生後10ヶ月のオス猫＊ポロ＊のFIP治療費のご協力お願いします！

 

▼自己紹介

　はじめまして

　

数あるプロジェクトの中から当プロジェクトを見ていただき本当にありがとうございます。

　私は生後10ヶ月、ラグドールのオス猫ポロの飼い主をしております、戸田（桑島）です。

　私は夫と共働きで、今年の3月から賃貸アパートで夫とポロと3人暮らしを始めたところでした。

　ポロは私にとって初めての猫でした。

　誕生日が10月14日で、調べたらラルフローレンさんと同じ日だと分かったので、ちなんでポロと名付けました。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

玄関で夫の帰りを待つ

 

　令和3年8月1日、夫が2ヶ月間の出張に行ってしばらく、ポロの元気消失が激しく、更に瞳孔が左右大きさが違うことから、常々お世話になっているご近所の動物病院を受診しました。

　受診を決めた日のポロの目↑左右の瞳孔の大きさが違う

　

　診察を受けたところ、先生より

「ポロちゃんはFIPという病気の可能性があります。」

と告げられました。

　猫を飼っておいて恥ずかしながら、初めて聞く病名に呆けていたところ、

「FIPは、治る可能性はほぼ、0です。」

「治療は、FIPに対する正規の薬は作られておらず、日本では未承認の国外製作の『サプリメント』の服用が重要になりますが、そのサプリ費用は、大体100万円、場合によっては200万円近くかかります。」

と、伝えられました。

　聞きながら、ちゃんと聞かなきゃいけないと思いつつ、涙が勝手に滲み、目の前のポロから目が離せなくなりました。

 

　しかしまだ可能性の段階だと言うことを自分に言い聞かせて先生の説明を受けていたところ、遠方になりますが、FIP取り扱いの経験が多数ある

「H動物病院」

さんのご紹介をいただき、そのまま車を走らせ、受診しました。

（院名を出すのは控えてほしいと言われておりますので控えます。）

　病院につき、受付の方に

「FIPかもしれないと言われたので伺いました。」

と伝えたところ、穏やかな受付の方の顔色がいっぺんに変わり、ただごとではないことを再認識しました。

　受付の方にはその後も診察までとても丁寧に声をかけていただきました。

　診察室に通され、先生に病状を伝え、様々な検査の結果、ポロは

 

FIP（猫伝染性腹膜炎/feline infectious peritonitis）のドライタイプ中後期

 

との診断を受けました。

　以下、FIPについての詳細です。

 

猫伝染性腹膜炎（FIP）とは？

多くの猫が、猫コロナウイルス(FCOV)を持っています。

FCOVは容易に感染するものの弱毒性のウイルス(猫腸管コロナウイルス：FECV）であり、無症状～下痢嘔吐など腸炎に似た軽い症状をもつに過ぎません。

しかし、猫伝染性腹膜炎(FELINE INFECTIOUS PERITONITIS：FIP)は、猫コロナウイルス（FCOV）が突然変異によって「猫伝染性腹膜炎ウイルス(FIPV)」となり、それに依って引き起こされる致命的な免疫性ウイルス疾患とされています。

生存率は極めて低く、発症すると平均生存期間が僅か9日間とされてきました。

長年、効果的な治療法はなく、死の宣告といわれてきた猫の病気です。

FIPは、多頭飼育世帯、シェルター施設、およびブリーダー飼育所において、通常よりも遥かに多く発生すると推定されています。

 

FIPの症状とは？

FIPは症状の特徴から「ウェットタイプ」と「ドライタイプ」、もしくはその両方の「混合タイプ」に分類されます。

ウェットタイプは60％～70％程度、ドライタイプは30％～40％と、全体としてはウェットタイプが多い傾向にあります。

共通する症状の徴候として、「抗生物質に反応しない」「食欲の減退」「元気の消失」および「嗜眠(寝てばかりいる)」「4日以上の高熱が続く」などがあります。

 

滲出性（ウェットタイプ）

FIPウェットタイプの顕著な臨床的徴候は、腹部または胸部内に水分が溜まること(腹水・胸水)で、これらが時に呼吸困難を引き起こすことがあります。

血管内からタンパク質が流出し、主に臓器周辺に浸出液が溜まることから、腹水・胸水・心嚢水が起こりやすくなります。

他の症状としては、食欲不振、発熱、体重減少、黄疸、および下痢嘔吐が含まれます。

診断後、急速に症状が悪化することが知られており、迅速な対応が求められるFIPタイプです。

 

非滲出性（ドライタイプ）

FIPドライタイプは、食欲不振、発熱、黄疸、下痢、および体重減少を示しますが、水分の蓄積はありません。

典型的なドライタイプの特徴としては、眼症状または神経症状を示すことがあります。

症状の段階FIPに特有の症状はありません。

しかしながら、いずれの形態のFIPにおいても、FIPに罹患した猫は一般に食欲不振、体重減少、嗜眠、抗生物質に反応しない変動性の熱などの、普遍的な症状を示します。

 

初期段階の症状

感染の初期段階では、発熱、食欲不振、嘔吐、下痢、体重減少などの非特異的な症状が見られます。

 

中期段階の症状

食欲不振、著しい体重減少、倦怠感、胸部または腹部の腫れ、栄養失調、貧血、黄疸、変動的な発熱が見られます。

 

後期段階の症状

食欲不振、非常な痩身、嗜眠、胸部・腹部の腫れ、息切れ、栄養失調、貧血、黄疸、変動性発熱、慢性的な体調不良、眼の炎症などが見られます。

 

（引用元「FIP Cat」:https://www.fipcat.com/）

 

構ってもらえる場所で待機

 

　ポロは体重測定、血液検査、感染症検査、レントゲン3枚、お腹の毛を刈りエコー検査…などの検査を受けました。

　体を固定されるのを怖がり暴れるポロを抑え、できるだけ怖がらないよう優しく明るく声をかけ続けましたが、注射で血を抜かれ、悲しそうな声で鳴くポロを抱きしめながら、こんな小さな体でこれからずっとつらい治療に耐えていかなければならない現実と、それでも治らず死んでしまうかもしれないという思いから涙が止まりませんでした。

　お昼12時に最初の病院で受診、その後17時よりH動物病院さんで診察、私とポロが病院から出たのは、23時頃でした。

　突然の受診にも関わらず、遅くまで親身に対応してくださった先生には本当に感謝しています。

 

▼このプロジェクトで実現したいこと

手をよく舐めてくれる

 

　もともと食べるのが大好きで、あればあるだけ食べたポロ

　遊ぶのも大好きで、新しいおもちゃを出すと飛びついて部屋中走り回ってたポロ

　人懐っこくて、宅配便の人が来ると玄関まできて挨拶するような、可愛らしいポロ

　長生きしてほしいから、ご飯やおやつをあげすぎず、適正量を食べるように食事制限していました。

　今はもう、どんなに美味しそうなご飯をだしても、食べる気力もない様子です。

見向きもせず

 

　ポロをFIPから救い、たくさん遊んであげて、たくさん美味しいものを食べさせて幸せな猫にしてあげたいです。

　目の前の小さな命を救うために、どうか力を貸してください。

 

▼これまでの活動

すやすや

 

　ポロの受けている治療についてお話します。

　ポロはこれから投薬を受け、FIPの症状を抑え、弱った体は自己免疫力で持ち直さなければなりません。

　ポロが使う薬は先ほども記したとおり、日本では認められていない国外製作の輸入品です。

　しかしこの薬はFIPを治すわけではありません。

　FIPは薬を飲んでも治らず、症状が止まる（寛解する）だけです。

　再発率も30%を超え、治療中に死んでしまうかもしれません、それでも、ポロの命を救うためにはこれしかないのです。

　朝5粒、昼注射（今後カプセル）、夜5粒

 

　FIPと診断された8/1からポロは毎日、注射を打つため病院に通っています。

　最初の一週間はまずご飯を食べるだけの体力を取り戻すため、効き目の早い皮下注射で薬を摂取します。

　1週間経ったらカプセルタイプに変わります。

　この薬は体重に比例して投薬量を増やさなくてはなりません、健康になってきて体重が増えてくると治療費も増えていくという、なんともつらい仕様です。

 

【必要な費用】

 

薬代

1. 非認証薬　15,600円×84日＝1,310,400円
2. 消化機能改善剤　6,000円（15日分）×5.5回（約84日分）＝33,000円
3. 食欲増進剤　6,000円（15日分）×5.5回（約84日分）＝33,000円
4. 造血剤　1,500円×2.5個（約84日分）＝3,750円
5. 健康補助薬　5,700円燃焼サプリメント　3000円×2.5回＝7,500円
6. ビタミン剤注射　2,000円×7日＝14,000円

　体重が増加すれば今後薬の費用も上がっていきますが、薬代合計 1,407,350円の見積もりです。

 

検査代

 

　初日だけで約7万円かかりました。

　これから84日間のうちにあと3回、定期検診に行き血液検査等を行います。

　各検査1万円と考えて、検査代合計10万円の見積もりです。

　薬代＋検査代合計1,517,350円必要となります。

嫌々飲んだ薬を吐き出そうと、よだれぼたぼた

 

　通院先の病院が遠方になりますのでここから更にガソリン代や高速代など、数え出したらキリがないので諸経費にあっては省略させていただきます。

　正直、軽々しく払える値段では決してありません、恥ずかしながら既に生活困窮気味です。

　現在、働きながら（仕事中は実家の母がつきっきりで見てくれてます。）ポロと一緒に闘病中ですが、仕事以外では食事を摂る時間もままならないくらい、全ての時間をポロのために使っています。

　ポロの命を救おうと、必死で取り組んでいます。

 

▼資金の使い道

　私と夫に挟まれてくつろぐポロ

 

　まるごとポロのために使います。

　闘病が切願するまま、無事終わることができたら資金が余ることはないです。

　こんな話はしたくありませんが、もし、闘病すらできなくなり、ポロを見送るしかできなくなったなら、ご支援いただいた資金は全て、ポロの治療費とポロの葬儀のために使います。

 

　プロジェクトが成功した場合の振り込み口座ですが、現在は私の仕事中にポロにお薬をあげてくれている母から、薬代を一時的に工面してもらっている状況ですので、このプロジェクトリーダーを母とし、母である戸田雅子名義の口座を登録させていただいております。

　

▼リターンについて

　趣味で描いてたポロちゃんスタンプ

 

　ポロがあまりに可愛いので、病気とわかる前からコツコツ絵を描いて、スタンプを作ろうとしておりました。

　ささやかですが、ポロの写真と、新しく描いたポロの絵を使ったグッズをもって、リターンにさせた頂こうと思います。

　ポロの闘病状況につきましては、Twitterでポロのアカウントを作成し、出来るだけ更新していくようにします。

Twitter@poloissocute

 

 

▼実施スケジュール

　ポロの闘病は既に始まっています！

　薬を飲み終わるのは今年の10月23日です。

　このままいけば初めての誕生日も闘病中ということに。

　いっぱいお祝いしてあげたい！readyforさんの規定一杯一杯まで期限を設けます。

　どんな形でも構いません、ポロのことを応援していただけると幸いです。

　また、readyforさんは基本All or nothing形式になります。

　このポロのためのプロジェクトも、目標を達成しなければ一切ご支援を受け取ることができません。

 

　最後にここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

　ポロは今、懸命に病気と戦っています。

　私はその気持ちに応えたくて、生活の全てをポロに捧げ、命をつなげるため取り組んでおります。

　FIPは治療費がとてつもなく高く、治療を諦めてしまう飼い主さんがいるのが現状です。

　私はそれを責めるつもりはありません。

　私も先生からFIPの可能性とその治療の話をされた時、その額面にとても驚き、動揺しました。

　考えてる暇なんてありませんでした…夫も「ポロは唯一無二だ」と出張先から電話をくれました。

　ポロは私たちの我が子同様です。

　10年後、もしかしたら20年後も一緒にいるんだろうなと思っていました。

　それが終わってしまうなんて。

　まだ5ヶ月しか一緒にいないのに…本当に残酷な病気です。

　毎日ポロを思って涙が出ます、でも、私が悲しい顔をして泣いているとポロにはすぐにバレてしまいます。

　ポロが寛解するまで、ポロがまた元気に走り回れる日が来るまで、ポロの前では明るく構え、ポロが安心して生活できるよう、頑張っていきます。

　最後になりましたが、どうか皆様のお力添えをよろしくお願いします。

　本来、飼い主である私が工面するべきお金です、恥ずかしいお願いです、それでもどうかお願いします。

　ポロの命を守るため、支援のほどよろしくお願いします。

 

 

文章作成日

令和3年8月5日現在

 

 

 

 

【プロジェクト終了要項】

●治療・手術対象    
ポロ（猫・ラグドール・2020年10月14日生まれ・生後10ヶ月・オス）

●治療・手術内容    
FIP（猫感染性腹膜炎）のドライタイプ中後期の治療

●治療・手術完了予定日    
2022年1月15日

●その他    
本プロジェクト実行の為に必要な金額のうち、クラウドファンディングの目標金額との差額分に関しては、自己資金、クラウドファンディング以外の寄付金、借り入れで賄う予定です。(2021年8月16日現在)
クラウドファンディングが成立したにも関わらず、上記計画通り差額分を確保できなかった場合も、支援金はこれまでの診察・薬代等の費用に当てさせていただく予定です。