親子猫を保護しました

 

ある大きな建設会社の駐車場。大きなトラックが何台も行き来します。

「夜になるとサビ猫が仔猫を連れている。」と連絡がありました。動画を見ましたが母猫が人が投げたパンをもらい仔猫の所へ走り分け与えていました。

シャディさんはこの母猫を知っていました。

右目が欠損している特徴のあるサビ猫です。

やはり去年も仔猫を生み、その仔猫が猫嫌いの住人に石などを投げられ殺されてしまったそうです。

シャディさんはこの母猫を捕獲しようとしましたが捕まらなかったそうです。

 

この動画を見た時、また仔猫が殺されてしまうと思い親子猫を捕獲しました。

母猫も仔猫も人を警戒しますがお腹が空いていたので何とか4時間で捕獲出来ました。

 

シャディさんは親子猫を見ると「涙が出る。」と言います。「母猫が必死に仔猫を守っているから」と言います。

ハウスは親子猫を優先に保護しますので圧倒的にメス猫が多いです。

シャディさんは29年前、幼い姉弟2人を連れ来日しました。今のご主人とは日本で知り合いました。シャディさんは背負い切れなくなった苦悩を抱え教会へ通ったと言います。

幼い姉弟を異国で1人、必死に守っていたシャディさん。昔のご自身と親子猫が重なるのでしょう。

 

この母猫、もちろん避妊手術します。あとは現場へは戻さずハウスで過ごしますよ。