
支援総額
目標金額 4,000,000円
- 支援者
- 252人
- 募集終了日
- 2023年11月30日
水の重さと日常の律動。
本プロジェクトをご支援いただき、本当にありがとうございます!クラウドファンディングも残り9日となりました!!
昨日は取材を申し込んでいた大三島(おおみしま:愛媛県今治市)の大山祇神社(おおやまずみじんじゃ)へ。海上交通の要所として、多くの宝具が献上された神聖な場所であり、古の基幹交通路としての瀬戸内、それにまつわる歴史を知ることができる場所です。
では、原隊長の手記をお送りします!
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11月13日、向島(むかいじま:広島県尾道市)を出発。今年1番の寒気が抜けて穏やかな秋晴れの中、ここから1日だけ、きままな一人旅。因島から細島を抜けて立ち寄ったのは宿禰島(すくねじま:広島県三原市)。しまなみに浮かぶ草木に覆われた無人島ですが、今から60年前、世界中の人々がこの島をスクリーン越しに観た事実をご存知でしょうか。この島は新藤兼人監督の名作、裸の島(1960年)の撮影地として映画ファンから認知されています。
経営危機にあった近代映画協会の解散記念作品として、キャスト4人・スタッフ11人で瀬戸内海にある宿禰島でロケを敢行。撮影期間1か月、500万円の低予算で製作された。
作品はモスクワ国際映画祭グランプリを始め、数々の国際映画祭で受賞、世界60カ国以上で上映された。興行的にも成功し、近代映画協会は解散を免れた。 -wiki
両親と2人兄弟の4人家族が、真水のない離島で自給自足の生活を営む様子を描いた作品です。しかし95分の中で、明確な台詞と呼べるものはなく、本土で汲んだ水をバケツで運び、土地を耕し、麦を刈り、小舟の艪を漕ぐ、その所作の繰り返しの中の人物の表情が何かを伝えようとしてきます。舞台の礎となっている昭和30年代の瀬戸内の多島海の風景が記録されていて、私の中にも強く印象に残っている作品です。現在は島の土地すべてが自治体としての三原市に寄付されたようです。
大三島の多々羅大橋のふもとで1泊。次に目指したのは船折瀬戸(ふなおれせと)の能島(のしま:)。日本遺産として登録された能島村上氏の本拠地があったとされる島です。
船折瀬戸の名の通り、動力のある船舶でされ胴体を折られてしまうほどの激流を生み出す海峡です。毎年の横断における核心となる箇所ですが、例年の横断隊は限られた時間の中で目的地を目指す中、船折瀬戸の通過は、激流のような潮の流れを避けて、転流時に素早く漕ぎ抜けるだけでした。
今回は時間がとれるので、かつての水軍のように1日その流れを見続けてみたいと思っていました。もちろん激流時に入ることは出来ませんが、今回は大三島と伯方島の間を流れる鼻繰瀬戸(はなぐりせと)からのアプローチです。船折瀬戸ほどではないと言えども潮流の激しい箇所、逆潮を漕ぎ上がりながら船折瀬戸へと漕ぎ入りました。

潮止まりの転流時、ほとんど流れのない能島に近づいて上陸地点を探しましたが満潮のため適した浜がなく、すぐ隣の鵜島に上陸。水軍の見張り場だったという高台に上り潮の観察をすることに。見る間に潮は転流し、暴れる川のような姿に変わっていきました。
圧倒的な潮のパワーは当然手漕ぎでは太刀打ちできませんし、かつて海を知り尽くした水軍衆が防衛のためにここを根城として選択した理由もよく分かります。
ここまで潮が流れると島を離れることも出来ないので鵜島を散策。畑作業をしていた織田さんという年配の男性と、話し込むことに。織田さんの話を聴くところ、鵜島には「織田」と「福羅」という姓の方しかいないのだそう。織田さんは織田信長の末裔、福羅さんはかつては村上姓で海賊禁止令で追われる身元を隠すために姓を変えたのだとか。相反する家柄を持つ一族が共に暮らしてきた島であるそうです。人口はもう15人を切っているそうですが、アヒルがガアガアと迎えてくれたり、船着場には地元の方が切り盛りするカフェがあったりと、明るい雰囲気です。
転流までの時間をゆったり過ごし対岸の大島(おおしま:愛媛県今治市)の宮窪へ。ここも漁業集落としては有名で漁港にはぎっしりと漁船が埋まっています。大島では、毎年通りがかったときにはいつもサポートをしてくれる石工アーティスト、宮内さん(通称クマクマさん)にお世話になりました。
瀬戸内海の中でも最も硬いといわれる大島石のことや採石場なども実際に案内していただき瀬戸内海の採石事情と、職人が蓄積してきた奥深い技術について理解が深まりました。宮窪の漁民の方からも話を聞きたかったのですが、なかなかタイミングが合わず出発、改めて再訪する予定です。
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残り9日を切りました!All or Nothing形式、是非とも最後まで応援いただければ嬉しいです。よろしくお願いします!
リターン
5,000円+システム利用料

クルーメンバーコース
●お礼のメール
●瀬戸内カヤック横断隊クルーメルマガの配信(希望制)
2023年末まで行われる瀬戸内カヤック横断隊の旅のメルマガを配信します。週一回の配信でリアルな海旅の様子をお届けします。
●瀬戸内の残したい風景ポストカードセット
●プロジェクトクルーカード
今回のプロジェクトにご賛同いただいた証として、クルーカードを作成してお渡しします。
- 申込数
- 21
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年3月
10,000円+システム利用料

書籍コース
●書籍(2025年発行予定)
※瀬戸内の過去と未来を形にし、皆様のもとへお届けします。
●書籍にお名前掲載(希望制)
●お礼のメール
●瀬戸内カヤック横断隊クルーメルマガの配信(希望制)
2023年末まで行われる瀬戸内カヤック横断隊の旅のメルマガを配信します。週一回の配信でリアルな海旅の様子をお届けします。
●公式HPにお名前を掲載(希望制)
●瀬戸内の残したい風景ポストカードセット
●プロジェクトクルーカード
今回のプロジェクトにご賛同いただいた証として、クルーカードを作成してお渡しします。
- 申込数
- 94
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月
5,000円+システム利用料

クルーメンバーコース
●お礼のメール
●瀬戸内カヤック横断隊クルーメルマガの配信(希望制)
2023年末まで行われる瀬戸内カヤック横断隊の旅のメルマガを配信します。週一回の配信でリアルな海旅の様子をお届けします。
●瀬戸内の残したい風景ポストカードセット
●プロジェクトクルーカード
今回のプロジェクトにご賛同いただいた証として、クルーカードを作成してお渡しします。
- 申込数
- 21
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年3月
10,000円+システム利用料

書籍コース
●書籍(2025年発行予定)
※瀬戸内の過去と未来を形にし、皆様のもとへお届けします。
●書籍にお名前掲載(希望制)
●お礼のメール
●瀬戸内カヤック横断隊クルーメルマガの配信(希望制)
2023年末まで行われる瀬戸内カヤック横断隊の旅のメルマガを配信します。週一回の配信でリアルな海旅の様子をお届けします。
●公式HPにお名前を掲載(希望制)
●瀬戸内の残したい風景ポストカードセット
●プロジェクトクルーカード
今回のプロジェクトにご賛同いただいた証として、クルーカードを作成してお渡しします。
- 申込数
- 94
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年12月

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