中学生が撮影している映画を『映画祭に出品』したい!!
支援総額
目標金額 700,000円
- 支援者
- 9人
- 募集終了日
- 2015年11月24日
札幌映像機材博物館の継続運営の為のお願い
#映画・映像
- 総計
- 2人
宮沢賢治の童話「注文の多い料理店」の自主制作アニメをつくりたい
#絵画・イラスト
- 現在
- 0円
- 支援者
- 0人
- 残り
- 2日
里山と共に生きるJIKE STUDIO|奇跡の田園風景、柿畑を守れ
#地域文化
- 現在
- 11,580,000円
- 支援者
- 301人
- 残り
- 17日
新ビワコオオナマズ水槽誕生にご支援を!|琵琶湖博物館【第2弾】
#観光
- 現在
- 9,391,702円
- 寄付者
- 526人
- 残り
- 20日
つやま自然のふしぎ館|全剥製を写真集にして唯一無二の場所を残したい
#地域文化
- 現在
- 4,096,000円
- 支援者
- 194人
- 残り
- 19日
緊急:パレスチナの劇場・映画館アルカサバシアターの存続危機を救おう
#国際協力
- 現在
- 4,022,000円
- 支援者
- 238人
- 残り
- 25日
100年つづく小劇場|京都で生まれた舞台芸術の灯火を次世代へ
#まちづくり
- 現在
- 1,780,000円
- 寄付者
- 115人
- 残り
- 21日
プロジェクト本文
かつて足尾銅山で栄えた栃木県日光市足尾町。
この町の魅力を「中学生」映画監督がひとつの映画にして届けます。
はじめまして。アーティストとして活動している皆川俊平と申します。
栃木県日光市足尾の町はかつて足尾銅山で栄えたものの、銅山の閉山により、現在は極度な人口減少・少子高齢化に悩まされています。
しかし、僕が町で出会う子供たちは「大人は『寂れた』って言うけど、私たち(子供)だけが知っている魅力はいっぱいある」と言っています。
考えてみれば、町の子供たちにとっては今の町の様子が「普通」で、それを寂れたと言ってはいけないのかもしれません。
この度、発見した町の魅力を伝えるべく、足尾町に住む中学3年生の佐藤るな、中学2年生の荻原りう・星かえでの3名が監督・脚本を手がけ、町の大人を巻き込みながら映画制作をスタートさせました。2016年4月1日に暫定版の完成・上映を目指しています。
カメラなどの機材はほとんどゼロの状態から、編集用のPCも何とか調達、また専門知識のある映像作家をアドバイザーとして制作チームに迎え入れましたが、しかし十分な予算がありません。
現在の予算では難しいシーンの追加撮影、作曲・録音や技術的に中学生が行うのが厳しい音声チェック・整音作業を行う専門技術者への費用を、どうかご支援いただけないでしょうか?
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◆ 映画のタイトルは『化猫』
撮影候補地を下見する監督の佐藤るな(右)と皆川(左)
(Photo:Yukikoh Okura)
ちょっとおどろおどろしいタイトルかもしれません。去年の冬から映画の題材を話し合い、ホラー映画にする、中学生らしい爽やかな雰囲気にする... などのアイデアが挙がりましたが「小学校の頃先生から聞いたんだけど、足尾って【南総里見八犬伝(滝沢馬琴)】の舞台だったの?」という声が。
調べてみれば、足尾の奥地にある庚申山(こうしんざん)は【里見八犬伝】のうち 『化猫』のエピソードの舞台となった場所でした。
紅葉の名所でもある庚申山。奇岩絶景の「お山巡り」ルートは『化猫』のエピソードの舞台となった場所です。(Photo:Shumpei Minagawa)
◆ 映画のあらすじ -『本当の町の姿』
映画の構造はやや実験的。架空の物語と現在の町の様子などのドキュメントが交錯し、次第にその境界がなくなっていきます。
町の金魚屋の女店主は、集まる子供たちに【里見八犬伝】のエピソードを話します。化猫は退治されたんじゃなくて、きっと山のどこかで眠っているだけ…女店主のその言葉がきっかけとなり『化猫』探しが始まります。
小さな『捨て猫』は森の中で不思議な友達と出会い、『野良猫』は人の目に触れず路地を踊るように駆け抜け、『飼い猫』は家の中でただひたすらゲームに熱中しています。
夏が終わり、金魚屋の女店主は別の町へといなくなってしまいました。
いつも集まっていた金魚屋は閑散とし、子供たちは取り残されてしまいます。しかしそれからが『本当の町の時間(姿)』の始まりでした。
映画『化猫』のイメージボードより(星かえで)
<映画『化け猫』制作メンバー>
監督|荻原りう / 佐藤るな
脚本|荻原りう / 星かえで
出演|荻原はな / 神山けいと / 伊藤さえ / ほか
美術|シンブンシャ・プロジェクト / 江崎太郎 / 岩崎広大
作曲|BIRZ / 佐藤貴弘
監修|岡田翔
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◆ 子供たちが町の魅力を発見し発信する「シンブンシャ・プロジェクト」
2009年〜2010年の冬、当時まだ小学3〜4年生だった足尾町の子供たち自らが企画し、そのアイデアの実現をアーティストや町の大人が技術的にサポートしながらシンブンシャ・プロジェクトは始まりました。
空き店舗を活動拠点とし てみんなで一緒にリノベーション(改造?)を行い、その後は町を巻き込んでさまざまな活動を行っています。
現在は、今回の映画制作でも中心となる中学3年生のるなをリーダーに、2年生のりう・かえでがサブリーダーとなって活動しています。
僕はシンブンシャ・プロジェクトをサポートしつつ、ときどき学校の宿題のお手伝いもしたり...など、彼らがつくり出すものを見守ってきました。
上左|コラボレーションをしたアーティストからのメッセージが鏡に。
上右|拠点となる元新聞配達店の前で。この場所が活動名の由来。
下左|今年の夏休みも映画の話し合いやいろいろな制作で忙しかった…
下右|シンブンシャの拠点の中には、植物ラボも。
◆ 映画制作を始めたいきさつ
「みんなが好きな時に観られるもの(映画)をつくりたい」
りうは「これまでやってきたカフェ*1とか屋台*2、コンサート*3 みたいなイベントだと、来てくれた人には伝わるけど、来られなかった人にはなかなか伝わらない。だから映画みたいに、みんなが好きな時に観られるものをつくりたい」と言いました。
これまでの活動のテーマも自分たちが知る町の魅力を発信することでしたが、活動をより多くの人に味わってもらうにはどうしたらいいか、もっと多くの人に発信するには…あわよくばちょっと大きな映画祭に出品できたら…そんな思いを抱きつつ、映画の制作が動き始めました。
*1…カフェは2010年~2013年、毎夏に実施。
*2…染物やロウソクづくりなどのワークショップ屋台を地域の祭りに出店
*3…2014年にアーティスト:YORIKOとコラボレーションし、民謡・和太鼓・HIPHOPダンス、ジャズバンドなどフリージャンルのコンサートイベントを行った。
2015年3月シンブンシャ・プロジェクトの会議メモ(星かえで)
かえでを監督に制作した映像作品『みどりのテロリズム』。花の種を入れた泥だんごをゲリラ的に町なかに置いていくドキュメントを撮影。(2012年)
カフェは拠点となる元新聞配達店で行ったほか、出張カフェとして他地域のイベントにも出店。(2013年 / Photo:Shumpei Minagawa)
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◆ 支援金のつかいみち
この映画制作にあたって、2015年度の予算として、公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団(AAF:アサヒアートフェスティバル)からの助成金、栃木県日光市の補助金を活用しています。
今回、みなさまからいただいた支援金は追加予算として計上し、以下の目的に使用いたします。
① 作曲・録音・整音費
(技術者への謝金、スタジオレンタル、機材レンタル)
② 現在の予算では難しいシーンの追加撮影
(撮影ロケ、セットの構築など)
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ 引換券について ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
ご支援いただいたみなさまには下記の引換券をお送りいたします。
A. 監督 / 脚本メンバー 3名からのサンクスメール
B. 映画エンドロールにお名前の掲載
C. 映画の小道具として制作、使用した「化猫のお面」
D. 試写イベントへのご招待 ※
E. 完成した映画(WEB上での限定公開→視聴URL、keyをお知らせ)
F. 未公開シーン収録の特別映像データダウンロード
G. 映画上映権(上映会等を実施の際は制作スタッフが出張します!)
※試写イベントは2016年4月1日に、栃木県日光市足尾町で行います(予定、変更可能性あり)。宿泊費込み、わたらせ渓谷鐵道乗車分の交通費は、私たちの方でご負担いたします。詳細はプロジェクト成立後、支援者さまにご連絡させていただきますが、ご不明点などありましたら、お気軽にメッセージなどでご連絡ください。
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◆ 中学生が映画をつくれるのか?
町を変えることは町を『化かす』こと。
本当に中学生が映画を撮れるのか疑問に思うかもしれませんが、メンバーそれぞれに、るなは小学6年から写真作家・美術作家としての活動を、りうはデザイン、かえではイラスト・漫画、そしてその他の中学生や小学生もダンスが得意だったり歌がうまかったり、個性や才能の豊かなメンバーがいます。それは「子供だからかわいい」や「子供なのにすごい」という意味ではなく、中学生の器には収まりきらない実力を持っていると思います。
それが足尾という町の子供たちの『本当の姿』なのです。
今回の映画の制作では、そんな足尾の「若い」才能が集結します。本当の意味で町の未来のことを考えると、成長し実力を備えた彼らこそが地域を変える主役となるでしょう。
上|佐藤るな「untitled」(写真 / 2012年)
下|佐藤るな「金魚の見た夢」(写真、水、ビニール、ほか / 2014年)
私自身、これまでアーティストとして地域に関わってきましたが、いまの町をどのように変えるかではなく、未来の町をつくることのできる才能を地域の中でどのように発掘していくかが重要であると考えています。
町を変えることは町を『化かす』こと。
まだ具体的に一般公開を行う予定も決まっていませんし、この映画が完成した後のプロモーションもまだまだこれから。僕を始め、子供たちの制作を支援する周囲の大人が動いていかなければなりません。
シンブンシャ・プロジェクトの映画『化猫』へ、ぜひみなさまからもご支援を、中学生である制作スタッフに代わり、お願い申し上げます。
◆ シンブンシャ・プロジェクト:総合サポーター
皆川俊平 / 美術作家
東京芸術大学大学院美術研究科博士
後期課程修了(博士号取得)
東京芸術大学非常勤講師 (油画専攻)
桜美林大学非常勤講師(現代美術論)
中学生などからは、ごく普通に「皆
川くん」と呼ばれています。
(Photo:Yukikoh Okura)
シンブンシャ・プロジェクト|http://shimbun-sha.tumblr.com
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プロフィール
栃木県日光市足尾町の中学生が、当時小学3〜4年生だった2010年から活動を継続しているコミュ二ティ・プロジェクトです。
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リターン
3,000円
A. 監督+脚本の3名からのサンクスメール
B. 映画エンドロールにお名前の掲載
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
A. 監督+脚本の3名からのサンクスメール
B. 映画エンドロールにお名前の掲載
C. 小道具として制作、使用した「化猫のお面」を
プレゼント(みんなの手作りです!)
- 申込数
- 2
- 在庫数
- 98
3,000円
A. 監督+脚本の3名からのサンクスメール
B. 映画エンドロールにお名前の掲載
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
10,000円
A. 監督+脚本の3名からのサンクスメール
B. 映画エンドロールにお名前の掲載
C. 小道具として制作、使用した「化猫のお面」を
プレゼント(みんなの手作りです!)
- 申込数
- 2
- 在庫数
- 98
プロフィール
栃木県日光市足尾町の中学生が、当時小学3〜4年生だった2010年から活動を継続しているコミュ二ティ・プロジェクトです。