【第4弾】歌舞伎や映画、日本文化の歴史を後世に伝える。

お早うございます。松竹大谷図書館の武藤です。

10月になりまして、プロジェクト開始から早3週間が経ちました。皆様からのご支援金額も、もうすぐ150万円に届きそうです！毎日プロジェクトページにアクセスし、皆様のコメントを拝読するたびにお力を頂戴しております！

今週は9 月28日(月)「読売新聞」の夕刊で、このプロジェクトが紹介されました。

■「読売新聞」９月２８日夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20150928-OYT1T50062.html
(日本語版)
http://the-japan-news.com/news/article/0002454678
(英語版)

「検閲済み上演台本のデジタル化事業に伴う(インターネットでの)公開」ということで、今回のプロジェクトの成立後に予定している、ＧＨＱ検閲歌舞伎台本のデジタル化とアーカイブ公開についてご紹介頂きました。

さて、１万円以上ご支援下さった方に、台本を保護する台本カバーにお名前を記載する、というお礼(引換券)について、今回は、【映画台本作品リスト】の中の、「40、30、20、10年前のキネマ旬報ベストテン」の作品をご紹介いたします。ベストテン1～3位より、当館が所蔵している台本を選んでおります。

まず40年前、1975年度のベストテンより。
■3位『金環蝕』(山本薩夫監督)
総裁選挙が発端となった、ダム建設の汚職事件を描いており、政治の内幕を暴く傑作。

30年前、1985年度より。
■1位『それから』(森田芳光監督)
2011年に61歳で惜しまれつつ逝去した森田監督が、夏目漱石の小説を映画化した文芸大作。
■2位『乱』（黒澤明監督）
シェイクスピアの「リア王」と、毛利元就の三兄弟の話を取り入れて作られた、日仏合作の大作映画。

次に20年前の1995年度より。
■1位『午後の遺言状』 (新藤兼人監督)
新藤監督の夫人である乙羽信子さんの遺作となった作品。新藤監督は公開当時83歳。生涯映画を撮り続け、98歳となった2011年には、国内最高齢で映画『一枚のハガキ』を撮っています。
■3位『Ｌｏｖｅ　Ｌｅｔｔｅｒ』 (岩井俊二監督)
独特の映像美が支持を得たこの映画が、初の長編映画だった岩井監督。公開当時32歳で、現在も監督のみならず、脚本、製作、音楽と多彩に活躍しています。
この年のベストテンでは、日本の映画監督の年代の広さを感じますね。

10年前の2005年度は、1位から3位が揃いました。
■1位『パッチギ！』(井筒和幸監督)
■2位『ＡＬＷＡＹＳ　三丁目の夕日』（山崎貴監督)
■3位『いつか読書する日』(緒方明監督)
朝鮮高校の女子高校生と日本人の男子高校生の恋の行方が描かれた青春映画『パッチギ！』と、大人の秘めた恋心が丁寧に描かれた『いつか読書する日』。様々な恋愛模様があることを、映画は教えてくれます。
2位の『ＡＬＷＡＹＳ　三丁目の夕日』は、記憶にもまだ新しい大ヒット作。建設中の東京タワー、昭和30年代の街並みなど、ノスタルジーという言葉がふさわしい映画でしたね。

この他、ベスト４～１０位の作品の台本も、全てではないのですが、所蔵していますので、閲覧利用の際はお問い合わせ下さい。
 

お名入れする台本がいますぐ決まらない、という方は、プロジェクトが成立いたしましたら、順番にお伺いの連絡をいたしますので、それまでじっくりお選びください。

作品リストは、プロジェクト【ホーム】本文「支援券について」の台本カバーの説明から、または↓こちらからもご覧いただけます。

【歌舞伎台本作品リスト】
【映　画台本作品リスト】

【寅さん台本作品リスト】

どうぞよろしくお願いいたします。