「椅子」もデザインしていきます

今回、石切り場から出た「小松石」を使用して、テーブルを製作していきます。 それに合わせて「椅子も製作したい！」となりました。

すべてオリジナルでの製作。この世にまだ生まれていないテーブルと椅子ということで、心が躍ります。

場所は、ホテル「凛門」のテラスの前の室内空間。その空間はテラスに行くためだけの通路のような役割になっています。そこを、色々な方が留まれる場所に変えていきたいと思っています。
小松石のテーブルを愛で、椅子に座ってリラックスして頂く。そんな空間です。

 椅子のイメージは、私の好きなあるデザイナーの椅子をベースにしながら、日本の帯や日本舞踊の女形がお酒を注ぐときの所作をイメージ。今回、私のイメージを具体的にデザインして製作まで導いてくれるのは、スリランカと日本をに拠点にしている田所真さん。このイメージを彼はスリランカのラタンを使って見事に具現化してくれました。 ラタンがまるで日本の帯を解いたときのようなフォルムを作り出し、二つの椅子が並ぶと、日本舞踊の女形がお酒を注ぐときに肩が下がり、二人が柔らかに向き合うようになっています！
イメージが具現化していくことは、何より楽しいですね。
そして、今回石屋さんを通して、石切り場の食事会の実現に向けたクラファンでもありますが、スリランカで椅子を製作することになり、奇しくも国が破綻危機のスリランカの下、困窮しているラタン職人さんを応援することにもつながりました。 日本とスリランカ、どちらも素晴らしい資源、技術も持つ職人さんたちが、海を隔てて、一つの作品を生み出します。その想いがラタンに織られていくように私は感じています。 今回のクラファンをAll orNotingのプロジェクトです。

皆さまの応援で実現致します。どうぞ、よろしくお願い致します。