将棋で復興応援！宮城県沿岸地域での将棋イベントを開催します

これまではプロジェクトで取り組む沿岸地域や事業主体の将棋ラボについて

書かせていただきましたが、今回は現在活動を継続している各団体について

ご紹介してみたいと思います。

・日本将棋連盟塩釜支部
　多賀城市に隣接する塩竃市にある支部です。支部長の山口さんは多賀城市

　在住。塩釜支部の練習会や例会を運営・管理する一方、自身も非常に熱心で

　アマチュアタイトル戦の宮城県予選から各地域の支部主催の大会まであら

　ゆる大会に参加し腕を磨いております。

　宮城県内の将棋大会・イベントのスケジュールを各主催者に共有して日程の

　バッティングなどしないように管理しています。その支部長に影響されて

　か、各大会に参加する塩釜支部の皆さまは一様に「勝負強い」という印象を

　受けます。

 

・石巻支部
　こちらも震災の被害が大きかった石巻市にある支部です。こちらは定期的

　に大会を実施しています。会場のアクセスも三陸道を使えばスムーズに

　行ける場所なので、遠方からの参加もあります。大会の雰囲気が和やかで

　初めて将棋大会に出る人も安心して参加できる大会だと思います。

　最近は子ども教室も開かれており、より幅広い年代の将棋愛好家が増えそ

　うです。

　支部会員の皆様も実力者揃い、言わずと知れた古豪・岡崎さんは87歳の

　今でも県北の大会で優勝・入賞を繰り返しています。

 

・登米支部
　こちらも支部長の高橋さんを中心に、季節ごとに大会を開催しています。

　他の地域に比べて、交通アクセスという面では不便な所もありますが、

　それでも毎回たくさんの方が集まります。

　その一つに豪華な賞品があります。秋には新米、冬にはいちご、夏には

　牛タンなど支部長のネットワークで魅力的な賞品が揃っています。しかも

　上位入賞者だけじゃなくて、お子さんや女性にも賞品が渡るような工夫も

　されています。
　また同時開催でプロ棋士や指導棋士を招いての将棋教室を併設しているの

　も特徴です。
　将棋の初心者・初級者に次の目標となる大会を横目に行う教室は参加する

　人のモチベーションを上げるのに効果的だと思います。

　〔参考〕登米支部ホームページ

 

・古川王将会支部
　お米どころ大崎市にある支部です。こちらも季節ごとに大会を開催してい

　ます。
　こちらの目玉はゲストプロ棋士です。大会に併設して多面指しが行われま

　すが、この指導対局も大会の成績に反映されるため、プロもアマも真剣

　勝負！の雰囲気が出ています。

　この雰囲気が好きで多賀城の大会でもゲストにプロ棋士をお招きした時は

　このシステムを採用しています。また町の道場や、市内のお寺を利活用し

　たユニークな大会も開催していますので、私もラボを始める前にはいろん

　な大会に参加させていただきました。

　支部会員の皆様は得意戦法を研究しているという方が多いイメージで対戦

　するといつも序・中盤でリードされてしまいます。

 

・気仙沼将棋会支部
　こちらは例会などが活動の中心ですが、河北新報杯沿岸地域将棋大会は

　目玉大会です。
　私も２回ほど参加させていただきましたが、とにかくこの支部・この地域

　の方は例会で鍛えているせいか、実戦的な指し回しをされる方が多く、い

　つも苦戦を強いられます。

　また宮城県沿岸地域最北部にあるために、岩手県の沿岸地域や内陸（一関

　など）からの参加者も多いので、普段対戦できない人と対戦・交流できる

　のも魅力的です。

　上記以外にも以前紹介した女川将棋クラブなど、いろんな団体があります。
　本プロジェクトでは上記の各団体と連携を取って展開していて行く予定です。

　改めましてプロジェクトへのご支援の程、よろしくお願い致します。