【地域と共に歩む文化拠点】全国の小劇場の「再開」にご支援を

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目標金額 10,000,000円

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2020年7月31日

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2020年06月12日 13:00

【劇場の声①】インディペンデントシアター (Part 1)

全国小劇場ネットワークに参加している劇場が、現在の活動をレポートします。

 

 

【劇場の声①】インディペンデントシアター (Part 1)


こんにちは、
大阪日本橋のin→dependent theatre(インディペンデントシアター)です。


初めましての方は、これからどうぞよろしくお願いいたします。いつか当劇場の客席でお会いできるのを楽しみにしています。

 

我々は、サイズと機能性の違うin→dependent theatre 1st(ファースト)、in→dependent theatre2nd(セカンド)という2劇場を運営しています。


名前の通り1番目のインディペンデントシアターは、2000年の2月に映像クリエイターの為の劇場(いわゆるミニシアター)として運営を開始し、その取り組みの最初期の段階で映像だけではなく、それらの作品に関わる事の多い小劇場の俳優やスタッフたちにも空間を開放しようと舵を切り、演劇などの舞台表現にも使えるようにすこしずつ劇場に設備や機材を整えて進化していきました。結果的には演劇人のヴァイタリティに押され、今は利用のほとんどが演劇公演です。そもそも映像クリエイターはネットと親和性が高くそちらに発表の場がシフトしたのと、創ることに興味が強いので、会場を借りての興行に意義を見出す人はどうしても少なかったのだと思います。


商店街の裏通りにひっそりとたたずむin→dependent theatre 1st(ファースト)は、80席ほどの客席数で駆け出しの劇団に最適化され、やりたいことがシンプルに表現できる自由度の高い空間をリーズナブルに提供してきました。古い倉庫だった空間のリノベーションなので、手の込んだこぎれいな空間ではありませんでしたが、使い続ける中で良い意味で創り手の手垢が染み込んだ自慢の場所になりました。

 

最初期の1st。大黒裏にスクリーンが常設され上映やトークイベントを多数開催。この空間が徐々に舞台向きに変化していった。

 

しかしながら、2017年末、建物オーナーが急に物件を手放す事となり。2018年末を持って閉館。別物件を探して再びリノベーションで後継劇場をと準備を進めましたが、最適な物件が見つからず、最終的に別の土地を新規取得し完全新築でリニューアルするというミラクルを達成しました。


劇場の運営体制についてはPart2でお話しする予定ですが、非採算部門である劇場をこのタイミングで閉めずに、新築で自社物件化したことは、これからも表現者への支援を継続していくという明確な意思表示であり、中の人間ながら会社の判断に胸を熱くしました・・・。


新築が決定し設計を進めていく中で、旧1stの雰囲気は残しつつ、初心者には使いやすく、玄人はさらにこだわった使い方ができるという意味で「ファースト(最初の)ステップなのにファースト(最上位)クラス」を新1stのコンセプトに掲げました。


こうして2019年6月に生まれ変わったin→dependent theatre 1st(ファースト:二代目)は、客席数が少し減り舞台が少し広くなり、舞台と客席の一体感はさらに増し、客席から舞台がより見やすくなったので大変好評を頂いており、まさにこれから!というタイミングの新型コロナウイルスに正直落胆は隠せませんが、ここからが本領発揮だと気合を入れなおしています。

 


新1stの外観。2Fへの外階段が大きな看板になっていて劇場の存在を主張しています!

 

もう一館のin→dependent theatre2nd(セカンド)は、1stで育ってきた創り手の次のステップを用意したいという考えのもと、旧1stと同じくもうワンサイズ大きい倉庫をリノベーションして2004年にオープンしました。140席(イベントなど客席優先であれば最大200席)、標準の舞台サイズが間口5間奥行4間の広い舞台面と客席最後部から搬入口まで25m以上という奥行きの深いひと続きの空間が、創り手の自由な発想を刺激する劇場です。1stに比べて舞台・客席ともに広くなったことで、首都圏や地域のカンパニーがツアーでやって来やすくなりました。実際2004年の杮落としシリーズでは、当時注目を集め始めていたポツドール(脚本・演出:三浦大輔)が参加し、以後も劇場の取り組みの一つとして、他地域の才能やカンパニーを大阪で紹介することを積極的に行っています。


昨年度、多くの演劇賞を受賞したDULL-COLORED POP「福島三部作」を2ndで上演できたこと(他の公演会場とは明らかにサイズが違い、空間だけを考えれば大阪でももっとやりやすい会場はあった)は、劇場とカンパニー・演出家がこれまで真剣勝負を積み重ねて培ってきた信頼関係の賜物だと思っています。


そういう仲間が日本全国に居る。劇場にとってこれほど心強い支持者はいません。全国小劇場ネットワークに参加する日本中の小劇場の存在も同様です。


そしてこの2ndも土地オーナーの賃貸借契約の関係で今年2020年8月に閉館します。8月の1か月間に予定しているクロージングシリーズをこのコロナ禍の中で無事に開催できるか?これが目下の最大の悩みです。

 

2ndでのリハーサルの様子。劇場で舞台効果も用いてじっくり作品を仕上げる利用プランも用意しています。


現2ndの今年閉館は、劇場オープン時から決まっていた事ですが、予期していなかった新1stの新築と新2ndの準備が重なり、充分な事前準備期間の無いまま2年連続で劇場を新築オープンさせるという、イカれたミッションに取り組んでいます。さらに新型コロナウイルスまでやってくるとは、僕の厄年はよっぽど強烈なようですww 前世で何か悪さしたかな?

 

新2ndは新型コロナの影響を含め、諸般の事情で進行が予定より遅れていますが、まもなく着工し2021年初夏には移転新築オープンを予定しています。

 

劇場としては、あくまで貸館事業が中心ではありますが、劇場を単に創り手(劇団)に貸し出し、作品を上演してもらうだけの場所ではなく、劇場も創り手の一人として、共に作品や公演を支えていく存在でありたいというのが当劇場のポリシーです。


日々の劇場運営はもちろん、劇場自身が企画製作する劇場プロデュース作品(現在は独立運営し全国展開している一人芝居フェス「INDEPENDENT」は劇場プロデュース作品の第一弾でした。)や、演劇初心者でも劇場を使い易いパッケージ「火曜日のゲキジョウ」(30分の短編を2団体が毎週火曜日に交互上演する企画。企画専属の舞台監督・音響・照明・制作スタッフがリーズナブルな参加費に全てコミコミという神企画。)、新しい観客との出会いや自らの力を試したいと考える地域の劇団の大阪公演支援や、次のステップを模索する在阪カンパニーの長期公演支援など、その時々に合わせた形で、我々の考える劇場のあるべき姿を模索し続けています。

 

劇場プロデュース#2、劇場(旧1st)がまるごとカフェになりその中で芝居を上演する企画(2002年9月)。カフェ公演が流行りだす遥か前の試み。究極に三密ですねww

 

民間劇場のご多分に漏れず、マンパワーが足りていないことが運営上の悩みですが、その分リーズナブルに劇場を提供すること、常に創り手と同じ目線、そして近い距離間で公演や作品と関わることを大切にしています。実現できるかどうかはともかく、常に気軽に相談できる身近な劇場でありたいと思っています。劇場の企画や施策の中には、利用者の提案や要望を発展させ、他の利用者にも活用できるようにアレンジしたものが沢山あります。なんでも相談できる気さくな先輩のような劇場が、我々が理想としている劇場の姿のひとつです。

 

そうして創り手と近い距離感、信頼関係を築くことに注力して20年劇場を運営してきました。創り手や劇場を訪れて下さるお客さまとの関係性には自信を持っています。

 

ですが同じレベルで、社会や地域との繋がりを作って来れたかというと正直そこまでの自信はありません。旧1stは、市営住宅の真向かいでしたから、どうしても街にお邪魔している感があり、生活にご迷惑をかけないようにという意識が強く、良好な関係を保つのが最優先で、濃密な関係を築くという所までは至ることができませんでした。移転した新1stは住宅地には隣接しないのですが、公園と住宅地へと向かう道に面しており、ソワレの開場中には家路へ向かう方々と沢山出会います。突如現れた劇場に興味を持ってお声をかけて頂く事も格段に多く、ここから新しい関係を築いていけそうな予感の中に新型コロナがやってきました…。

 

>>Part 2はこちら


インディペンデントシアター劇場プロデューサー:相内唯史

 

(次回後半は、劇場の運営体制や劇場のコンセプトと街との関係、そして今新型コロナの中で思う事をお伝えいたします。)

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