贈呈式前夜のこと

遡っての様子になりますが、贈呈式前日のこと。

 

翌日に贈呈式を控え、なんだか緊張とワクワクです。

その２週間前にようやくヨーロッパから絵本が９７冊届きました。箱が３箱に別れていたのですが、一箱は完全に大破。恐らく税関でだと思われますが、プラスティックのサックに移し替えられて中の絵本はバラバラなまま我が家に到着しました。

 

 

 

 

 

やはり海を越えてモノを運んでくる、そして海に隣接しないこの山の中の内陸国までその物資を運んでくることの容易でないことを実感した絵本の姿でした。それだけコストがかかるから簡単に世界の良い絵本を手にすることが難しい訳で、それえを実現させるためには必要なコストを掛けなければルワンダにはまだまだ絵本は届かないのだと感じました。

 

玄関で角にややダメージを受けた絵本に少しがっかりしながらも届いたことに安心していた頃、我が家の息子たちが帰宅。玄関にあふれる大量の絵本に「これなにー！！」と大興奮。「あなたたちの絵本じゃなくてウムチョムイーザの図書室に届けるのよ」と伝えると少しがっかりしていましたが、彼らも図書室に読みに行けばいいと言うと幾分嬉しくなったようでした。

 

自分の子どもたちの様子を見て、同じ様に目を輝かせて絵本を手にするだろう学園の子どもたちを想像すると、ワクワク、ドキドキしていた夜でした。