誰にも頼れずつまずいた若者たちのリスタート応援資金を用意したい

支援総額

2,361,000

目標金額 2,000,000円

支援者
234人
募集終了日
2024年3月17日

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プロジェクト本文

目標達成いたしました!ご支援ありがとうございました!!

元々、支援金として考えていた500万円に少しでも近づくべく、ネクストゴールを設定させていただきました。

ネクストゴール=250万円

クラウドファンディングの期間は残り4日間。さらなるご支援を、皆様どうぞよろしくお願いいたします。

 

※仮にネクストゴールの金額を達成できなかった場合、今までご支援いただいた資金は頂戴できるのでご安心くださいませ。

※当初の通り、ネクストゴールに達成できなかった場合には自己資金を補填し活動を続けてまいります。

 

▼コンパスナビは、一人立ちにつまずいた若者を総合的に支援しています

 

私たち一般社団法人コンパスナビは、

埼玉県で2015年に設立し、2018年より埼玉県「児童養護施設退所者等アフターケア事業」を受託し、社会的養護(児童養護施設や里親等)を巣立った若者たちの支援事業を行っている民間団体です。

最近では、社会的養護出身者だけでなく、一時保護経験のある者、家庭や親から逃れてきた者も含め、
「一人立ちにつまずいた若者」の受け皿として、住居支援・生活支援・就労支援・居場所の運営等、総合的な支援活動を行っています。

 

一般社団法人コンパスナビ

▼プロジェクトの内容

 

児童養護施設等の出身者、
また家庭に居場所がなく頼れる親もなく、
つまずき困窮した若者たちの生活を立て直すために必要となる資金を用意したい。

 

〇対象者

社会的養護(児童養護施設、自立援助ホーム、ファミリーホーム、里親、児童心理治療施設、児童自立支援施設等)のもとを巣立った、概ね25歳までの若者
一時保護経験者、家庭・親から逃れてきた居場所のない18歳~25歳までの若者

 

  ▼資金の具体的用途

  1. 交 通 費 :行政の窓口や支援団体までの移動にかかる費用。就職活動やアルバイト先へ行くための交通費
  2. 食費・生活費:日常生活で必要となる費用
  3. 書類発行費 :各種手続きに必要な公的書類(住民票など)の発行に伴う費用
  4. 就職活動費 :就職活動で必要となる費用(履歴書や証明写真、衣服の購入、交通費等)
  5. 宿 泊 費 :一時的な宿泊費用、緊急避難住戸の確保に必要となる費用
  6. 医 療 費 :病気や怪我の治療にかかる費用
  7. 通 信 費 携帯通信にかかる費用
  8. そ の 他 :必要に応じてかかる費用

 

〇予算案

【支援の輪を100人の若者に。】

一人あたり約5万円×100人=500万円

うち、当クラウドファンディングで200万円に挑戦します。

 

▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ

 

本プロジェクトでリスタート(再出発)応援資金を用意したい背景を説明します。 

上記が、2022年度(2022年4月1日~2023年3月31日)の私達コンパスナビの活動実績です。

活動を続ける中で、年々相談が増え続け、しかも緊急を要する深刻な相談が増加している現状を鑑み、私達は若者たちのリスタートを支えるより強固な体制づくりのためにクラウドファンディングを立ち上げることを決意しました。

「児童養護施設退所後に就いた仕事は社員寮があるという理由で選びました。

もともと好きな仕事ではなかったこともあり、人間関係がうまくいかず、

2週間で退職してしまって寮を出されてしまいました。

友だちのところに居候しましたが、関係が悪くなって追い出され、

ネットカフェで1週間過ごしましたが、今手持ちの現金が2000円しかありません。

一昨日からは公園で野宿しています。」

「同居している彼からのDVから逃げてきました。

埼玉の祖母を頼ろうと思って出てきましたが、

生活保護受給中の祖母は歓迎してくれません。もしかしたら妊娠しているかもしれないけど、

バイトも解雇されてお金も全くなくて、どうしたらいいかわかりません」

まだ肌寒い春の金曜日の15時。
身を守るために選択肢を考える状況でないまま、

わずかな手回り品だけを持って安全を求めて家を飛び出した17歳女性。
帰るべき場所がなく、手元にはわずかな所持金しかない。
向かい合うコンパスナビのスタッフの問いかけに

短い言葉をやっと絞り出すようにして現況を説明する。
日が西に傾き始め、時間は無情に過ぎていく中、選択肢はどんどん少なくなっていく。

今日明日の避難先を何軒も当たるコンパスナビスタッフ。

このまま家に帰すわけにはいかない、どうしたらいいのか。
この女性は何段階かのつてをたどってコンパスナビに来たものの、

支援者を本当に信じていいものか、

これからどうやって生きていけばいいのか?

不安、絶望、焦燥感はいかばかりか。しかし頼るところはない。

必死の思いに耐えて今ここに座っている。

 

(画像は面談のイメージです)


さながら羅針盤を失った小舟が嵐の海でもまれるような状況で、

心身に傷を負いコンパスナビに漂着する……
私たちのところに相談に来る若者は、概ねこのような状況です。


 コロナ禍が落ち着いたかに見える今、実の親を頼れぬ若者の

「困った」の声はむしろ増えています。
 そして金曜日の夕方から夜間、行政の窓口の閉まっている

土日にどうしようもなくなって連絡が来るのです。

 

今夜の宿泊場所の手配、数日しのげる現金、食糧、支払いが滞り止まったままのスマホ・・・。
本プロジェクトで、機動力を持って100人の相談者を助けたい、コンパスナビはそう決意しました。

 

 

▼社会的養護出身者たちの困難

 

「社会的養護」とは、保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことです。(社会的養護の施設等について |厚生労働省 (mhlw.go.jp)
つまり、親に代わって社会が子どもを育てるしくみこととお考え下さい。
現在約42,500人の児童が社会的養護のもとで暮らしています。


 

近年、ニュースでも頻繁に伝えられている親による子どもへの虐待が大きな問題になっていますが、

現在では児童養護施設に入所する児童の約6割が「虐待」を経験ており、この割合は年々増加しています。
知的・精神など、何らかの障害を抱えていること、一般家庭に比べて進学の割合が低いことも指摘されています。

 


さらに児童虐待相談対応件数 約20万5千件(令和4年度速報値では約22万件に増加)、うち施設等へ入所した児童は約4千人強、ほとんどが問題を抱える家庭に戻されています。

 

そして多くの児童は18歳の年度末で、施設や里親家庭等を巣立っていきます。しかし大半は親元に帰ることができずに進学・就職し、衣食住のすべてを自身の力で賄っていくことを求められます。

施設等退所後は、約6割が就職します。しかし2年後までに離職してしまう者は全高卒者と比較すると高い割合となっています。またせっかく進学しても中途退学する者も少なくありません。

施設等にいる間は明るく成績優秀で、職員も安心して送り出した者が、退所後一人暮らしを始めた途端に精神的に不安定になり、退職または退学。中には元々の発達特性から二次的な精神疾患を発症し、そのまま引きこもり状態になってしまう者もいます。

 

虐待を受けた者の後遺症は、私たちが想像するより当事者に重くのしかかり、そしていつまでも長い苦しみが続きます。

人間関係がうまくいかない、自己肯定感が極めて低い、他人と自分を比較して「どうして自分だけ・・」と絶望的な気分になる、虐待のフラッシュバック等々、精神的な不調、生きづらさや困難を抱え、社会でうまく生活していけない若者が多くいます。 

 

【コンパスナビは若者たちが陥るさまざまなトラブルに対応しています】

 ホームレス

 貧困・借金・ネットトラブル

 パパ活・風俗・妊娠

 精神的な不調
 孤独・孤立

多くの支援団体、民間、行政との連携で幅広い支援を行っています。 

埼玉県内はもちろん、関東圏内、また他県から埼玉に来ている若者等、支援の対象は広くなっています。

 

▼コンパスナビは、つまずきが重なって複雑な気持ちを抱え、再スタートに踏み切れない状況にある若者の「就労」「社会参加」に注力しています

 

私たちコンパスナビは、仕事を失った若者が再び仕事に就き、今度こそ喜びや達成感を得られる生活に戻れるようにと、就労支援に特に力を入れています。

 

「就労協力企業」は現在では70社ほど。住居がない者には、会社名義でアパートを用意してくれ、根気強く社会人教育や生活サポートをしてくれる企業ばかりです。

 

高校を中退し無気力でバイトをしても数日間も続かなかった若者が、就労協力企業に正社員採用されてからは当人の努力と、当団体が企業と当人の間をつなぐ見守り支援により、数年で会社の戦力となって、今や立派な納税者、社会人となっている事例もどんどん増えてきています。

また仕事ができる状態でない者には、適切な医療機関につなぎ、安定してきた場合には少しずつ他者との交流や社会参加ができるようになるように支援。状態をみながら少しずつ簡単な作業アルバイトに参加してもらっています。

 

【就労支援・住居支援】
 マンツーマンで社会人研修
 採用協力企業の開拓
 障害者就労支援事業所など障害者訓練と連携

 職業体験、見学の実施

 

 

 

コンパスナビ支援員「私たちが伴走型の支援を行っています!」

 

 

そのような若者の支援はこのように進めていきます。

 

①数日間の宿泊先の手配。→現在は私たちから宿泊費を出してあげられませんので、いくつもの専門の支援団体に宿泊施設の空きを確認し手配しています。

 

②本人との面談を重ね、今後の方向性を一緒に決めます。

 

③本人の希望にあった就労協力企業に見学、体験就労、アルバイトと段階を踏んだ後、正社員採用してもらい、アパートや家具家電も企業に用意してもらいます。

 

 

しかし、①から③の間、生活費がまったくない状態ですので、社会福祉協議会の小口貸付の申込同行を行ったり、支援者から寄付していただいた食料品を支給したりしています。

しかし、住民票が別の場所にあるままで飛び出してきたことにより、小口貸付の申請自体をあきらめざるを得ないケースも多々あります。また申込が受理されても支給に4,5日かかります。

 

就職活動をするにも、携帯電話は必須ですし、交通費も必要となってきます。また就職できても初任給がもらえるまでの生活費がありません。

このような金銭的な支援については、ほとんどの助成金の要件から外れるため、原資に苦慮している状況です。

 

どうしても就労が難しい場合は生活保護につなげますが、就労の意欲がある者については、無理のない範囲でですが、できるだけ早く就労に繋げたいというのが、私たちの考えです。

一度生活保護を受給すると、そこからなかなか抜け出せない若者を多く見てきているからです。

 

       

▼ブローハン聡(コンパスナビ 事務局長 兼 支援事業部 部長代理)ご挨拶

 

 

彼ら彼女らは、度重なる不遇のために挫折し諦めてしまうことがこれまでたくさんありました。「自己責任」で済ませるにはあまりに過酷な生い立ちであることに思いをはせてくださると幸いです。

私たちに対して「助けて」という声を出すことができるということは、何とかして生きたい、立ち直りたいという声でもあります。
生活再建へ歩みを進めようとしている若者たちを支える事業に共鳴してくださる皆さま、支援事業継続のためにお力添えをどうぞよろしくお願いします。

 

★ブローハン聡 プロフィール★

1992 年生まれ、フィリピンとスペインと日本のミックス。自ら幼少期に虐待を受け児童養護施設で育った経験から、コンパスナビの社員として、児童養護施設等を離れた親を頼れない若者達のサポートを行っている。また、無戸籍、無国籍、虐待、社会的養護等の問題を広く認知してもらうため、講演活動やYoutube の媒体を通して情報を発信している。

著書に「虐待の子だった僕(発行:さくら舎)」

プロジェクト実行責任者:
皆川充(一般社団法人コンパスナビ)
プロジェクト実施完了日:
2025年5月1日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

交 通 費 :行政の窓口や支援団体までの移動にかかる費用。就職活動やアルバイト先へ行くための交通費 食費・生活費:日常生活で必要となる費用 書類発行費 :各種手続きに必要な公的書類(住民票など)の発行に伴う費用 就職活動費 :就職活動で必要となる費用(履歴書や証明写真、衣服の購入、交通費等) 宿 泊 費 :一時的な宿泊費用、緊急避難住戸の確保に必要となる費用 医 療 費 :病気や怪我の治療にかかる費用 通 信 費 : 携帯通信にかかる費用 そ の 他 :必要に応じてかかる費用 一人あたり5万円×100人=500万円(そのうち200万円を本プロジェクトにて挑戦)

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は自己資金で補填します。

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プロフィール

一般社団法人コンパスナビは、埼玉県浦和を拠点に、虐待・ネグレクト等の過酷な生い立ちで、実の親を頼れぬ境遇の若者たちが、おおむね18歳で社会的養護から巣立って社会に出た後に直面している早期離職による就労困難、保証人問題等で苦慮する住居さがし、妊娠葛藤含む心身の健康問題、借金などの相談を受けられる体制を整え、行政窓口や他団体との連携のもと、アフターケア事業を行っております。 2018年からは「埼玉県児童養護施設退所者等アフターケア事業」の委託を受けています。    【事業内容】 ①就労支援事業、②住居支援事業、③居場所事業クローバーハウス、④生活・自立支援事業

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リターン

1,000+システム利用料


感謝のメール

感謝のメール

感謝のメールをお送りいたします。

支援者
80人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

5,000+システム利用料


コンパスナビキャラクター「なびっと」ピンバッジ

コンパスナビキャラクター「なびっと」ピンバッジ

コンパスナビキャラクター「なびっと」ピンバッジ
とともに感謝のメールと活動報告書をお送りします。

支援者
64人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

10,000+システム利用料


「なびっと」ピンバッジとオリジナルサコッシュ

「なびっと」ピンバッジとオリジナルサコッシュ

コンパスナビキャラクター「なびっと」ピンバッジ、オリジナルサコッシュとともに感謝のメールと活動報告書をお送りします。

支援者
75人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

30,000+システム利用料


ピンバッジ、サコッシュ、御礼のビデオレター

ピンバッジ、サコッシュ、御礼のビデオレター

コンパスナビキャラクター「なびっと」ピンバッジ、オリジナルサコッシュとともに感謝のビデオレターと活動報告書をお送りします。

支援者
8人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

50,000+システム利用料


コンパスナビ主催の講演会に無料でご招待します

コンパスナビ主催の講演会に無料でご招待します

コンパスナビが主催する講演会(日程・会場未定)に無料でご招待。社会的養護出身者の困難や、居場所のない若者たちの現状等をお話し致します。
※開催日時・開催場所は5月頃に決定予定です。詳細につきましては5月31日までにメールにてお知らせいたします。

支援者
6人
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年5月

100,000+システム利用料


コンパスナビ ブローハン聡がご希望に合わせてマンツーマン・オンライン講演を行います

コンパスナビ ブローハン聡がご希望に合わせてマンツーマン・オンライン講演を行います

社会的養護とは?児童養護施設等の退所者のその後の困難とは?・・ご希望の日程や内容でマンツーマン・オンライン講演を行います。自らが虐待、児童養護施設を経験したコンパスナビ社員ブローハンが、社会的養護のリアルを語ります。
※有効期限:2025年3月31日

支援者
2人
在庫数
8
発送完了予定月
2024年5月

300,000+システム利用料


コンパスナビ ブローハン聡がご希望の会場にて出張講演を行います

コンパスナビ ブローハン聡がご希望の会場にて出張講演を行います

社会的養護とは?児童養護施設等の退所者のその後の困難とは?・・ご希望の会場にて、コンパスナビのブローハン聡が講演します。講演の内容はご希望にお応え致します。
※関東圏内に限ります。
※会場手配、会場費、交通費、宿泊(必要な場合のみ)費はご負担ください。
※有効期限:2025年3月31日

支援者
1人
在庫数
4
発送完了予定月
2024年5月

プロフィール

一般社団法人コンパスナビは、埼玉県浦和を拠点に、虐待・ネグレクト等の過酷な生い立ちで、実の親を頼れぬ境遇の若者たちが、おおむね18歳で社会的養護から巣立って社会に出た後に直面している早期離職による就労困難、保証人問題等で苦慮する住居さがし、妊娠葛藤含む心身の健康問題、借金などの相談を受けられる体制を整え、行政窓口や他団体との連携のもと、アフターケア事業を行っております。 2018年からは「埼玉県児童養護施設退所者等アフターケア事業」の委託を受けています。    【事業内容】 ①就労支援事業、②住居支援事業、③居場所事業クローバーハウス、④生活・自立支援事業

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