戦没学生の音楽作品よ、甦れ!いま戦争の記憶を語り継ぐ

戦没学生の音楽作品よ、甦れ!いま戦争の記憶を語り継ぐ

寄付総額

2,112,000

目標金額 1,500,000円

寄付者
127人
募集終了日
2020年6月12日

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2022年02月01日 17:00

「戦没学生のメッセージ」CD第2集の制作、そして…「明日へ」

◆「里帰りコンサートin旧奏楽堂」のCD化

 

 大変ご無沙汰しております。「戦没学生のメッセージ」プロジェクトの大石泰です。2017年にスタートしたこのプロジェクトも、丸5年が過ぎようとしています。その間、皆さまからはいつも変わらぬご理解とご支援を賜り、本当にありがとうございます。今後の展開については今検討していますが、まずは昨年夏に開催した「里帰りコンサートin旧奏楽堂」を、2枚組のCDとして世に出すことにいたしました。CDのリリースは、今のところ4月中を予定しています。

 

 本プロジェクトでは、2017年の最初のコンサートも「戦没学生のメッセージ~戦争に散った若き音楽学徒たち」(ディスク クラシカ ジャパン DCJA-21039)としてCD化しています。「里帰りコンサート」で演奏された曲の中には、すでにそこに収録されているものもありますが、演奏者や編成が異なっているので、同じものはありません。さらに今回は戦没学生の作品だけでなく、戦争を生き延びて戦後作曲家として大成した中田喜直さん他、学友たちの学生時代の作品も含まれますので、その点でも興味深いものと言えるでしょう。

 

東京音楽学校全生徒と教職員(昭和18年撮影)東京藝術大学大学史史料室所蔵

 

 上の写真をご覧ください。この写真は昭和18年9月に撮影されたものと思われますが、当時東京音楽学校に在籍していた生徒が、学年・専攻を問わず全員集合しています。従ってここには、葛原守さん、草川宏さん、鬼頭恭一さん、村野弘二さんの4人の戦没学生はもちろん、彼らの学友であった中田喜直さん、畑中良輔さん、大中恩さん、團伊玖磨さんも写っているはずです(顔が小さいので確かなことは言えませんが、私は一応それらしい人物を特定しています)。

 

 後方の生徒たちは表情も不鮮明で見つけにくいかもしれませんが、皆さんも興味がありましたら、探してみてはいかがでしょうか。ヒントは「上級生は比較的前方にいて、同じ専攻の仲間は比較的固まっている」です。ただし中には例外もあります。CDのリリースは4月中を予定していますので、出来上がりましたら是非お聴きになってみてください。

 

◆コンサート「明日へ」のお知らせ

 

 さて、話はガラッと変わります。本プロジェクトと直接の関りはないのですが、この3月14日(月)に藝大奏楽堂で「明日へ」と題された、とてもユニークなコンサートが開催されます。これは邦楽科の武田孝史先生(宝生流能楽師)と演奏藝術センターの八反田弘先生(プロデューサー)のお二人の「退任記念演奏会」です。そもそも二人の先生が一緒に退任記念演奏会を催すことが珍しいのですが、お二人が企画したその内容が特筆すべきものなのです。

 

 そこで上演されるのは、武田先生の創作能舞《希望》とベートーヴェンの宗教音楽の傑作《ミサ・ソレムニス》です。しかもその《ミサ・ソレムニス》をピリオド楽器(古楽器)で演奏し、なおかつそこに武田先生の能舞を加えるという、かつてない斬新な企画です。そしてこのコンサートは、単に教員の「退任記念演奏会」にはとどまらず、発生から2年が経過しても、なお終息が見えないコロナ禍に疲弊した人々への「祈り」と「励まし」の気持ちが込められています。コンサートのチラシを掲載しておきますので、関心のある方は是非お聴きいただければと思います。

 

 

◆ご支援のお願い

 

 このコンサートのことを「戦没学生のメッセージ」プロジェクトの新着情報の場を借りてお知らせしたのには、二つ理由があります。一つはコンサートそのものが2度と見られないような貴重な機会であり、純粋にそのことを多くの方に知っていただきたいと考えたこと。そしてもう一つが、大変厚かましいことながら、皆さまにご支援をお願いできないかと思ったことです。

 

 ベートーヴェンの《ミサ・ソレムニス》の上演には、4人のソリストと大コーラス、そしてオーケストラが必要であり、通常のコンサートより多くの経費がかかります。もちろん学校からいくばくかの予算は出るのですが、それだけではどうしても不足するのです。そこで演奏藝術センターでは、この演奏会の開催費用を集めるために、クラウドファンディングを始めました。私は同僚として八反田先生には大変お世話になりましたし、過去にクラウドファンディングの経験もあるので、ご恩返しの意味合いも込めてお手伝いを買って出た次第です。

 

 詳しいことは下記のプロジェクトページをご覧いただければと思いますが、クラウドファンディングに10,000円以上のご支援をいただくと、ギフトとして「明日へ」のコンサートのチケットが手に入ります。ご支援をご検討いただければ、これほどありがたいことはありません。どうぞよろしくお願い申し上げます。

東京藝術大学名誉教授 大石 泰

 

 

ギフト

3,000


「戦没学生のメッセージ」プロジェクト応援コース

「戦没学生のメッセージ」プロジェクト応援コース

お礼状、クリアファイル

申込数
34
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

10,000


「里帰りコンサートin旧奏楽堂」応援コース①(コンサート不参加)

「里帰りコンサートin旧奏楽堂」応援コース①(コンサート不参加)

お礼状、クリアファイル
コンサートプログラムにお名前記載(希望者のみ)
当日のコンサートプログラム

申込数
20
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月

3,000


「戦没学生のメッセージ」プロジェクト応援コース

「戦没学生のメッセージ」プロジェクト応援コース

お礼状、クリアファイル

申込数
34
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年6月

10,000


「里帰りコンサートin旧奏楽堂」応援コース①(コンサート不参加)

「里帰りコンサートin旧奏楽堂」応援コース①(コンサート不参加)

お礼状、クリアファイル
コンサートプログラムにお名前記載(希望者のみ)
当日のコンサートプログラム

申込数
20
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年8月
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