いよいよ、研修と配布の日です。

朝から雨💧

 

バングラデシュはモンスーン季節、真っ只中。さすがの「晴れ女」の稲田も歯が立ちません。せめてヤギ達が濡れることなく届けることができることを願って1日をスタートしました。

 

雨による渋滞で少々遅れながらも、ウキヤ郡役場に寄り、50頭のメスヤギが揃ったことを確認し、研修会場へ向かいます。

 

以前、研修やヤギの配布は女性グループの要望により、村では目立つので郡の中心地で行うことになったとご報告していましたが、その後、いろいろ調整した結果、女性グループのある村の小学校で行うことになりました。

 

普段は郡の中心地から村まで30分の道のりもこの日は1時間以上。雨で道が所どころ冠水しており、路面が見えないので運転が慎重になります。

 

1時間以上遅れて会場に到着、受益者女性全員50人が揃って教室で待ってくれていました。

 

 

獣医のDr. Syedは到着するやいなやすぐに、ヤギの飼育についての研修を開始しました。

餌のこと、小屋のこと、病気の症状と対処の仕方など、写真を見せながら、わかりやすく説明していきます。途中で質疑応答や、口頭クイズなども織り交ぜながら1時間が過ぎました。

 

 

一方で、雨のなか2台のトラックが校庭に到着。

 

 

トラックの中からはしっかりと雨から守れて運ばれてきたヤギ達が!

 

 

研修中の2階の教室の下にちょうど良いスペースがあり、そこでヤギ達はエサを食べながら待機。

 

 

研修後には地元議会の議長さんも出席してささやかな引き渡し式を行いました。

稲田からも受益者の皆さんに、日本の市民の皆さんからの寄付による支援であること、ヤギはもらいっぱなしではなく、メスヤギが産まれたら1頭は次の受益者に渡すことを説明しました。

 

(右端は議長さん、稲田の左は女性グループのリーダーのAnjumanさん)

 

そしていよいよ、ヤギを一人一人に渡します。

まずは受益者リストに従って、本人確認をして、ヤギ小屋用の錠とチェーン、そして番号札を渡します。これは2階の研修会場でおこないました。

 

(リーダーのAnjumanさんが確認をして、本人からの受取サインをもらっています。番号札39ですね)

 

そして番号札を受け取った人から1階に行き、同じ番号のヤギを受け取ります。

(39番のヤギ、見えますか?!)

 

お子さんや夫など、ご家族が迎えにくることも。

ちょっと写真の表情ではわかりにくいかもしれませんが、ヤギを受け取って皆さん笑顔でした!

 

 

 

今回のチームメンバーは前回からお馴染みのウキヤ郡役場の農村開発担当のKhorshedulさん、獣医のSyedさん、通訳のShahirulさん、運転手のAbsurさん、そして新たに弊社アイ・シー・ネットのバングラ事務所のスタッフのTurjaさんが加わりました。

 

研修中に、同時並行でヤギを降ろしたり、予防注射をしたヤギに番号札を付けたり、番号を叫びながらヤギを手渡したり、ものすごいチームワークで進めていきました。

行きの渋滞の車の中で、作戦会議をして役割分担をしていたために、稲田は1階と2階の間をシャトルランする必要はほとんどありませんでした。

 

唯一残念なのは、忙しすぎて途中からの写真の記録が乏しくなってしまったことです。気がついたらチーム写真さえありません…

 

豪雨の中で、3時間滞在ですべてを完了しました。

スタッフのTurjaさんが、ヤギを降ろす時と女性たちが帰る頃は、雨が小降りになってことを教えてくれました。

帰路、道路の一部が川のようになっているのを目の当たりにして、もう少し遅かったらヤギが無事に到着してただろうかと背筋がぞっとしました。

会場が村内だったことも雨の中の参加者のアクセスが考えると結果オーライでした。

 

そんな「チームメンバー」と雨の影響が少なかったという「幸運」に恵まれた1日でした。

 

さて、これで研修とメスヤギ配布というメインの活動を終えることはできましたが、まだオスヤギを渡していませんし、悪天候の短期間滞在のため、ヤギを受けった女性たちのお宅訪問もかないませんでした。

大雨のおさまる8月下旬から9月頃に改めて訪問できればと思っています。

 

ご支援してくださった皆さんの思いを、直接女性たちに伝えることができました。これから50人の女性たちが大切にヤギを育ててくれることを期待します。

そしてまだしばらく続くであろう大雨の被害なく過ごせることを願います。

 

次回の訪問では、元気なヤギと笑顔の女性たちに再会できるのが楽しみです。

 

稲田

 

 

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