night Rain」

４．伊福部昭：「ピアノ組曲」より「4. 佞武多」

５．Joseph Schwantner：「Veiled Autumn」

６．淸一二：「月下の秋」

７．Claude Debussy：「子供の領分」より「雪は踊っている」

８．中田喜直：四手連弾のための組曲「日本の四季」より「6. 冬がきて雪が降りはじめ、氷の世界に、やがて春の日差しが」

 

〈後半ステージ〉

榊山大亮：＊新曲初演＊

冨田悠暉：＊新曲初演＊

榊原拓：＊新曲初演＊

なんすい：＊新曲初演＊

 

 

▼リターンについて

今回クラウドファンディングにご協力をいただいた方には、名作同から感謝の気持ちを込めたリターンをお送りいたします。

限定CDや新曲の楽譜など、魅力的なものが揃っておりますので、ぜひご覧ください。

また、2,000円以上のご支援をいただいた方は、名作同の公式HPに後日掲載する予定の終演レポートにて、お名前をクレジットに掲載したいと思っております。

希望しない方は掲載しないこともできますので、どうぞご安心ください。

 

名大作曲同好会　会長

冨田悠暉

 

 

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▼プロジェクトの終了要項

・開催日時    
2021年6月26日 17:00~

・開催場所    
【収録場所】
愛三文化会館もちのきホール
URL: https://www.obu-kinrou.com/

【配信媒体】
YouTube ライブ

・主催者    
名大作曲同好会　会長　冨田悠暉

・イベント内容    
作曲家の四季観に焦点を当て、日本国内および海外の作曲家によるピアノ楽曲を演奏し、会員が作曲したピアノ作品の初演も行うコンサート。オンライン配信の形式で、YouTubeライブにて無料一般公開する。公演時間は約1時間半を予定している。