支援総額
目標金額 3,500,000円
- 支援者
- 331人
- 募集終了日
- 2021年2月26日
小さなお寺の大切なたからものを一緒に守り、伝えていただけませんか
#地域文化
- 総計
- 116人
土津神社|ご神体が鎮座する御社殿を修繕し、「東北の日光」を再び。
#地域文化
- 現在
- 5,455,000円
- 支援者
- 276人
- 残り
- 33日
希望のまちを諦めない、抱樸をひとりにしない|緊急プロジェクト
#まちづくり
- 現在
- 40,049,000円
- 支援者
- 1,942人
- 残り
- 30日
吉村作治エジプト調査隊、存続の危機!
#地域文化
- 現在
- 7,290,000円
- 支援者
- 363人
- 残り
- 53日
国循がXの謎に挑む!遺伝子変異と不妊症の関連を明らかにしたい
#医療・福祉
- 現在
- 18,302,000円
- 寄付者
- 323人
- 残り
- 13日
鳩ヶ嶺八幡宮 随神門の屋根を直し後世に残したい
#地域文化
- 現在
- 80,000円
- 支援者
- 10人
- 残り
- 28日
小さな命〜行き場のないインコや小動物等の命をつなぐサポーター
#環境保護
- 総計
- 197人
プロジェクト本文
終了報告を読む
葛飾北斎や歌川広重の浮世絵にも描かれ、
花のお江戸のワンダーランドであった五百羅漢寺。
江戸時代当時、五百体を超える仏像とともに
麒麟像と白澤(ハクタク)像が安置されていました。
しかし、明治から昭和にかけ寺院は衰退し、
その間、多くの仏像とともに、麒麟像も失われました。
麒麟は吉兆を呼び、泰平の世に現れると言われています。
世界を見渡すと、世界のあちこちで
絶えず起こっている争いや災害、悲しい出来事。
今もなお、人々の脅威である新型コロナウイルス。
この困難な時代を英知と慈しみと思いやりとを
持って乗り越える象徴として、『麒麟像』を復活させたい。
麒麟とは
神聖な幻の動物とみなされ、1,000年も生きると言われる麒麟。性質は非常に優しく、足元の虫や植物を踏むことを厭い、いかなる生命をも傷つけない。そのために地に足を下ろさず、常に空を翔けています。昔から、麒麟は慶事の前触れとして姿を現し、泰平の世のしるし、そして穏やかな日々をもたらす幸福の象徴とされています。そして、古くからの言い伝えでは、「仁の心を持つ聖人が出現する前兆として現れる」と語り継がれています。吉兆をあらわす瑞獣であり、他者への慈しみと思いやりを持った仁獣なのです。その他多くの逸話や伝説があります。
ページをご覧いただきましてありがとうございます。仏師の加藤 巍山(かとう ぎざん)です。
1968年、東京・本所両国生まれ。様式に則った仏像を制作する一方、日本の古典や歴史、仏教や神話を題材とした作品を制作してまいりました。歴史や伝統、文化、民族に根差した「日本の美意識」 と「仏師」であることに立脚しながら祈りの根源を探求し、普遍的な美を求め、活動しております。
【略歴】
・2008~ タカシマヤ(日本橋、横浜、大阪、京都、JR名古屋)、三越(日本橋本店)にて展覧会
・2016 「白隠展」(東北歴史博物館)
・2017~ 「驚異の超絶技巧!展」三井記念美術館(東京)、岐阜県現代陶芸美術館(岐阜)、山口県立美術館(山口)、富山県水墨美術館(富山)、あべのハルカス美術館(大阪)
・2019 「示現/加藤 巍山」個展(日本橋タカシマヤXギャラリー)
・2020 クリスティーズ NY(日本・韓国美術)に「示現・Ⅰ」を出品
(その他チャリティ活動など)
・2011~ 〈縁〉仏像奉納プロジェクト(仏師・三浦耀山氏とともに東北の被災地へ祈りと鎮魂の仏像を奉納する活動)
・2019 台風19号チャリティー展(新宿タカシマヤ)
・2020 〈瑞光〉-新しい時代の兆し-チャリティプロジェクト(銀座蔦屋書店)
麒麟像の制作のプロジェクトはこのような出来事からこの話は始まります…。
私の懇意にしている文化財修復のスペシャリストがおります。その方は約15年間、五百羅漢寺の羅漢像の修復に取り組んでおられます。そして、その方から令和2年2月2日に連絡がありました。
「霊夢を見た」と。
その日の明け方に目が覚め、夢かうつつか、目の前に麒麟が現れ、ふと私(巍山)のことを思い浮かべたとのこと…。ここにきて麒麟が「巍山に私(麒麟)を彫らせろ」とその方を通して伝えたかったのではないだろうかと仰ったのです。
私は何の違和感もなく、そのお話が腹の底に落ちてきました。そして翌2月3日には五百羅漢寺で行われる節分会に参加することが決まっており、その話を直接、五百羅漢寺の代表者の方に打ち明けたところ、ご快諾いただき、制作が決まりました。
霊夢と節分会…不思議な出来事が絶妙なタイミングで現れたことからも、やはり必然だったとしか思えません。
東京の下町生まれ、下町育ちの私からすると、「麒麟」という存在は象徴的かつ大切な存在。それは、日本橋の真ん中に麒麟が鎮座し、いつも私の心の拠り所となっているからです。神(霊獣)であり、故郷であり、アイデンティティとなっています。
五百羅漢寺と私のご縁を紐解いてみると、私の師匠筋の「高村光雲」とも深いご縁があり、江戸時代には、私の生まれ育った地域の川を隔てた場所(本所五つ目)に五百羅漢寺はありました。
そうして時空を超えて点と点が結ばれ、特別な想いで今回の制作に挑んでおります。
現在、麒麟像の原型を制作、材となる檜も確保。麒麟像の完成に向けて制作を進めています。
五百羅漢寺に伝わる「羅漢像」は、多くの民衆からの寄進により作られました。 当時の五百羅漢寺を支えた人々の心に思いを馳せ、現代の寄進であるクラウドファンディングという手段を使い、 多くの皆さんの思いを集めて 幸福の象徴である麒麟像を彫らせていただきます。この象徴を私だけではなく、皆様の想いを結集したものとして制作したいと考えております。
ご支援してくださった皆様のお名前を記載した木札を完成した麒麟像の胎内に納め、その記録は百年、千年の未来へと伝えられます。
どうか皆様からの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
■目標金額:350万円
■ご支援の使い道:製作費、材料費、リターン準備資金、手数料
■実施内容:2021年5月5日(予定)までに麒麟像を制作し、五百羅漢寺へ奉納を行ったことを以ってプロジェクト実施完了となります。
*2021/1/23追記:社会状況を鑑みて、五百羅漢寺さまとの協議の結果、5月5日までの実施が難しいと判断し、制作の完成及び奉納を2021年秋頃までと延期させていただきます。
■ご支援いただきました皆様のご芳名を記載した木札を麒麟像の胎内に納め、ご多幸をお祈りいたします。
*ご支援金額により、記載させていただきますご芳名の大きさが変わります。
■5万円以上ご支援くださった皆様を麒麟像奉納お披露目式(予定)へご招待させていただきます。
(社会状況を鑑みて変更させていただく場合がございます)
■麒麟像概要
高さ:74cm 幅:27cm 長さ:53cm
材:木曽檜
小野大輔さん(声優)
仏像好きの声優、小野大輔と申します。
巍山さんには五百羅漢寺さんとのご縁からラジオにゲスト出演いただきました。今でもあの時間は一生の宝物だと思っています。「縁」という言葉の意味をこれほどに実感したことはありませんでした。
巍山さんが歩んできた道。東北での仏像奉納プロジェクトに代表されるその活動はまさしく仏の道。その道は慈愛に満ち溢れています。
巍山さんの仏師としての歩み。その始まりにあるのが日本橋の麒麟像であり、それは日本の道路が始まった中心点でもあります。
いまこそ原点回帰を。
希望に満ち溢れた未来へと翔び立つために。
僕も出来るかぎりの力添えをしていきたいと想います。共感いただけた皆さま、ご協力を何卒よろしくお願い致します。
近藤孝行さん(声優)
声優を生業とさせて頂いております、近藤孝行と申します。
今回、大変恐縮ではございますが、
この様に歴史的にも文化的にも意義があり、かつこの地球規模で重たく、闇を感じざるを得ない様な状況の中、光を灯す様な活動に、微力ながら参加させて頂ける事にとても感謝しております。
巍山さんとは、2020年の五百羅漢寺さんでの節分会でご一緒させて頂きました。
柔和でお優しいお人柄を直ぐに感じ取る事が出来ました。
そして不思議な感覚ではあるのですが、透明感と言いますか、"人という次元から飛び出してしまっている方"という感覚も併せて感じたのでした。
あの節分会から数日のうちに、コロナの試練があっという間に世の中に広がりました。
麒麟は平らかな世に現れるとても優しい存在だと聞きます。
私が感じるに、"光の担い手"である巍山さん自らが先頭に立ち、これからの世界に光を灯そうとされようとしている。
ぜひ私もお供させて頂きたいなぁと、思った次第です。
麒麟が舞い降りてくる様な、優しくて平らかな世界になる事を願って…。
CHANGE THE WORLD
川﨑 晶平さん(刀匠)
仏師・加藤巍山とその作品は知っていたけど、初めてお会いしたのは5年ほど前。ぼくの日本橋三越本店での展覧会に陣中見舞いに来てくれたギザンさんは、素足にスニーカーだったなあ、ということをなぜか鮮明に覚えている。そのときに日本橋の麒麟像の話をした。すごくカッコいいよねって。
ぼくは刀鍛冶で、仕事柄、麒麟とは馴染みがある。「目貫」や「縁・頭」など刀装金具には瑞獣である麒麟を象ったものも多い。だからいろんな麒麟を見てきたけど、今のところは日本橋の麒麟がいちばんのお気に入りだ。江戸時代から日本橋は日本の道の起点で、麒麟はそこから旅立つ全ての人を見守り、エールを送っているのだろう。そんな優しさに溢れている。
加藤巍山が麒麟像を制作し、五百羅漢寺に奉納するという。嬉しいことだなあと思う。でもギザンさん、震えているだろうな。作品は自分自身だ。技術だけでは作品は生きてこない。自分の魂を人目に晒す恐ろしさと覚悟。それだけは、ぼくも骨身に染みて知っている。
彼の作品は、いつも生命力に溢れて凛としている。その魂を込めて麒麟像を創るのだ。ぼくが応援しないわけにはいかない。麒麟像の完成は、そこを起点に日本を、世界を泰平に導く瑞兆となると信じている。きっと、ぼくにとって最高の麒麟になるんじゃないかな。
御奉納、お披露目される日を心待ちにしていよう。
■ 五百羅漢寺の数奇な運命
多くの人の支えによって守られてきた五百羅漢寺。そして、多くの人の支えによって作られた五百羅漢像。安政2年(1855年)の安政の大地震では東西羅漢堂が倒壊するなどの大被害を受けました。明治以降寺は衰退し、無住となった時期もあり荒廃したが、現在は整備され近代的な寺院に生まれ変わりました。
「目黒のらかんさん」として親しまれている天恩山五百羅漢寺の羅漢像は、元禄時代に松雲元慶禅師が、江戸の町を托鉢して集めた浄財をもとに、十数年の歳月をかけて彫りあげたものです。
五百体以上の群像が完成してから三百年の星霜を重ね、現在は東京都重要文化財に指定されています。(現存305体)
天恩山五百羅漢寺は元禄八年(1695) 本所五ツ目(現在の江東区大島)に創建されましたが、明治維新とともに寺は没落し、明治四十一年、目黒のこの地に移ってきました。長年の風雪に耐え、昭和五十六年に近代的なお堂が完成し、名実ともに「目黒のらかんさん」としてよみがえりました。
●本プロジェクトへのご支援は寄附控除の対象にはなりません。
●本プロジェクトのリターンのうち、【ご芳名保管】のリターンの条件詳細については、こちらのページの「リターンに関するご留意事項」をご確認ください。
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プロフィール
<Gizan KATOH> 仏師/彫刻家 1968年 東京・本所両国に生まれる。高村光雲の流れを汲む仏師。 仏像のみならず、民族や国、宗教を越えた祈りと尊厳を未来に伝えることを使命と心得る。
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リターン
5,000円
像内に納める木札にご芳名を記載
・ご協力して下さった方のご芳名を木札に記載して麒麟像の胎内に納めさせていただきます。(ご希望者のみ)
- 申込数
- 121
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年5月
10,000円
御守り / 木札にご芳名を記載
・五百羅漢寺の「強運守」(色はこちらで選ばせていただきます。)
・ご協力して下さった方のご芳名を木札に記載して麒麟像の胎内に納めさせていただきます。(ご希望者のみ)
- 申込数
- 55
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2021年5月
5,000円
像内に納める木札にご芳名を記載
・ご協力して下さった方のご芳名を木札に記載して麒麟像の胎内に納めさせていただきます。(ご希望者のみ)
- 申込数
- 121
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- 2021年5月
10,000円
御守り / 木札にご芳名を記載
・五百羅漢寺の「強運守」(色はこちらで選ばせていただきます。)
・ご協力して下さった方のご芳名を木札に記載して麒麟像の胎内に納めさせていただきます。(ご希望者のみ)
- 申込数
- 55
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- 制限なし
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- 2021年5月
プロフィール
<Gizan KATOH> 仏師/彫刻家 1968年 東京・本所両国に生まれる。高村光雲の流れを汲む仏師。 仏像のみならず、民族や国、宗教を越えた祈りと尊厳を未来に伝えることを使命と心得る。